21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

マスク来たが片目開かず

2024-01-07 16:19:54 | ヨレヨレ競馬ライフ

 強力押しのマスクオールウィンが2着に頑張ったのに、勝ったイフェイオン抜けではどうにもならん。未だ片目が開かず、今年も前途多難な出足となった。

 明日のシンザン記念は、⑩バレルターンで行く。3カ月の休み明けだが、前2走は阪神、京都のマイルで2着、1着、時計も上々、終いはしっかり脚を使うそつのないレースっぷりがいい。鞍上の西村淳もフェアリーを快勝し、重賞連勝も夢ではない。

 相手は⑦⓹⑪⑬⑯。

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正月に奥田英朗「リバー」を読んで

2024-01-07 07:31:51 | 雑記帳

 久しぶりの読書感想文かな。正月読んだのは、奥田英朗の「リバー」で、648ページの大作だ。奥田はMONOマガジンにエッセイを書いていた頃からのファンで、ずいぶんと長い付き合いだ。もちろん、単に作家と読者の関係に過ぎないが。

 好きな理由は、たぶん文章力だと思う。リズム感抜群で読みやすい、肩がこらない素直な表現力でありながら、プロットがしっかり組み立てられ、読み手をぐいぐい引き込んでいく。まあ、そんなことはどうでもよいのだが、作品の幅がどんどん広がっていくのはうれしいい。この作品も、連続殺人を扱ったミステリー仕立てで、デビュー当時からみれば考えられない硬派な作品となった。「東京オリンピックの身代金」あたりから、事件モノを扱いだし、どうやら本当に書きたかったのがそこだったのではないか。

 単行本2冊分の辞書並みの分厚い本だったが、全く苦にならずにすいすい読んだ。北関東で起きた連続殺人をめぐり、全く接点のない3人の容疑者と警察、被害者家族、新聞記者、それぞれ立場から事件との関りが展開されるが、接点のなかった点と点が徐々につながっていくあたりは、さすがといえる。ただ、残念だったのは事件の全貌が明らかになる後半、さすがに息切れしたのかまとめが雑で肩透かしを食わされた感がある。特に元刑事が執念で追い続けた容疑者が一件目の殺害の真犯人だった下りは、読者としてはもっと関係者の葛藤が見たかった。それでも、正月を過ごすには満足できる一作ではあった。今後の活躍が待たれる。

 

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