東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

夏休みにやりたいこと

2021年06月01日 14時30分38秒 | 内なる考え

お疲れ様です。

クルーザー班3年の青木維摩です。

今回のブログでは夏休みに絶対にやりたいことについて書きたいと思います!

夏休みにやりたいこと、それはズバリ、富士山登頂です!!!

前々から富士山に登りたいなーと思っていたんですが、友達を誘っても辛そうだから嫌だと振られまくっていました。やっと富士山モチベーションの高い友達を見つけることができ、今年の夏休みに登ることに決めました!

小網代や葉山からいつも眺めていた富士山に登ることができると今から楽しみです!小さい頃から登山はしていましたが、富士山モチベーションをさらに高めるために、今月富士山が綺麗に見える山を練習がてら登りに行こうと思っています!

富士山では突発的にブローが吹くらしいです。ブロー処理が苦手なので、このブローが海上で吹いたらどうするか考えながら登山して、一石二鳥を狙いたいと思います。

おやすみなさい。


3655日目

2021年03月13日 14時51分56秒 | 内なる考え

ご無沙汰しております。クルーザー班主将の中野です。

まず始めに残念なご報告から。クルーザーの学生日本一を決めるANIORU’s CUPが、緊急事態宣言の延長を受けて中止となりました。これで2年連続の中止。こればかりは自分たちが決められることではないので仕方がないですが、無念でなりません。2年前の大会で神戸に敗れて連覇を逃した悔しさを知る世代は、自分が最後になります。思い返せばその時だけでなく、3年前、2年前のJ24の全日本でも神戸には手が届きそうなところで敗れています。昨年12月の和歌山カップでは、年次が違うとはいえ完敗しました。自分たちにとっては良きライバルということです。なんとか引退するまでに神戸に勝って雪辱を果たしたいものです。

今回の大会にはクルーザー班の現役5名に加え、470チームから下重を迎えて6名で出場する予定でした。下重にはディンギーのオフにわざわざ練習に来てもらったのですが、それがとにかく楽しかった。小網代にもあれぐらいのおしゃべり歌唱マシーンが1人ほしいですね。一緒に乗ったのはそれこそ2年前のアニオル以来だったのですが、お互いの成長を感じました。ディンギーの同期とレースに出るのは来年の学生マッチを楽しみにしておきます。

 

次に先合宿の振り返りを。6日土曜日は順風から軽風の中でひたすらマークラウンディングを繰り返しました。例年より1年生の配属が半年ほど遅かったため、今の時期はとにかく伊東にフォアデッキの所作全般を叩き込むことを念頭に練習を組み立てています。とか偉そうなことを言いつつ、ヘルムスマンもまだ本格的に始めてから10回少々しか海に出ていない未熟者であるため、ドライブチームにとっても良い練習になっています。

7日日曜日は北風強風の中で社会人チームのjelly fishとの走り合わせを中心に練習。VMG自体はそれほど変わらないのですが、とにかく強風になると上り角が悪い。12月の和歌山カップで浮き彫りになった課題が、2ヶ月陸で過ごす間に勝手に解消されているわけがありませんでした。また着艇後はトレーニングをしました。

8日月曜日は前日以上のど強風の中、時たまマークを使いつつラウンディング。クローズの走りでは、前日の着艇後に春日さんから教わったテルテールの流し具合を何となく掴んだ感じがしたのが一番の収穫でした。とはいえ一艇で走っていても上り角が良くなったか否かは分からないため、次の強風の走り合わせを楽しみにしておきます。

この日は強風に加えて雨も降り、久々に春合宿らしいハードなコンディションになりました。寒さに耐えかねて誰かダウンするかもと心配していましたが、全員よく頑張ってくれました。マネージャーが持たせてくれた温かいココアも美味しかったそうです。自分は着艇後のご褒美に飲もうと思っていたら4人に飲み干されていました。遠慮知らずの図太いクルーたちです。

