21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

春天の刺客は

2022-04-30 07:51:12 | ヨレヨレ競馬ライフ

 二強対決と謳われる今年の春天。斤量を考えても、二強で硬いと金曜までは思っていたが、ちょっと待て、である。人気2頭は寄りにもよって8枠、先週までは圧倒的に内枠有利の馬場だっただけに、そう簡単に決まらないぞという気がしてきた。しかも、明日は雨、降り方次第だが、内外どちらに味方するかは当日になってみないとわからない。

 それにしても、そう単純ではないのは間違いない。二強に割って入るのはどの馬なのか。

 刺客の1番手はやはりテーオーロイヤルだろう。目下4連勝中、しかも、前走は3カ月の休養明けで初めての古馬重賞挑戦、それでも勢いは止まらなかった。父はマイラーだが、母父がマンハッタンカフェで、うまい具合にスタミナと瞬発力がかみ合った。58Kという未知の斤量をこなせるなら、一気に盾に手が届く。

 2番手はディバインフォース。長距離は去年の春天以外に掲示板を外したことがない堅実派。内枠に入り、鞍上との相性も良く、ロスなく中団で折り合いがつけば、馬券圏内に食い込む力はある。

 3番手はアイアンバローズ。ここ2戦は先行してしっかり粘って、馬券にからんだ。馬場次第だが、さほど荒れなければ内々でうまく立ち回って、この舞台でも上位にくる。

 4番手がクレシェンドラヴ。これまでのGⅠはまったく出番はなかったが、このメンバーなら話は違う。今までとは戦ってきた相手が違う。半年の休養明けの2戦の内容も良く、8歳でもまだまだ衰えは見せていない。手薄なメンバーを相手に、これまで戦ったGⅠの経験が生きる。

 2強を負かすとすれば、テーオーロイヤルだろうが、一角が崩れるようなら、良い馬券になる。

 

 

  

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旭川のいじめ問題に思うこと

2022-04-21 05:40:00 | 雑記帳

 旭川市が女子中学生の凍死事件はいじめが原因と認め、かかわった生徒を特定したというが、こうしたいじめ報道で気になるのは、いじめの原因がほとんど明かされないことだ。たまたま、そうした報道を見ていないだけなのかとも考えたが、過去のいじめ報道を思い起こしてみても、いじめの原因についての追及は明かされていない気がする。

 相当昔の記憶では、ある小学生の自殺報道でも先生と生徒が一緒になって自死を誘発しかねない追悼の寄せ書きをしたりしていたなんて話もあったが、いじめの理由は語られなかったきがする。

 たしかにいじめの原因は想像するに、生徒の容姿や性格、家庭環境などプライバシーに関することが多いと思われ、当事者の名誉を思えば、公にすることでいじめられた生徒の名誉を傷つける可能性はたぶんにある。

 ただ、是非はともかく、何がいじめの原因だったのかはいじめ撲滅のためには知っておきたいというのが本音だ。

 個々のいじめを特定せず、原因だけを集約して検証するような資料の公表や報道特集があってもいいのではないか。いじめは悪いことは誰もが知るところだが、何気ない言葉や態度が、いじめにつながることはいじめる側もいじめられる側もわからないケースが多い。

 そうしたいびつなコミュニケーションは大人同士でも多々ある。大人の場合は陰ではボロクソに批判しても、あからさまに相手を攻撃したりはしない。しかし、子供同士となるとはそうはいかない。2対1になれば、2が正義で1が悪という構図になり、2は1を攻撃する。それが、10対1ともなれば、攻撃の度合いはさらにヒートアップする。原因は大人なら簡単に見過ごせるささいなことがほとんどだ。その結果、自ら命を絶つ。痛ましい限りだ。

 せめて子供たちに、その何気ない一言が、その何気ない態度が、人に不快感を与えたり、傷つけたりする事例を教えてあげるのもいじめ防止になるのでは。

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春天の思い出

2022-04-20 22:11:41 | ヨレヨレ競馬ライフ

 今週から始まった午後4時からの遅番シフトも3日目、6時ころふと窓から外に目をやるとまだ明るい。そういえば、フィンランドに行ったのは今時期だったな。夜の8時を過ぎても外はまだまだ明るく、北欧には白夜というものがあることを体感した。あれはいつだったっけと思い、そういえば早朝帰国した日にWINSに天皇賞を買いに行ったことを思いだした。仕事から帰って、春天過去成績を調べると、98年5月3日だった。

 そんなに競馬が恋しかったのか、今、思うと恥ずかしい限りだ。それでも時差ぼけなんのそので馬券を買いにいった執念が実り、メジロブライトとステイゴールドの馬連をゲットしたっけ。そうか、あれから24年も経ったのか。

 ついでに過去にどれだけ春天を取ったか調べたら、結構、当てていたことがわかり、うれしくなった。初めて買った春天は76年、福永洋一とエリモジョージが逃げ切ったレースだった。馬券は外したが、レースはしっかり覚えている。

 初めて春天の馬券を取ったのはその翌年のテンポイント、それからグリーングラス、カシュウチカラと3年連続で取った。その前年の秋天でホクトボーイとクラウンピラードの馬券を取っていたこともあり、天皇賞は最も得意なレースと周りに豪語していたものだ。それからも、モンテプリンス、ルドルフ、マックイーン、オペラオー、ライスシャワーあたりまで、90年代まではコンスタントに取ったので、かなり有頂天になっていた。

