21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

蒼穹の昴vsDr.伊良部

2011-01-30 08:31:19 | 雑記帳
 蒼穹の昴を毎回楽しみにしている。TVドラマ化された他の浅田作品は原作の記憶が確かで、結構なぞりながら見ていたのだが、蒼穹の昴だけはなぜか原作の記憶がない。たぶん、その後に読んだ中原の虹が一連の清朝モノの記憶として上書きされてしまったのだろう。いずれ原作を読み返そうとは思うが、今はドラマはドラマとして楽しんでいる。田中裕子の西太后ははまり役で、写真として残っている本物と重なり、浅田ファンタジーにもかかわらずリアルな説得力がある。

 今日から裏でこれまた好きな作家の一人である奥田英朗のインザプールのドラマ版、Dr.伊良部一郎がテレ朝で始まる。録画するしかないが、伊良部を演じるのが徳重なんとかという俳優だそうで、どうもイメージが違うきがする。徳重という役者は確か、第二の裕次郎を発掘せよ!みたいなコンテストの初代優勝者(表現がいいかげん)だったと思うが、いずれにしても二の線の役者だろう。色白でデブという伊良部のキャラとはずいぶん違う。まあ、ドラマはドラマであり、いちゃもんをつける気はない。

 今まで日曜夜11時はほとんどテレビなど見ていなかった。たまに情熱大陸を見るくらいだったが、蒼穹の昴によって、テレビ漬けになってしまった。

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小沢の対決姿勢に拍手!

2011-01-28 08:47:46 | 政治にモノ申す
 小沢一郎が昨日、フリーや記者クラブ外メディアを対象に会見を行った。朝日は結構なスペースを割き、その模様を報じていた。情報源が気になったが、まあ、この際固いことは言わない。

 当然のことながら第三者の言葉として、一部の市民に向けた発言は小沢にとって返ってマイナスではと暗に否定していた。

 マイナスかどうかというなら、もっともらしくあることないこと報じる大マスコミの方がよっぽどマイナスだ。

 ともかくである。小沢が記者クラブと対抗姿勢を貫くなら、かつてマスコミをなりわいとしていた者として、大いに支持したい。

 諸官庁をわがもの顔で闊歩し、部屋まで与えられ、金太郎アメのように垂れ流し報道に終始する記者クラブには、昔から疑問を感じており、大本営発の名残をひきずっているとさえ思っていた。

 小沢が彼らの血祭りにあげられている現状は、国民の意識はもちろん身内の民主党にさえ影響を与えてきた。

 小沢はあらためて議員辞職はしないと言ったようだが、私も現状ではする必要はないと思う。もちろん離党もだ。しかし、部外者ですらそう思うのに、民主党執行部は、小沢排除に血道を上げる。何故なのか。それは小沢が強制起訴されることより、単なる権力抗争にすぎないからではないのか。

 民主党にはもはや挙党一致など絵空事で、菅の露骨な権力拡大は目に余る。本当に力があるなら、結果的に国民のためになるが、力はない。与謝野の起用で明らかな大増税路線など、政権を獲る前の民主党の姿ではない。

 この際、小沢は徹底的に党内の権力抗争に立ち向かうべきなのではないか。確かに党内で争っている場合ではないというのが正論だが、アホバカをこれ以上野放しするくらいなら、ここは一気に潰す方が、党にとっても国民にとってもいいのではないか。

 とにかく、菅の詐欺ぶりは目に余る。岡田や前原ら、かつての代表が菅路線に何も言わないのもどうかしている。大増税政党になるなら、民主党が政権を獲る意味はまったくない。もちろん、北欧並みの高福祉国家をめざすための増税というなら話は別だが、所詮、社会保障の現状維持のための増税である。

 前にも書いたが、民主党への期待は大増税ではなく、霞が関システムの解体だ。これなくして存在理由はない。小沢は今も言い続ける。ならば、それに期待するのは当然だ。がんばれ小沢!

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嗚呼、日本代表…

2011-01-27 09:02:16 | 雑記帳
 昨日の事である。街中を歩いていて、若いカップルとすれ違いざま、こんなやりとりが勝手に耳に飛び込んできた。
 「最後まで見てたんだ」と彼女。
 「当然でしょ。日本代表の試合は国家の行事なの」と彼。

 私も最後まで対韓国戦を見ていた。絵にかいたようなシーソーゲームで、なかなかお目にかかれない好ゲームではあった。気になったのは彼の言葉だ。我々世代にとっては、今時の若者の言葉というより、明治生まれの爺さんの言葉である。

 彼らにとってサッカーはスポーツというより、国同士の戦いというイメージなのだろうか。確かにワールドカップを称して戦争という輩は多い。私はそうした考えにはめちゃくちゃ違和感を感じる。何が戦争だ、それじゃ何か、オリンピックも戦争か、なのである。

 私はオリンピックも、ワールドカップも大好きだ。だが、日の丸を背負ってという表現は大嫌いだ。日本代表に召集されることは軍隊に召集されるわけじゃないんだ。たぶん、反戦世代の多くは分かってくれると思う。

 今の若い世代にとって戦後は歴史の1ページに過ぎず、日本代表も国家の威信を賭けて闘い、サポーターも何のためらいもなくお国のために頑張れと日の丸の小旗をパタパタ振ることに違和感も覚えない、それどころか、当然でしょ・・・である。

 お前らさぁ、などと文句を言うつもりはないが、反戦世代のはしくれとしては、悲しいかなめちゃくちゃそういうのにナーバスになるんだよな。
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負担?冗談じゃない!

