春天前の青葉賞、ダービートライアルのくせにあんま本番に直結しないが、レース自体は面白い。特に今年は、これといって抜けた存在もなく、穴気配濃厚だ。
注目はアオイショー、12月の新馬戦を勝って、いきなりチャレンジしたGⅠホープフルSがコンマ7秒差の7着。これをどう評価するかだが、素質馬の片りんがうかがえたとみていいのでは。勝ち馬ダノンザキッドが皐月賞で大敗したことから、レース評価がかなり下がっているが、同レース4着のタイトルホルダーが2着、同3着のヨーホーレイクが5着と健闘しており、実はレースのレベルは悲観するほど低くない。
その証拠に今年初戦となった3戦目の山吹賞をあっさり勝っている。勝ち時計も悪くない。月が違うとはいえ、人気の一角レッドヴェロシティが勝った同じ良馬場の中山2200の水仙賞より1秒9も早い。
血統的にの母父がシンボリクリスエスで府中の2400は合っている。馬名もレース名にぴったりで、ここは一発に期待したい。