21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

ジャックが執念の盾

2022-10-29 22:09:17 | ヨレヨレ競馬ライフ

 札幌記念を勝った時点で、秋天はジャックドールで行くと決めていたので、初志貫徹する。

 過去11回の競馬がすべて2000mであり、まさに最終目標は秋天といわんばかりの執念を感じる。父モ―リスも勝った秋天の舞台、どんな形であるにせよ執念の走りで盾をつかみ取る。

 もちろん、不安材料がないわけではない。初めて背負う58K、隣に出がいいノースブリッツ、その外に捨て身の逃げを打ちそうなバビットがいて、それらに触発されて馬がハナを主張する心配もある。

 58Kについては大きな馬だけに、さほど応えないだろう。気になる展開だが、もしジャックが本能でハナを主張した時は、押さえずにそのまま行かせてもいい。一度、押さえる競馬を経験したことで、折り合いは心配ないとは思うが、もしジャックが自分のペースで行けるなら、むしろハナに立った方がいいかもしれない。まあ、パンサラッサが色気を出して抑えるとは思えないが、GⅠの舞台で再び逃げるジャックを見てみたい気もする。

 相手はシャフリヤール、イクイノックス、ジオグリフ、穴ならユーバーレーベンだ。

 シャフリヤールは国内初戦となるが、馬体を見た限りこの1年で一段と成長しており、ダービー馬の貫録を見せつける可能性は十分にある。古馬でジャックを負かすなら、この馬だろう。

 3歳トリオは斤量を味方に、善戦する可能性は高いが、馬券に絡む可能性でいえば、やはりイクイノックスだろう。キタサンブラックが父だけに距離は長い方がいいとみられるが、母父がキングヘイローだけに、スピード競馬への対応力があり、2000mへの対応力もある。レコード決着のダービーで2着の実績を考えれば、今回もレコード決着になれば馬券に絡んできそうだ。ただし、今年のGⅠは1番人気が勝てないだけに2着までかもしれない。

 ダノンベルーガは1800mまでの気がする。タフなレースになるであろう秋天は、名手川田といえども、さすがに荷が重そうだ。

 一方、ジオグリフは2000mがベストだろう。ドレフォンの代表産駒として、盾の称号は是が非でもほしいところだ。潜在能力もありそうで、一発あっても不思議はない。

 そしてユーバーレーベンである。前走の札幌記念は、ドバイ遠征後の立て直しの1戦だっただけに、498Kの体重では負けて当然。目標は、明らかに秋天だった。14番枠と不利な外枠からの発走になるが、後ろから行くだけに大きなハンデにはならないだろう。キッチリ折り合いさえつけば、父ゴルシばりに向こう正面から徐々に進出を開始し、4角を過ぎれば前を射程距離に捉え、外目を一気に駆け上がってくるはずだ。兄弟で出たときのミルコは凡走しない印象があるだけに、シャフリが勝った場合は、2、3着はありそうだ。

 買い目はジャックからの3連複1頭流し⑨ー⑥⑦⑧⑭、3連単は⑨⑥ー⑨⑧⑥⑦ー⑨⑧⑥⑦と⑧ー⑥⑦⑨⑭ー⑥⑦⑨⑭。

 

 

 

 

 

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秋天三分戦を制するのは

2022-10-27 21:14:56 | ヨレヨレ競馬ライフ

 まるで絵にかいたような枠順じゃあ。3歳トリオが⓹⑥⑦にかたまれば、なんとそれを挟む形でエース級古馬③④⑧⑨と挟み込んだ。これじゃ、もう7頭の意地の張り合いできまりかよ。

 競輪ならパンサラッサを先頭に番手でジャックドールの関西先行組、ジオグリフ、イクイノックス、ダノンベルーガの順で関東同期がつけ、関西差し組シャフリヤールとポタジェが虎視眈々とまくり差しを狙う、まさに三分戦だ。

 狙いは札幌記念で自在性を見せたジャックドールなのだが、海外遠征で経験を積んだシャフリヤールも侮れない。当日の気配次第だが、今のところは枠順もいいところを引いた2頭を中心に考えている。

 問題は3歳馬の取捨だが、3頭並んでいい枠に収まったあたりが何とも不気味だ。絶対にハナを切るパンサラッサも内の絶好枠を引き当て、色気たっぷり。

 豪華メンバー揃う秋天だが、とにもかくにも最高のドラマを演出する格好の舞台が整った。

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今年の菊花賞が暗示する将来

2022-10-24 18:18:31 | ヨレヨレ競馬ライフ

 菊も終わってみれば、ブレがあだになってしまった。当初の方針を貫けばバッチリだったのに、発想を広げすぎてしまった。まあ、あまり褒められたことではないが、クラシック経験馬が上かも馬券を押さえたので、ほんの少しだけプラス、秋天に首の皮一枚つながった。

 その秋天だが、今年も超豪華な顔ぶれが揃った。その一方で、菊にクラシックの勝ち馬が出なかったことで、来年の春天はメンバーの格落ち必至だろう。そのうち、3000m以上の長距離路線は別物として障害と同じ扱いになるのではと心配にすらなる。長距離ファンとしては、スピード競馬至上主義になりつつある競馬界に、本当にそれでいいのと疑義を唱えたくなる。

