21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

愚かなお坊ちゃんの暴走を止めろ!

2014-03-18 08:57:45 | 政治にモノ申す
 古賀誠氏が、安倍首相の先月の国会審議における集団的自衛権に関する憲法解釈めぐる最高責任者発言に、「愚かなお坊ちゃん」と皮肉をこめて批判した。自民党の元幹事長すら、安倍の暴走に危惧を抱くのだから、状況は深刻だ。

 現在の自公政権は国民の支持というより、民主党の自滅により転がり込んだタナボタ政権であることなど、どこ吹く風、まさにやりたい放題の安倍首相だが、それを放置する国民もどうかしている。

 民主党政権と自公返り咲き政権を比較すると、政権の置かれた状況がまるで違う。民主党政権は、沖縄基地問題など自ら招いた災厄もあったが、何より3・11が大きかった。津波による大災害だけでも大変なところに、原発事故というこの国が初めて体験する大事件が起こった。その対応ではっきりと明暗が分かれたといっていい。3・11当時の首相は菅直人だが、ピンチをチャンスに変えるだけの力がなかった。大変な時こそ首相のリーダーシップが求められ、大事を乗り越えた時に、歴史に名を残す首相となるのだが、あたふたするばかりで力強いメッセージもなければ、安心感を与える思いやりもなかった。これだけで、民主党は国民の支持の大半を自ら手放したといっていいだろう。その後は、やることなすこと裏目で挙句の果てに政策の方向転換ばかりが目につき、最後は政権放棄ともとれる解散で終わった。

 一方、タナボタで転がり込んだ自公返り咲き政権を取り巻く状況は順風満帆だった。あっさりと消費増税法案を成立させ、平和すぎて自ら靖国に赴き中韓を刺激するほど、困ったことが何も起こらない。何より、民主は崩壊、脅威と思われた維新も内輪もめ、政権の座を脅かす野党が自j滅したのだ。どうぞ好きにやってくださいといった状況が勝手にできてしまったのだ。

 しかし、愚かなお坊ちゃんの暴走をいつまでも許していいはずがない。メディアも政治家も評論家も、真面目に考えないと取り返しのつかないことになる。
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遅きに失した安倍内閣支持率低下

2014-03-17 06:38:05 | 政治にモノ申す
 高支持率を持続していた安倍内閣だが、週末の世論調査でTVを中心に軒並み支持率50%を切った。遅きに失した感がある。

 横ばいと報じた読売新聞などは、姑息にも中韓外交や河野談話、原発再稼働とセットで調査し、いかにも支持率低下の要因であるかのごとく報じたが、低下の要因は4月の消費税アップに他ならないことは誰の目にも明らかだ。世論調査の名を語った世論操作は止めた方がいい。

 それにしても、YESの増税ボタンをぽんぽん押しておきながら、いざ実施となるとあたふたするのは、国民の悪い癖だ。長年飼いならされた中流意識がそうさせるのか、アベノミクスなどというイカサマ賭博のような経済政策に浮足立ち、消費増税を容認しておきながら、ジタバタするなと言いたい。

 大体、国民は民主党政権を見放すのが早すぎたのだ。確かに未熟な政権はろくなもんじゃなかったが、せめて衆議院の任期くらいはやらせるべきだった。しかし、これでもかと執拗に繰り返すメディアの世論調査でばんばん支持率を下げ、のっぴきならない状況に追い込まれた民主党政権は、野田内閣がこらえきれずに解散し、これによりせっかくの政権交代可能な政治が雲散霧消してしまった。今となっては次の政権の受け皿は、ぼろぼろの民主でも、寄り合い維新でもない、再編による新たな野党しかなくなり、自公を追い込むにはまだまだ時間がかかるだろう。

 その間、安倍タナボタ政権は、増税で国民の首を絞めつけながら、念願の憲法改正に向けやりたい放題だ。今更、国民が憲法改正に懐疑的といったところでもう遅い。ブレーキが外れた安倍政権は、改正に向けて着々と外堀を埋めている。気づいた時には引き返せないところに来ていることを国民は早晩気づくのだろう。

 ほんとおバカな国民だよ。

 

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防衛装備3原則で憲法改正の外堀を埋める

2014-03-10 21:05:58 | 政治にモノ申す
 安倍晋三は何が何でも憲法を改正し、先制攻撃可能な軍隊を創設したいようだ。憲法改正のハードルは想像以上に高いことから、それならばと外堀を埋める作業に躍起になっている。そのひとつが、今回明らかになった「防衛装備移転3原則」だろう。

 これまでの「武器輸出3原則」を撤廃し、平和貢献・国際協力の美名の下に、他国に武器を輸出し、その維持を名目に他国における自衛隊の活動を可能にしようというものだ。姑息なのは、武器の①共同開発・生産の実施、②安全保障・防衛協力の強化、③装備品の維持を含む自衛隊の活動、邦人保護に不可欠な輸出―という、あたかも武器輸出は日本の防衛に不可欠のような御託を並べるが、実際はその先の国外での武器の使用にある点をぼかしていることだ。