2011-01-25 09:23:29 | 政治にモノ申す
 「国民に負担をお願いする」前に、しなければならない事はないのか。

 政治に対して、誰しもが思う素朴な気持ちである。しかし、そんな思いは国会に届かない。もちろん、あの人も耳にも。

 首相は、マニフェストの見直しを公言し、次は消費税値上げを掲げる考えのようだ。

 こうなるともう開いた口はふさがらない。

 菅政権の無能無策ぶりは今回の予算編成ではっきりしている。結局は逼迫した経済の立て直しを理由に霞が関の概算要求を受け入れ、多額の国債発行に頼る予算しか立てられない。この先もこの自民党流の予算編成は変わらないのだろう。

 そうなると民主党が政権を獲った意味はない。

 まずは霞が関主導の予算編成をあらためることから出発しなければならないのに、事業仕分けでお茶を濁しただけで、霞が関主導システムの解体など所詮絵に描いた餅でしかなかった。

 消費税を議論する前に、せめて公務員削減、給与削減、天下り外郭団体への補助金廃止、国会議員の削減、歳費削減など、目に見える負担を示すならまだいいが、結局その手の議論を後回しに、負担を強要する。この体たらくを一体民主党の政治家たちどう思っているのか。

 この国の最大のムダは、霞が関と地方の二極構造にあることは、政治家ならずともわかる話だ。都道府県庁と競合する霞が関の出先機関がどれだけあるか。本来なら、出先機関は不要のはずである。警察がいい例ではないか。警察の二極構造を引きずるのは東京だけである。

 地方分権を徹底すれば、国の出先はほとんどいらなくなる。これだけでどれだけムダを削減できるか。結局は、国家公務員のクビと権限を守らんがために、分権議論は遅々として進まない。交付金の一括交付などは、まやかしにすぎない。自由に使える金だけではなく権限も伴わないければ、ムダは減らないのだ。

 民主党にはその勇気がない。労働組合との関係があるからだ。かといって自民党はそれができるかというと、もっとできない。霞が関システムの解体は、ゼネコンによる集金システムの解体につながり、集金マシーンの維持装置を絶つことになるからだ。

 どちらもダメなのかというと、決してそうではない。現時点では、民主党に勇気があれば、手をつけることは可能なはずなのだ。いくら労働組合との関係があるとはいえ、国民の支持をバックにすれば、実際は労組の数など物の数ではないからだ。組織内議員は痛い思いをするかもしれないが、国民から圧倒的な支持を得る方が、政権はもとより党にとってもはるかにプラスである。まして、労働組合とて正論にはむやみに反旗を翻すことなできない。せいぜい、退職公務員の生活保障を要求するくらいだろう。まあ、公務員には失業保険がつかない以上、なんらかのセーフティーネットは必要だ。

 もちろん、そうした霞が関システム解体と同時進行で手をつけなければならないのが、選挙制度改革だ。金のかかる時代錯誤の選挙制度を改め、金のかからない選挙システムをつくるだけで、予算は大幅に削減でき、議員の質も大幅に改善する。今の制度のままでは地盤、看板、鞄のないやつは議員になれない。このままでは、ますます二世議員や組織内議員だけになってしまう。

 とにかく、菅には本来民主党がやらなければならない改革への執念はまったく見られない。そんな奴に負担など強要されてはたまらない。

 

  
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民主党支持者の屈辱

2011-01-22 09:00:16 | 政治にモノ申す
 民主党の次のマニフェストは見ものだ。ことごとく公約破りを遂行する菅政権を見ていると、次は一体どんなマニフェストになるのだろう。

 税方式による最低保障年金は?
 高速道路無料化は?
 子ども手当は?
 沖縄の基地問題は?
 農業の直接払いは?

 これらが景気よく踊ったこれまでの民主党マニフェストが、大幅に修正されるのは火を見るより明らかだろう。

 自民党と一体どこが違うのかわからないようなマニフェストになるのは必至ではないか。

 結局、小手先の政策に終始し、この国の仕組みをどうするのかという大命題に手をつけないことがすべての元凶なのだ。

 仕組みも変えずに財源不足を理由に公約破りに終始する無様な菅政権を指をくわえて見ているしかない。

 民主党を支持した一人として、これほど屈辱的なことはない。
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