 天皇賞にこだわり、馬づくりをしていたメジロ牧場が破綻してから、はや数十年、メジロの栄光は競馬ファンから忘れ去られようとしている。皐月賞は一番早い馬、ダービーは一番運がいい馬、菊花賞は一番強い馬が勝つという、オールドファンにはおなじみのクラシックの格言もいずれ消え去るのだろう。

 今年の菊花賞が特別だったわけでなく、稼ぐ馬は長距離を使わないことが主流になりつつあるのだ。長距離レースは馬に負担を強いるだけでなく、スピード競馬になった今、2000mの競馬と3000mの競馬ではまったく違う競馬が求められるからだ。昔は、距離が短かろうが長かろうが、違うのはペース配分だけであり、短ければ速く走り、長ければゆっくり走る、足を使うのは終いだけという競馬だった。しかし、近年は2000mまでのレースは明らかに前半のペースが速くなっており、前半1000mのラップが1分を切るレースはざらにある。そんなスピード競馬が身についている馬が、3000mの競馬を走ると明らかに競馬に狂いが生じるわけで、頑張って菊花賞に勝ったとしても、その後のレースですっかり調子がくるってまったく勝てなくなるケースもあるというわけだ。

 一例を上げれば、三冠馬コントレイルと菊で激走を演じたアリストテレスだ。年が明けて最初のAJCこそ勢いで勝ったが、それ以降は鳴かず飛ばずだ。もし、菊をレコードで勝ったアスクビクターモアやボルドグフーシェが、順調に勝ち星を増やし、春天以外のGⅠで活躍するなら、展開も変わるのだろうが、アリストテレスのような道を辿れば、どうなるか。キタサンブラックやタイトルホルダーのような馬がポンポン出るなら、展開も変わるのだろうが、あのあっぱれな芸当はそうそうできるものじゃない。まして、差し馬となると平成以降はディープ、オルフェ以外にいない。菊を勝って2500m以下のGⅠで活躍する馬は、ほんの一握りなのだ。くどいようだが、菊と連動するGⅠは春天だけなのだ。それとて簡単ではなく、忘れた頃にワールドプレミアが勝ったのは記憶に新しい。

 極端な話が、三冠馬の称号にこだわるのか、確実に勝てるレースを勝ち、凱旋門賞はじめ海外GⅠを目指すのかということだ。種牡馬として稼げるのは当然後者だろう。もしかしたら、コントレイルが最後の三冠馬になってしまうかもしれない。

   

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菊の結論

2022-10-23 05:31:46 | ヨレヨレ競馬ライフ

 皐月賞馬、ダービー馬不在、阪神競馬場、異例尽くしの今年の菊本番だが、こんな時こそ頼りになるのは菊の遺伝子と見ているのだが、もうひとつ騎手の遺伝子も案外無視できない。とはいっても、対象となる騎手など数えるほどしかいないわけで、菊3勝の武邦彦の子豊が5勝、同1勝の福永洋一の子祐一が2勝、同1勝の横山典弘の子武史が1勝てな具合である。

 今年の菊には上記3人のほか、さらに横山典弘の子和生、1勝している岩田康成と子の望来が親子で騎乗する。つまり、菊の遺伝子を持つ騎手が6人騎乗するというわけだ。

 5勝の武と2勝の福永はいうにおよばず、注目したいのは横山家の遺伝子だ。横山家は長距離が得意というイメージがある。祖父富雄が春天で1勝、父典弘が同じく2勝しているからかもしれないが、武史が昨年タイトルホルダーで菊を制し、翌年は和生が同じ馬で春天を制していることが、どこか運命めいたものを感じさせる。

 そして注目すべきが、菊では兄弟そろって今年のクラシックで注目すべき種牡馬ドゥラメンテ産駒に騎乗する点だ。人気では武史が乗るドゥラドーレスが先行しているが、むしろ和生が乗るディナースタが気になる。

 同馬はこの夏札幌の2600mを連勝し、長距離に活路を見出した。半兄が目下売り出し中の逃げ馬ジャックドールで、札幌記念を制し、虎視眈々と秋天を狙っている。ジャックの父はモ―リスだが、ドゥラメンテを父に持つディナースタは父譲りの圧倒的な瞬発力に加え、母父アンブライダルズソングのスタミナを受け継ぎ、距離延長は大歓迎だ。札幌の芝2600mの2戦における3コーナーをまくってねじ伏せた勝ちっぷりも、小回りの阪神3000m必勝パターンに思えてくる。過去に札幌の芝2600mを2勝して、セントライト記念を経て菊に臨んだマンハッタンカフェは見事に菊を制している。

