乃木坂46と森七菜が人気なのは還暦過ぎの昭和おやじでもわかる。でもなんでそんなにNiZiUが人気があるのか、さっぱりわからん。みんな同じに見えるのだ。なんてったっけ、尻をフリフリする奴ら、そうKARAだったっけか、それと少女時代とか、みんな同じに見えるのだ。誰が誰だか区別がつかないのだ。
そういえば、昔、おやじたちが同じようなことを言ってたな。それと同じってことか。つまりは老いただけってことなのか。まあ、事実だからしゃあないわな。
でも、そんな昭和おやじが乃木坂や森七菜がいいってんだから、逆にすげえじゃん。乃木坂なんて1期メンバーが半分以上抜けたけど、未だにいいもんな。名前だって4期こそ3人くらいしかわからないけど、1、2、3期はほぼ言えるもんね。ひなちまが出た、教場Ⅱだってしっかりみたし(期待ほど露出しなくて、がっかり)。森七菜なんて、恋あた見て、顔は井上真央に似てるって思ったし、笑い方が菅野美穂みたいだって思ったし、存在感あるもんな。
かといって、自分がアイドルオタだったかというと、それほどディープじゃない。生まれてこの方、アイドル愛をふりかえると、最初はいしだあゆみ、小学校のころだから、あまり記憶にないがなんかいいなあって思ってたはず。次は高校時代で人並みに天地真理、小柳ルミ子、南沙織をなぞったが軽かった。重かったのは麻丘めぐみで、結構嵌った。
そして、なんといっても史上最強のアイドル、キャンディーズだ。歌も歌えてコントもできるアイドルにすっかり夢中になった。しかし、あっというまに解散して、アイドル愛は一瞬で冷めてしまった。それからというもの花の中三トリオにはまったくそそられなかったが、松田聖子が登場し、一瞬アイドル愛が首をもたげたが、実は単純に楽曲に惚れただけだった。それからキョンキョン、明菜といいキャラが登場したが、熱中するまではいたらなかった。
それからずいぶん時がたって、アイドル愛を再燃させてくれたのはAKB48だった。今思えばキャラに惹かれたのはノースリーブスだけで、やはり楽曲愛だった。昭和おやじの琴線にふれたヘビロテ、真夏のサウンズグッドはほんとうに良かった。総選挙の結果など、どうでもよかった。そして、こじはるの卒業であっというまに熱が冷めた。
そんな昭和おやじを知らないうちに虜にしてしまったのが乃木坂だ。最初にキャラで惹かれたのはまいやん、さゆりんご、ななみん、つまりは御三家。そう、きっかけは「うまズキッ」だった。歌ではなく、キャラが始まりだった。歌は後付けだったが、いい歌をいい感じでうたっていて、どんどん深みに嵌った。かずみん、いくちゃん、いこまちゃん、みなみ、飛鳥、ななせ、まいまい、中田花奈、ひなちま、能條、さゆにゃん、まりか、ちーちゃん、ひめたんなど可愛いタレントがいるわいるわ。しかも、ルックスの良さにとどまらない。それぞれが強烈な個性で楽しませてくれる。推しなんてまったく考えなくてよかった。トレード加入の松井怜奈もSKE、AKBにいる時より良かったし、2期も3期も1期に負けず劣らずキャラがユニークで輝いている。楽曲以外は秋元康に頼っていないのがいいし、劇場がないおかげでへんてこりんな支配人がしゃしゃり出ない運営もいい。AKBのコンサートに行きたいと思ったことなど一度もなかったが、乃木坂は一度くらいは見ておきたいと思う。このぶんでいくと、当分、昭和おやじのピュアすぎる乃木坂愛は続く。