また今合宿はANIORU’s CUPの事前練習として大学から許可をもらっていたため、大会中止の知らせを受けて8日で打ち切りとしました。

今合宿、特に7日と8日の2日間で得た個人的な収穫は、強風への耐性です。和歌山カップでは初めての強風、しかも知らない海面で波も汚い中でのレースという状況に完全に翻弄されましたが、相模湾の北風は振れが大きいものの平水面であり、初心者が強風に慣れるには良いコンディションでした。和歌山で松前さんがおっしゃていた「強風はとにかく海に出て場数を踏むしかない」という言葉を肝に銘じて今後も練習に励みます。

と同時に、赤旗がなく自分たちで出着艇の判断をしなくてはならない難しさも改めて感じました。基本的には剣崎と葉山の風速の実測値を参考にしているのですが、8日は明らかにその値より練習海面の風が強く、メインをほとんどシバーさせないとまともにクローズを走れないと感じた時点で湾内に引き返しました。これが早かったのか遅かったのかは正直分かりません。何か良い判断基準があればぜひ教えていただきたいです。

 

さて、話は一転しますが、一昨日で東日本大震災から10年を迎えました。テレビでは毎年の如く当時の津波の映像が流れていました。

このブログを読んでくださっている方のほとんどは、何かしらヨットに携わっている方かと思います。そんな皆さんに問いたい。海に出ている時に津波が発生したら、あなたはどうしますか?

これは、自分が入部以来ずっと問題視していたことでもあります。たった10年前に何万人の命を奪った津波が押し寄せ、首都直下や東南海トラフの地震がいつ発生してもおかしくないと言われている割に、それに対するセーラーの危機感は薄いのではないか。そして自分たち東大ヨット部は、どれぐらい備えられているのか。

想像してみてください。もし東大ヨット部の部員、いや東大に限らず、身近なセーラーが津波に呑まれて命を落としたら。その翌年の新入生は「命懸けの」ヨット部に入ってくれるのでしょうか。何より、我々部員たちは何の恐怖心も抱かずに再び海に戻って来れるのでしょうか。少なくとも自分はトラウマになってしばらくは海に近づけなくなる気がします。

幸いにも同期の落合が共感してくれ、1月にクルーザー班の防災マニュアルを作ってきてくれました。それを基に今月中を目処に東大ヨット部全体としてのマニュアルを作成する予定です。それ以外にも何か有効な備えがあれば、随時行っていきたいと思います。

海が日常生活の一部になっているヨット部員は、慣れるが故に海に対する恐怖心が薄れがちなのかもしれません。しかし海が身近な存在だからこそ、常にその怖さを忘れてはならないと、自分は思います。

 

なんだか纏まりのないブログになってしまいましたが、自分の心配が杞憂に終わることを願っています。

 

2021313

クルーザー班 主将

中野


また逢う日まで

2020年05月03日 08時00分00秒 | 内なる考え



どうも、新2年470スキッパーの調べと申します。今回のテーマはタメになる知識とのことなのですが、あいにくタメになる知識などあまり持ち合わせておりませんので、少しテーマとずれる感じになりましたが、最後まで読んでもらえたら幸いです。


最近は暇すぎてネットサーフィンをしているわけですが、ある記事を読んで、へえと思うことがありました。
京大ヨット部のホームページなんですけど。そこには、「2014年に7年ぶりに両クラス全日本出場」と書いてありました。
え、京大も割と最近まで全日本出てなかったんや、ってちょっと驚きました。そこで京大の戦歴を調べると、

2014年 7年ぶり両クラス全日本出場
2017年 スナイプ7位・総合11位
2018年 スナイプ2位・総合8位
2019年 スナイプ優勝・総合5位

ちなみに、東大は、2017年に33年ぶりに両クラス全日本出場を遂げ、去年は全日本総合12位。
京大の2017年は、東大でいう2020年、つまり今年。2018年は東大でいう2021年、僕が3年生の時。2019年は、2022年に対応していて、僕らの代が4年生の時。
この京大の戦績を見て、僕らの目標である全日本入賞は全然不可能じゃないなと思いました。