 こうなると、いよいよディナースタは無視できない存在だ。

 近年の菊は、トライアルのセントライト記念組と神戸新聞杯組が抜群の勝率を誇るが、別路線から勝ち馬が出るとすればこの馬しかいない。

 今年の結論はトライアルと春の実績、さらに菊の遺伝子に菊騎手の遺伝子を加味した結果、ガイアフォース、プラダリア、ボルドグフーシュ、ヤマニンゼスト、ディナースタ、アスクビクターモア、ジャスティンパレスの7頭まで絞った。

 問題は買い目だが、7頭の馬券となるとなかなか難しい。7頭のボックスなどいままで買った試しがないし、ギャンブラーとしてのプライドが許さない。

 素質に惚れこんだディナースタは決まりとして、総合力ならやはりアスクビクターモアだ。もし同馬を筆頭にクラシック出走組が力は上となると、プラダリアとジャスティンパレスは無条件で買いだ。問題はガイアフォース、ヤマニンゼスト、ボルドグフーシュの取捨だ。当初は、ボルドクの血統背景に期待した。もし、ディナースタの三角まくりにボルドグがついていったら当然目は出てくる。馬群を割って抜けてきたゼストの前走もこれまた捨てがたい。ガイアフォースは本当ならきりたいところだはが松山の充実ぶりを考えるとバッサリとは踏み切れない。結局、切れん!

 ここはもう展開を決めつけ三連単で勝負する。三角まくりでディナースタがねじ伏せるとすれば、四角すぎて前にいるであろうアスクビクターモアとガイアフォースは苦しい。残るのは前の有力馬をマークしていたジャスティンパレス、プラダリア、ディナースタにつられるボルドグフーシュ、内から根性で馬群を捌いてくるヤマニンゼストの首位争いになる。よって⑬ー③④⑤⑰の三連複と馬連、三連単の1頭流しが勝負馬券。

 もう1パターン、定石通り短い直線で前にいた馬で勝負がつく場合はやはりアスクビクターモアに分がありそうだ。勝つかどうかは怪しいが、3着までは外さないと見て⑭ー①③④⑤⑬⑰の3連複は押さえる。

 一番悔しいのは和生のまくりが決まった場合、アスクビクターモアが2着に粘るケースだ。こうなるとなんだか見境がつかなくなってくるが、着たら悔しいので⑬ー⑭ー③④⑤⑰の3連単も押さえておく。

 バラバラ買いすぎという気もするが、菊は好きなレースだけ大盤振る舞いもたまにはいいだろう。

 

 

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今年の菊は遺伝子勝負

2022-10-21 20:00:30 | ヨレヨレ競馬ライフ

 皐月賞馬もダービー馬もいない、いわば主役がいない今年の菊花賞。これはこれで、面白い。たぶん、血統派にはたまらない一戦のはずだ。

 実績では皐月賞5着、ダービー3着と掲示板を外していないアスクビクターモアが断然といえるが、セントライト記念で1勝クラスを勝ったばかりのガイアフォースに先着を許したことで、結局は脇役どまりだった。

 全員が未知の距離に挑むレースで、さしたる実績もない馬が競うい合うとなれば、もう遺伝子にすがるしかない。

 そこで菊に強いロベルト系、サンデー系の長距離担当ダンスインザダーク系、そしてクラシック3冠馬の遺伝子に注目するわけだが、3冠馬の遺伝子は割引が必要だ。ディープインパクト、オルフェーブルは長距離適性遺伝子というより、ポテンシャルの違いで距離の壁を乗り越えたわけで、ディープの子、コントレイルの菊がそれを物語っている。

 そんなわけで、父、母父、祖母父、祖母母に菊の遺伝子が宿る馬に注目したい。

 ロベルト系は父方の遺伝子を持つボルドグフーシュ(父スリーンヒーロー)、ヤマニンゼスト(父シンボリクリスエス)、母方に遺伝子を持つ、シホノスペランツァ(母父シンボリクリスエス)、マイネルトルファン(祖母父ブライアンズタイム)。

 ダンスインザダーク系はガイアフォース(祖母父)、ドゥラドーレス(祖母父)。

 三冠遺伝子では、アスクビクターモア(父ディープインパクト)、プラダリア(ディープインパクト)、ジャスティンパレス(ディープインパクト)、マイネルトルファン(父オルフェーブル)。

 菊遺伝子はガイアフォース(父キタサンブラック)、ヴェローナシチー(父エピファネイア)、セイウンハーデス(母父マンハッタンカフェ)。

 だいたいこんなところだが、注目すべきは遺伝子のパワーだ。ガイアフォースは父が菊花賞馬、祖母父にダンスインザダークが入っており、いかにも爆発力がありそうだ。ドゥラドーレスも強烈で、父は今年のクラシックを席巻するドゥラメンテ、祖母父ダンスインザダーク、祖母母がディープインパクトの母ウインドインハーヘアとそこはかとなく潜在的な力を感じさせる。

 当然、実績、近走のデキを加味するわけだが、ロベルト系とダンスインザダーク系の6頭は文句なく買う。さらに三冠遺伝子からアスクビクターとジャスティンパレスも買う。

 あとは8頭をどう組み合わせるか。人気は1番人気でも4倍を切ることはないだろうから、高配当必至の3連単、3連複を広めに買うつもり。

 

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