 ところが98年以降、なぜか取れなくなった。たぶん02年から3連複が始まり、そっちにシフトしたことが当たらなくなった原因だと思う。

 だからといって今さら、馬連買いに戻す気はない。

 ローリスク、ハイリターンの3連馬券を100円単位で買って楽しむほうが、当たる確率は下がるが大けがしないからだ。

 今年はビシッと当てて、天皇賞男復活ののろしを上げたいものだ。

 

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ダノンベルーガ一冠へ

2022-04-16 20:41:24 | ヨレヨレ競馬ライフ

 ダノンベルーガでいく。前売りは21時段階での3番人気の単勝610円。これははっきり言ってかなりおししい。最内1番枠、初の中山、それだけで評価が下がるのだから、ファンの疑心暗鬼は相当なものだ。1番人気がなんとドウデュースで490円てえのだから、オッズだけみると皐月賞は近年まれにみる混戦といえる。

 ほんとうにそうなのだろうか。能力はずば抜けているといえそうなイクノイックスが長期休養明けで人気をさげるのはいたしかたないが、本来1番人気になっても不思議ないホープフルSの覇者キラーアビリティが4番人気800円てえのはどうよ。武史が1番人気を裏切り続けているとはいえ、負けたのはすべてが騎手のせいではあるまい。

 おかげで馬券的にはどこから入っても3連単は高配当必至で、ついつい取らぬ狸になってしまうが、それはさておきここはあくまでも能力重視で検討したい。

 展開はビーアストニッシドかデシエルトだろうが、驚異的なハイペースは考えにくく、平均より若干早い程度だろう。前と後ろがガラリ入れ替わるシーンは考えにくく、ゴールまで100mを切ったあたりで、末脚が切れる馬が前を捉えにかかる展開になる。末脚という点ではダノンベルーガとイクノイックスが抜けている。こうなると大外を回らされるイクノより、経済コースを行けるベルーガの方がパワーを温存できる分有利だろう。もちろん、ごちゃつく馬群を捌く高等テクニックが要求されるが、川田なら少々強引にでもわずかな隙間に突っ込む技量はあるだろう。よほどの出遅れがない限り、ゴール前でしっかり前をとらえるはずだ。

 相手はジオグリフとイクノイックス、キラーアビリティ、前残り期待のデシエルト、重賞でつねに上位に食い込んでくるボーンディスウェイとダンテスヴューも抑える。ドウデュースは切る。

 馬券はベルーガから馬連と3連複で6頭に流し、3連単フォーメ①ー④⑭⑯⑱ー④⑦⑧⑭⑯⑱で勝負する。

 

 

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ディープ、ハーツvsキタサン、ドレフォン

2022-04-15 03:19:34 | ヨレヨレ競馬ライフ

 発表された皐月賞の出馬表を見て、思うのは種牡馬トレンドが世代交代を迎えているということだ。競馬を長くやっているとと、素人なりに感じるのは種牡馬の流行であり、それはクラシックではより顕著にあらわれる。

 私が競馬にドハマりしてから最初に現れたのがノーザンテースト、次にトニービンとブライアンズタイム、そして言わずもがなのサンデーサイレンスだ。サンデー亡き後はその後継種牡馬、中でもステーゴールド、ディープインパクトは抜きんでた存在といえる。フジキセキ、ハーツクライ、ダンスインザダーク、マンハッタンカフェなどGⅠホースを出したサンデーの後継は多々いるが、なかでも2頭は突出していた。同時期にキングカメハメハという、サンデー一色に染まる種牡馬界に救世主が現れ、ロードカナロアを出した。

 今年のクラシック戦線はディープ亡き後のリディングサイヤーが誰なのかが試されている。今年の皐月賞は、そんなディープ、ハーツクライ、キンカメというこれまでのエースに、ニューウェーブが挑戦する構図となった。

 ロードカナロアはすでに女王アーモンドアイを出し、種牡馬の後継として昨年のクラシックで活躍したドゥラメンテを出している。そして今年注目するのはドレフォンだろう。ダート路線で産駒の活躍が目立つが、皐月の舞台に2頭出てきたことは、ダート専門ではないことを証明したといえる。

 サンデー一族として種牡馬でも圧倒的な強さを示したディープの後継者は、いずれコントレイルが出てくるのだろうが、目下のところシルバーステートだろう。

 今年のクラシックは最後のディープ、ハーツクライ、キンカメの産駒に、彼らの後継である、ロードカナロアとドゥラメンテ、シルバーステート、キタサンブラック、そこにドレフォンを加えた5頭の産駒が挑戦する構図で展開するとみている。

 当然、オルフェーブル、ゴールドシップといったステイゴールドの後継も目が離せないが、今年、勢いがあるのは5頭のニューウェーブだろう。

 ディープ産駒はアスクビクターモア、キラーアビリティ、ハーツクライ産駒はダノンベルーガ、ドウデュース。人気になりそうな4頭に挑戦するのがキタサンブラック産駒イクノイックス、ドレフォン産駒シオグラフ、デシエルト。勝ち馬はこの中にいると見ている。

 ほかにもディープ、ハーツクライの産駒もいるし、キンカメ、ロードカナロア、モ―リス、エピファネイア、リオンディーズ、アメリカンペイトリオット、さらにはエイシンフラッシュ産駒のオニャンコポンまで、種牡馬の戦いという目線で追いかけても、今年の皐月賞はかなり面白い。

 

 

   

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