東大ヨット部に入ってよかったことは、東大が強くなる過程を間近で見られること。
自分たちの手で、先輩から受け継いだものを大きくして、東大を強くすることができること。戸沢さんも書いていましたが、僕らは幸せです。1年生で入部した時から、全日本に出場するのは当たり前であるという環境に身を置いているからです。段々、部員数も増え、部内競争も激しくなってきた。そして、どうやら僕の一個下には、経験者が結構入ってくれそうで、ワールドに出たようなすごいヤツも入部してくれた。
東大ヨット部は、今一番面白いところにいると思うのです。野球で例えると、王監督が就任して数年経ったくらいのダイエー的な。バスケで例えるなら、湘北高校ですね。
つまり、みんなが松中や井口、桜木花道や木暮先輩になれる可能性を秘めているということですね。
こんなロマンのある部活、中々ない気がします。入るなら今しかないでしょう。



とはいえ、もちろん、全日本入賞を本気で目指すなら、ヨットに本気で取り組まなきゃいけないこともわかっています。残念ながら、東大ヨット部には、全日本で入賞するノウハウがありませんから。
だからこそ、もっと海に出たい、こんなはずじゃなかった、という気持ちもあり、正直悔しいのです。今セメスターで自主練しまくる予定だったし。ですが、全大学同じ条件なら、今できることを最大限やっていくしかないと、10日前くらいに開き直りました。
ポジティブスィンキングですね。


この自粛期間にどれだけヨットのことを考えてインプットできるか、が強くなれるか否かを分けると思います。それはヨットへの姿勢という意味でも、です。自粛が長くて、インカレという本来の目標すら見失いそうになりますが、いつか絶対海に出る日が来るわけで。

辛くて、正直モチベが下がりそうになる時があっても、今の自分の姿勢は全日本入賞校のそれとして本当にふさわしいのかを照らせば、やることやらなきゃいかんな、という気持ちになります。

2年生の分際で偉そうなことをダラダラ書いてすいません。
終わらせていただきます。

調亮太郎

ヨット乗ってみたよっと。

2020年03月18日 14時18分54秒 | 内なる考え
皆様、こんにちは。クルーザー班マネージャー新2年の青木香穂です。

今週は3/13から3/15までの3日間の練習の内、3/15に社会人チームJellyfishの皆様の練習に参加させて頂くという前代未聞のことをしました。

マネージャー兼ヨット初めての私が練習に参加してみて思ったことを、つらつらと書こうと思います。

因みに、今回私はポジション的には3番をさせて頂きました。したことはツイーカートリムとスピン回収です。


まずは、ヨットって楽しいんだと思いました。私が乗った3/15は天候に恵まれたということもあるかもしれないですが。でも、風の向きや速さが一定ではなく、簡単には出来ないことも楽しさの理由なのかなと思いました。

また、普段ミーティングで言っている内容も分かって面白かったです。これがタッグ練か!マーク回航ってこんな感じなのか!などなど。いくら話を聞いたり動画を見せてもらったりしていても、やはり百聞は一見に如かずだなと思いました。

あと、ロープの偉大さを感じました。ロープのちょっとした引き具合で帆の形が変わりヨットの動きが変わる。プレイヤーの皆様にとっては当たり前のことかもしれないですが、私は感動しました。

そして、プレイヤーの皆様の凄さも実感しました。そんなに動いてない私でも凄くお腹が空いたんです!(笑)いつも皆様たくさん食べるな~と思っていたのですが、この大変さだったら当たり前だと思いました。本当に凄いです、尊敬の気持ちでいっぱいです。

