平素からお世話になっております。
ディンギー班3年の松尾一輝です。
GWに向けて大量の課題が出ているのですが、インカレもあって終わる気がしないので、ただいま消化中です。
昨晩、初めてキャンパスに泊まるという経験をいたしました。演習室で食べるカップ麺が心に染みました。
さて、4/23、4/24をもって、葉山での試乗会が終了しました。
24日にはLBの方々がジョビアル・ファイブを出してくださり、盛況のうちに幕を閉じました。
今年の葉山試乗会の参加総数はなんと150名近くに及びました。
六大学戦をはじめレースと重なることも多かった中、これだけ多くの新入生を受け入れられたのも、LBの方々の協力のおかげでした。
今週も、阿部さま、大橋さま、戸沢さま、永田さま、吉武さま、下重さま、古橋さまが来てくださいました。本当にありがとうございました。
今日は、自分が試乗会を通して考えたことを書きます。
新勧や試乗会の目的は、新入生に入部してもらうことです。
でも本当は、”入部しない子”にとってこそ、試乗会の意義は大きいのではないかと思うのです。
入部する人は、この先嫌と言うほどヨットに乗ります。ヨットの楽しい面も辛い面も経験すると思いますが、試乗会はその中の1回にすぎません。もちろん最初のきっかけという意味では大切ですが、ヨット部に入れば試乗会でヨットに乗った記憶はだんだん薄まっていくと思います。
一方、入部しない人にとっては、試乗会での経験が人生で唯一のヨットに乗る機会になる可能性が非常に高いです。
だからこそ、その最初で最後の1回である試乗会を思い出にしてほしいし、記憶に残るような日にしてほしいのです。
4月の中旬に、ケニアからの留学生が参加してくれました。長期間日本にいるわけではないので入部は難しいですが、
「自分の住んでいたところは海からほど遠く、海を見られて、そしてヨットに乗れたことに感動した」という旨のことを言ってもらいました。
傲慢な言い方にはなりますが、この人の人生をほんの少し豊かにしているような感覚になりました。
今週の円陣ミーティングでも、新入生の口から
「人生で一度は乗ってみたいと思っていた」
「今日は来て良かった」
というような言葉を聞くと、誰かの記憶に残るような大切な体験を提供できたと思い、充実感を覚えました。
今年は、スケジュール調整や現役部員の配置などの部分で葉山試乗会に関わらせていただきましたが、こういった経緯もあって、かなりやりがいを感じられました。
また、ヨットに乗って感動している新入生を見ていると、こんなに貴重な体験を毎週当たり前にできている幸せも実感しました。
新勧の舞台は、小網代に移ります。
風を切る感覚、海を近くに感じる爽快感。新入生の皆さんには、一生忘れられないような瞬間を体験してもらいたいですね!
もちろん、入部大大大歓迎です!!!
それでは失礼いたします。
松尾一輝