21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

原発事故は戦争と同じ

2011-04-27 09:12:38 | 政治にモノ申す
 今朝の朝日で25年前のチェルノブイリの事故体験の記事を掲載していたが、その中で「原発事故は戦争。放射能という見えない敵との戦い」と研究者が語っていた。本当にその通りだと思う。福島ではまぎれもなく戦争が行われているのだ。

 しかし、政府はこの戦争で本当に国民の命を守っているのだろうか。この先何十年も続くであろう核との戦いの実態を隠し、場当たりの避難でごまかすだけで、被災者に生殺しのような日々を強要している。こんなことが許されていいのだろうか。

 捨てられる野菜、餓死する家畜、政治家は何を思うのか。まさか、時間が解決するなどと思っているわけでもあるまい。今、あなたがたに必要なのは戦争の実態を明らかにし、被災者はもちろん、国民の命を真剣に守る手立てを考えることではないのか。

 この戦争を回避するには原発を無くしかない。決して短絡した答えではない。福島で起こった現実が、語っているではないか。
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意味ないメーデー中止

2011-04-26 08:47:09 | 雑記帳
 神奈川県をはじめ全国でメーデーの中止や祭典自粛が相次いでいる。それにしても、中止という発想は、理解に苦しむ。被災地ならまだしも、何故、ほかの地域で中止しなければならないのか。むしろ、脱原発や被災地支援を訴える絶好の機会として、盛り上げるべきなのではないのか。

 繰り上げ開催をする薄っぺらな労働者意識がなせる技といえばそれまでだが、メーデーに特に気概も感慨もなくお祭り気分で集まる労働者や幹部がいかに多いかということだろう。そんな連中の遠慮や気遣いなど震災復興へ何の足しにもならない。

 

 
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市議選で北電に逆風なし

2011-04-25 09:15:37 | 政治にモノ申す
 昨日、北海道では25市で市議選が行われたが、そのうち8市に北電社員(元含む)が立候補しており、原発事故が結果にどう影響するかに密かに注目していた。結果は全員当選で、函館19位(定数30)、旭川20位(36)、室蘭19位(22)、釧路15位(28)、帯広23位(32)、苫小牧8位(30)、滝川1位(18)、伊達7位(17)だった。滝川のトップ当選、下位当選では室蘭の19位、帯広の23位あたりが目をひくが、後は無難な結果で、原発事故はあまり関係なかった。もっとも、そもそもが北電労という組織内候補であり、社員とその家族という組織票に支えられているだけに、なかなか落選はしないようだが、それにしても滝川のトップはないだろう。その点、農業王国帯広などは敏感なようで下位に甘んじたのはやはり原発に対する住民の危機感の表れといえるだろう。


 ちなみに、昨日書いた秘書時代の同僚はダントツの最下位だった。誰だよ当選するっていってたのは、ほんと落ち込んだじゃないか。当選したらいよいよ世も末だと思っていたので、まずはホッとした。

 
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ショックな市議選

2011-04-24 09:11:08 | 雑記帳
 統一地方選後半戦、私の住む街でも今日市議選の投票が行われる。この街の市議選は初めての経験だが、震災の影響か、選挙カー騒音はあまり感じなかった。人に聞けば例年の半分以下だったという。これはこれでいい傾向だが、今回だけでなくこれを契機に新たな騒音被害のない新たな運動スタイルの提案をしてもらいたかったが、どうも一時の遠慮で終わりそうだ。

 あいにくの雨ではあるが、これから投票に行くつもり。それにしても、自分が関心を持っていないことに今さらながら驚いた。候補者の顔も名前も政策もまったくわからないのだ。それは、この街に越してきて初めての市議選だからということもあるが、それ以上に市政にまったく関心がないのだ。こんな経験は初めてだ。あらためて選挙公報を古新聞の山から引っ張り出して眺めていると、驚いたことに知り合いが立候補しているではないか。えっ、こいついつからこの街に住んでたの?いつ秘書を辞めたの?全然、しらなかった。
 そいつはかつて私が代議士秘書をしていた頃の同僚で、私の人生を狂わすきっかけを作ってくれた男であり、私が憎んでいる数少ない人間の一人である。はっきりいって、「政治はカネ」といってはばからないろくでなしである。

 間違ってもこいつには投票しないぞとムキになってみるが、なんだかむなしい。昔の知り合いに電話すると、どうやら当選するらしいとのことだ。なんだか、思わぬところで敗北感に浸ってしまった。忘れよう、昔のことは。今さら、恨んでもはじまらない。でも、落選するとちょっとうれしい。

 
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原発暴走の脅威は始まったばかり

2011-04-23 08:25:36 | 政治にモノ申す
 原発の落とし穴が日に日に深く、そして広がっていると感じているのは私だけだろうか。メディアに登場する専門家は福島がレベル7ならチェルノブイリはレベル10だなどと、チェルノブイリほど深刻な状況ではないと気休めを言うが、そんな比較はナンセンスだ。

 故郷を追われた人々が再び帰る日が来るのかさえ誰も確信が持てない現実をもっと真摯に受け止めるべきではないのか。これが原発の脅威なのだということを思い知るべきだ。いつまた放射能物質が放出されるのかさえ予断を許さない状況が延々と続いている。一度暴走した原発は、手に負えないという現実。その原発が日本各地にある怖さ。

 本当にこれでいいのか。点検、改善で果たして原発の脅威から逃れられるのだろうか。

 政府や政治家、報道機関の認識は甘すぎる。原発暴走の脅威は始まったばかりだ。一ヶ月後、福島の状況が好転している保証はどこにもない。避難住民の暮らし、産業はどうなっているのか。補償にしても、状況次第ではどんどん高くなっていくわけで、試算などまったくあてにならないのだ。もし、時間が経てば健康被害も起こる可能性は否定できない。

 
 
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