しかし、もっと自発的に動けたなという悔しさも残りました。それは、私が下回航のちょっと前にジブシートをひく余裕があったのにも関わらず、とても忙しい太朗さんが終始してたことです。後で聞いたら、してくれたらめっちゃ助かったって言われて、自分の積極性の無さを悔やみました。

そんな私に皆様が、初めてなのに凄い!と褒めてくださったので、褒めてのびるタイプ&冗談が通じない私はすごく嬉しかったです(笑)

最後になりましたが、マネージャーも乗る?と声をかけて乗せてくださったJellyfishの皆様、ありがとうございました。楽しかったです。また、是非お願い致します!!



PS
出艇直後にJellyfishの松本さんから初めての乗る人の心得を教えて頂いたので、安心して乗ることが出来ました。新歓などの参考になればと思います。

・必ずどこか安定した所に掴まること
・落水しても船から離れないこと
・周りをよく見ること(間違えても良いから危ないと思ったら言う)
・ブームに頭ぶつけないように気を付けること





意識的に学ぶ

2020年03月12日 23時07分07秒 | 内なる考え

こんばんは。マネージャーの仲田です。

 

京大留学から帰ってきて、早2週間が過ぎようとしています。

合宿中はあんなにオフを渇望していたのに、いざオフになってみると自分が何もしない人間であることを再確認して少し凹み、忙しない合宿生活もやっぱり結構好きだったんだなと感じている今日この頃です。

 

前回のリレーブログで私は昨年の京大のチームづくりについてつらつらと書いたこともあって、あの噂の京大を体感できるんだ!と前々からこの京大留学をとても楽しみにしていました。

実際行ってみて、京大留学は、現状の東大のレスキュー運営と個人的な動き方を見つめ直すいいきっかけになりました。

 

まず京大では、マネージャーにレスキュー運営が一任されており(!)、レスキュー艇の運転もすべてマネージャーが行います。

京大マネージャーで印象的だったことは、主に以下の3つです。

1つ目は、沖でのレスキュー協力体制が確立されていること。マークを打ったり各チームの練習メニューが変われば、逐一連絡します。東大では淡青と疾風間で連絡が取れないなんてことがありますが、京大は沖での連絡が密で、常に470とスナイプがどういう動きをしているかが把握できます。両チーム合同でやりたい練習がある時はすぐ呼びかけて練習を始めていました。

2つ目は、動画撮影を非常に重要視しており、動画を撮るための運転に徹していること。必ずスタンの真後ろにレスキューが位置して、ブームが点に見えるようにレスキューは運転されていました。ミーティングの時にもその日の動画や参考動画を見る文化があり、京大の強みである動画分析力を支えているのは、この動画のクオリティを保つレスキュー体制なんだと思いました。

3つ目は、マネージャーミーティングの存在。その日の運営上の反省点、トラブル対処について共有していました。今の東大で始めても内容が薄くあまり意味がないと思うのですが、ゆくゆくはマネージャーミーティングも出来るくらいの仕事量を持てるようになれたらと思いました。

 

以上のような感じで、東大に持ち帰って改善するべきことが明確化した気がします。

 

そして、個人的な話になりますが、京大での大きな収穫はヨットの動作に目がいったことでしょうか。

 

4日間という短い期間、京大でレスキューに乗らせてもらった時良くも悪くもお客さん扱いであったために、私は正直マーク打ちマーク上げ以外これと言ってすることもなく余裕がありました。何もすることがないなら京大の人の動画をたくさん撮って東大に持ち帰るのが使命だ!とそのことだけを頭に、ひたすら動画を撮っていました。そうすると、次第に動作に目が行くようになりました。そうか、スキッパーはこういう動きをするんだ、ジャイブの時のセールってこんな風になってるんだへえ〜〜!と。

 

