北海道新幹線の札幌駅ホーム設置が難航しているが、この議論こそ北海道発展の妨げになっているのではなかろうか。
北海道は、相も変わらず戦後日本の復興にならった一極集中の旧態依然とした発展計画を進めている。そのくせ一方では地方分権を主張し、へそで茶を沸かすなんともふざけた政治がまかり通ている。
地方分権を真剣に議論するなら、何でもかんでも札幌という考えを捨てるべきではないのか。
もっとも道民意識が札幌集中に疑義をとなえていないことが問題なわけだが、一人くらい矛盾に気が付く政治家が出てほしいものだ。
話を戻そう。新札幌駅を北海道新幹線の発着駅にすればいいのだ。各路線への乗り換えだって何の問題もない。札幌中心部に行きたい連中は普通列車か地下鉄に乗り換えればいいのだ。何よりウン十年前に副都心として肝いりで再開発がスタートした新札幌の発展が期待できるではないか。札幌市は本当にやる気があるのか。
札幌駅にこだわる発想がいかにデメリットだらけの陳腐なものか、道民は知るべきだ。
ついでだが北海道の発展願うなら、地方の中核都市の活用を考えるべきだ。今年はアジア冬季大会が札幌で開催されるが、オリンピックも含めて、そろそろビッグイベントの札幌招致を改めるべきで、たとえば旭川が冬季五輪招致を考えたっていい。