 他国の軍隊に武器をやるから日本人を守ってくれという道理が通用するとは思えない。技術的なバックアップの中には、当然、実用におけるバックアップも含まれるだろうし、使用の際に自衛隊が同行することも十分考えられる。この法案が成立し、武器の他国への提供が始まると、早晩、使用を認めることになるだろう。

 こうして外堀を埋め続けることで、気がついた時には、後は国民投票をやって変えるだけという状況になっているというのが、安倍の狙いなのだろう。

 それにしても、平和貢献とはなんぞや。一番の貢献は武器を持たない、戦争をしないことではないのか。少なくともこれまで日本は9条の縛りによって、かろうじて戦争を回避してきた。湾岸戦争で平和貢献に目覚め、以降、PKOによる事実上の軍隊の海外派兵を続けている。しかし、9条の縛りによって、後方支援に専念し、戦地で銃をぶっ放すことを避けてきた。これを恥とするか、誇りとするかで、平和に対する考え方は真っ二つに分かれる。

 安倍首相はじめ多くの政治家は恥ととらえ、なんとか専守防衛の呪縛から逃れようともがいている。一方、私のように他国に叩かれようがどうしようが、絶対に戦争をしないことこそが世界に対する最大の平和貢献と信じている人間は、なしくずしに普通の国になり普通の軍隊を持つ方向に向かう今日の状況に平和崩壊の危機感を抱いている。

 

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「維新と慎太郎」の笑劇

2014-03-07 00:16:33 | 政治にモノ申す
 石原慎太郎という政治家について、あるいは石原慎太郎という男の人間性に関して、これまでじっくり考えてみたことがなかったが、今回の維新内部のごたごたを見るにつけ、興味を持ってしまった。

 私が石原慎太郎の存在を知ったのは、もちろん小説家としてだが、実際は裕次郎の兄という程度にしかとらえていなかった。太陽の季節は、ちらっと映画はみたものの原作は読んでいないし、これからも読むことはないだろう。つまり、小説家慎太郎にはまったく興味がない。

 多少興味を持ったのは、彼が衆院議員になって中川一郎らと青嵐会でやんちゃをしていたころだ。こいつらには絶対に日本を任せたくないと高校生の頃に心から思った。やがて、議員を辞め都知事になり、また性懲りもなく議員になったが、印象はただただ国取りゲームを楽しんでいるようにしか見えない。

 民主が政権交代を果たしたことにより、自民の一党支配は終焉を迎え、やっとこの国にも政権交代可能な時代が到来した。そして、民主の不甲斐なさに乗じて、既成政党を叩く新たな政党が国民に受け入れられ、維新が急成長した。そこに乗っかったのが慎太郎軍団だった。狙いは数による国取りの一点。つまり、寄り合い所帯の民主と同じことを始めたわけだ。

 その結果が、今日の維新のゴタゴタというわけだ。それにしても慎太郎という男、言いたい放題、やりたい放題は正直で誠に結構だが、唯一気にくわないのは所詮は勝ち馬に乗るしか能がないのに、そんな己の性分を全く理解していない点だ。

 小沢一郎は壊し屋と罵られながらも、政治を変えるためにひたすら権力の座を求めて、見込みがあれば己を殺してとりあえず数集めに奔走する。そして、ここ一番に勝ち馬に乗り、そこで実権を握ろうとして最後はこける。

 石原慎太郎は妥協を嫌う癖に勝ち馬に乗ろうとするから殊更性質が悪い。結局は、この国がどうなろうが、持論をぶち大衆がわーっと騒げばそれで満足なわけで、真剣に政治を変えようなどとは考えていないのだ。所詮は無責任な国取りゲームに興じているだけではないのか。やはり、慎太郎は政治家ではないのだろう。

 元来、政治家ではない人間が政治をやるとロクなことにならない。細川護煕しかり、青島しかり、猪瀬またしかりである。

 政治家とは時に己を欺き、大衆に媚を売り、とことん勝ち戦にこだわる人種である。武将でいえばやはり家康と秀吉ということになる。小田信長は決して政治家ではないのだ。

 早晩、維新は割れて、なくなるだろう。次の政権は果たして再編による新党なのか、粘り腰で民主が息を吹き返すのか。少なくともそこに慎太郎はいないはずだ。

 

 
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五輪終わり野球と競馬の日常に戻る

2014-03-03 21:42:29 | ベイフリークの野球
 ソチ五輪の余韻もようやくおさまり、野球と競馬にうつつをぬかす日常が戻ってきた。いつもならプロ野球のキャンプ情報などをこまめにチェックするのだが、五輪期間中はまったくノーチェックで、気づいたら終わっていた。わがベイスターズはキャンプで成果を上げたのか。

 今年の目玉は誰なのか、皆目わからない。まあ、オープン戦の結果は上々のようなので、とりあえず期待はできそうだ。優勝争いに加わるか否かは投手陣の出来にかかっているのはいつものこと。とりわけ新加入の久保と尚成に期待がかかるが、やはり若手の成長がないとだめだろう。これからじっくり見させてもらおう。

 一方、大リーグはマー君も気になるが、今年はダルが大きな仕事をしそうな気がする。ノーヒットノーランやパーフェクトを達成する可能性もあるが、やはりいくつ勝つかだろう。25勝くらいしてほしいものだ。



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