昨年の代交代から海に出るようになりましたが、今思えば東大でレスキューに乗っている時は、「何をしているかよくわからないけど忙しくしている」という感じだった気がします。なんとなく忙しくしている自分に満足してしまっていて、自分がいかにレスキューの上で漫然と過ごしていたのかを痛感しました。海に何十回も出ていればそのうちヨットのことわかるかな?なんて甘い考えをしていました。ごめんなさい。ただぼーっとヨットのことを見ていても何もわかりません。スキッパーとクルーがそれぞれ何をしているのか、先輩がメイン引いて〜と言ったあとどんな風にセールが変化しているのか、小松さんがどういうコースを設定してどんな練習をさせたいのか。意識的に取り組めば入る情報量は格段に変わります。

 

こうして意識的に学んで知見を蓄えていくことは、いずれ私たちマネージャーが練習運営をしたいと夢見るなら避けては通れない道です。

 

と言っても、練習運営云々を考える前に、ヨット自体の楽しさがわからない中ずーっとレスキューに乗るのは辛いだろうなと思っていた自分もいました。今回やっと、ヨット競技自体に興味を持てるようになったかもしれません。私は船に乗ることはないけど、もっと良い動作がどんなものか知りたい。マーク際でどんなケースが起きたのか理解できるようになりたい。プレイヤーと共通言語を持てるようになれたらどんなに楽しいだろう、そんな風に思いました。

 

東大のマネージャーがプレイヤーと共通言語を持って同じ視座で、いやもうちょっと欲を言えば、自主的に練習運営ができるようになれれば、サポート体制としてかなり強くなれるはずです。京大に勝つのも夢じゃない。

 

今回東大を離れたことで見えたことを、もやっとした記憶ではなくちゃんと記録して、今後改善を繰り返していけたらいいなあと思います。

レスキュー人員が足りない中、京大に行かせてくれた先輩方ありがとうございました!

 

p.s.陸マネのみんな。京大のご飯もめちゃくちゃ美味しかったけど、栄養管理が行き届いてて何より抜群に美味しい、うちの陸マネが作るご飯が1番だって心の底から思いました。海に出れるのはみんなのおかげです、いつもありがとう!!

 

新2年

仲田洋子


甘ったれ

2020年03月06日 12時34分36秒 | 内なる考え

昨日観た映画のせいか、なんだか気だるく、息苦しいです。立ち上がろうとしない自分の体に、甘ったれんなと檄を飛ばしています。

先合宿は初めてレースに出ました。本当ならレース内容、リザルト云々から振り返っていくべきですが、僕が俎上に上げる問題は自分のメンタルです。引退するまでではなく死ぬまで付き合っていく問題にぶち当たりました。自分のメンタルが弱いのは僕が誰よりもよく知っています。だからヨット部に入った時点でまたこのことで悩む日が来るのはわかっていました。

第2レースの一下の回航でミスをして艇内の雰囲気に綻びが生まれた瞬間から、じわじわと自分の集中力が落ちていくのを感じました。舵がぶれていくのを指摘する先輩の声を気にしまいと思っても自分が傾いていくのを止められず、終わったとつぶやく声が耳に入った途端、それに甘えるように集中の糸はぷつりと切れました。

呆れるくらい弱くて脆い、こんな自分はもう見たくないし見せたくないです。虚勢と技術と体力で武装して、自分の足で立ち上がって速く走れるようになりたい。引退まであと2年と8ヶ月で、変わらなければなりません。

新2年スナイプスキッパー 青木大吾


暖かい春の到来は幸か不幸か

2020年03月04日 19時37分00秒 | 内なる考え

こんにちは、新3470スキッパーの古橋です。

最近は寒暖差が激しく、世間ではなんたらウイルスの話題ばかりで油断をしたら体調を崩してしまいそうですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。自分も体調管理は怠らないよう気をつけたい所存です。

さて、今クールの合宿は京大生の訪問に始まり、今後の春合宿を部全体で話し合ったことや、八景レースに至るまで、色々あった合宿でした。毎回同じ5日間合宿のはずなのに今回は本当に長く感じました。

これまで約1ヶ月の春合宿を振り返って思うのは、ここまで頑張ってきて残り半分!という達成感に近い感情よりも、果たしてこのままで大丈夫なんだろうかという不安の方が大きいです。

去年は「春合宿は吹く」「あの寒くて厳しい強風の中で練習してこそ上手くなる」などと先輩方から聞いており、案の定最高気温一桁の強風コンディションが連日続き、合宿明けには心身ともにしばかれ操船技術も上手くなったと実感することができました。風が強くて多くの艇が沈するような日に小松コーチはよく「君たちはこの波と、この風に揉まれて強くなるんだ」と仰るのが僕は好きで、それを聞く度に寒くて辛いのは本当に嫌だけど頑張ろうと思いました。

一方今年は暖冬で、合宿期間中に出艇できる範囲での強風が吹くことは数少なく、今まで微風〜軽風のコンディションでの練習が主でした。もちろん微風〜軽風の練習は大切で、軽んじて練習に取り組んでいるわけでは全くないです。しかし強風を想定して合宿に臨んでいた身としては、このままで大丈夫なんだろうか、本当に自分は上手くなっているんだろうかと不安に感じる側面の方が大きいのが正直なところです。

新3年の今になってようやく、ヨットが対自然のスポーツであるということの意味を痛感しています。与えられた環境の中でいかに速く船を走らせるか、二度として同じ風が吹くことのない中で日々の積み重ねを応用させられるか。

でもだからこそ、どんな風が吹いている中でも練習をして経験を積むことが大事なんだと。

確かに強風の練習ができずに不安を覚えてはいますが、この春合宿に練習してきたことはきっと無駄にはなっていないはずだと信じています。日々与えられた条件のもと淡々と練習を積むしかありません。

今後様々な事情で練習ができないことになるかもしれませんが、海に出られる一日一日を大切に、そしていつも応援していただいてる関係者の方々やLBの皆様に恥じない練習をしていきたいと改めて感じました。今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願いします。

少し長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

古橋恒太


京大遠征3日目

2020年02月27日 23時10分00秒 | 内なる考え
京大遠征も3日目を迎えました。
3日目は予報では終日10m前後吹くはずでしたが、午前はあまり吹かず、いつもの帆走・スタ練を行いました。

京大はスタ練を多く行います。ちゃんとバウを揃えて列を作りスタートをする練習を繰り返します。また、上から出る・下から出る・真ん中から出るなどの指定がある場合もあります。
こちらの人はスタートラインを守って、というより他艇に合わせて列を形成するので、結局ラインがめちゃ高くなりゼネリコばかりになるのですが。
どうしても東大ではコース練が多く、スタ練はあまりやりません。バウを揃えて並んで出る練習はもっと多くしても良いのかなと思いました。

午後は予報通り吹き上がりました。
恐らく一番強いブローで11.12m入っていたと思います。
琵琶湖はブロー性の海面で、ブローとラルが見やすく、結構キツめのブローが入ります。
またシフトもかなりあり、合わせるのは難しいです。
一方で波は低い為、ランは安定していてかなり走りやすく感じました。今日くらいの風だとサーフィングできる波もあり、関東での走りが生きる場面もありました。

やはり海の、強風と高い波での走りを追求して、関東で勝ちに行くことが、全国で通用する強みになるのではないか、と思います。
つまり、全国で勝つためにはまず関東で速く走れるようになることが大事だという、当たり前のことなのですが。

明日は微風の予報です。
微風の動作を最後まで学べるだけ学んで、東大に持ち帰りたいと思います。

では、おやすみなさい。




1を聞いて10を知る

2020年02月27日 22時24分22秒 | 内なる考え

 

こんにちは。新2470クルーの工藤光生です。

 

昨日は、貴重なオフということで鯛めしを食べに行きました。合宿所では、マネージャーさん達のおいしいご飯が食べられるのですが、金銭的及び衛生的な観点からメニューに制約があるので、普段食べられないような食事をするのが僕のオフの楽しみです。そんな訳で、今オフは、大(タイ)枚をはたい(タイ)て鯛(タイ)めしを平(タイ)らげて参りました。

 

暖冬を吹き飛ばすような寒いダジャレはこのくらいにして、先週末に開催されました東北大学・横浜国立大学定期交流戦の報告をさせていただきます。例年、12月に行われている本定期戦ですが、昨年9月の台風15号で八景島が甚大な被害を受けたため、今年度は2月開催となりました。1日目(2/22)にチャーター艇引き渡し及びレセプションが行われ、2日目(2/23)にレースが行われました。レース当日は、平均風速11mという南風が吹き荒れるコンディションの中、1レースのみが行われました。

 

以下国際470級のリザルトです。

 

27艇 オープン艇込みの点数(オープン艇除く点数)

 

4692 天木/廣瀬 8(4)

4579 松前/工藤 12(7)

4452  古橋/下重 4(2)

4303 調/齋藤  15

4301 藤田/大橋 RET

 

国際470

1位 横国 10

2位 東大 13

3位 東北 23

 

全体としては、横浜国立大学に敗れて2位となってしまい悔しい結果となりました。今回の反省を活かして、今後の練習に励んでいきたいです。

 

それでは、個人の反省に移ろうと思います。僕は今回、新4年スキッパーの松前先輩とペアを組ましていただきました。上位で帰ってこられる実力を持つにも関わらず、全体で12位という不甲斐ない成績に終わってしまったのは一重に2回の沈によるものです。

 

以下が1回目の沈の状況です。

 

全体5位ほどで2上でギリギリのレイラインを走っていた我々は、タックしてきた艇を避けたためマークに入れなくなってしまい、ジャイブ周りで巻き直すことになってしまいました。その際のジャイブで沈してしまい、大きく順位を落としました

 

原因は、僕がジャイブ後すぐにトラピーズに出て起こしにいかなかったこと。スタート前のジャイブのように適当にジャイブしてしまった。強風のなかで急いで巻き直しているのだから、すぐにラフするのは当然なのに

 

単純に場数が足りなかった。あの風であの動きをしたらどれだけヒールするのか理解してなかった。

 

でも、経験がないから仕方ないではいつまでも先輩や経験者に追いつき追い越すことができない。少ない経験を最大限活かしてやっていくしかない。

 

1を聞いて10を知る。」

 

めっちゃ難しいというのはわかっているけど、この言葉に少しでも近づけるように日々考えながら春合宿に取り組もうと思います。


京大遠征2日目

2020年02月26日 23時12分00秒 | 内なる考え
今日は最初は風がありませんでしたが、風がだんだん上がって行き、無風からオーバーまで上がりました。
ベビーパーク・帆走練・スタ練・コース練を中心にやりました。
正直昨日は微風の洗練された動作に差を痛感しましたが、勉強していくうちに微風の動作も結構マシになってきました

平水面での練習は再現性が高く、基礎的な動作の確認に絶好の海面(湖面)です。また煽りが実感できて楽しいです。海でも煽りがうまいセイラーになれるよう頑張ります。

一方で強風での帆走は負けてないとも感じました。荒れる海での強風でしばかれてきた甲斐があったのでしょう。
京大の人が微風の動作に拘りまくっているのを見て、僕らも関東に戻ったら特に強風下でのクローズ・ランのボートスピード・安定感には拘りやプライドを強く持っていきたいと思いました。
こちらの平水面の強風は不思議な感覚ですが、スキーみたく気持ちよく走れて最高です。

こちらは暖房も効いており、ウォシュレットもあり、蛇口をひねればお湯が出ます。
果たして東大に戻れるのでしょうか。そんなことを考える2日目でした。おやすみなさい。