東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

おまつ一憲「今チームええ感じやねん」

2024年10月18日 23時41分24秒 | 2024秋インカレ

 てなわけで、今回も出オチタイトルでした。

 先週末の秋インの振り返りをします。

10/10(秋インまで2日)

 本多さん主催のバーチャルレガッタの部内戦があったので夜集しました。

 ↑ 第2回本多杯のリザルト。平日夜開催ということもあって、前回大会より参加者はやや減ったものの、依然、ハイレベルな戦いとなりました。優勝争いは島瀬艇と三上艇が同点でしたが、タイを解くと僅差で島瀬艇が上回り今大会を制しました。2022年の全個スナイプを彷彿とさせました。

 ↑ せっかく一年ズが貼ってくれたセールナンバーも、配置が微妙にクラスルールに違反しているというので急いで貼り直しました。大きな声では言えませんが、実は今でもギリアウトです。

10/11(秋イン前日)

 天野くんと前日練習しました。東大スナイプは僕たち一艇だけだったので、恐れ多くも早稲田スナイプ3艇の練習に混ぜてもらいました。江ノ島の奥まで1時間近くかけて下ったあと、永遠と走り合わせをしました。合わせてもらっても合わせてもらっても下の船に吸われていき、「きゃー >_<」って感じでした。陸太(さん)は相変わらず好青年でした。

 午前着艇して二人で験担ぎを兼ねてかつやに行きました。僕は3日連続のカツでした。

 ↑ 秋イン前夜の全体mtg。いい意味でmtgがまったりしているのが東大のいいとこですよね。

 ↑ 天野「フサフサだなぁ...」

10/12(秋イン初日)

 いよいよ秋イン...といってもやることはいつもと変わりません。

 ↑ 艤装が終わってからD旗までは非常に暇なので悠汰くんにちょっかいをかけます。

 ↑  一見するとなんてことのないハント/ひろなりのペア写真に見えますが、この写真の面白いところは他の船が続々と出艇していくのを尻目に呑気にツーショットを撮っているところです。覇者(第27回YMFSセーリング・チャレンジカップIN 浜名湖 レーザー4.7級 優勝)の貫禄を感じます。

10/13(秋イン2日目)

 前夜のドタバタで配艇チェンジ。多分春のフリート以来となるハントとスターティング。

 ↑ 最近女子ウケを狙って、Slackのアイコンを幼少期の写真にしがちなハントと共に。

 風待ち中は恋バナとかしてました。ハントはあの夜から深く殻に閉じこもってる気がしてなりません。

10/14(秋イン最終日)

 迎えた最終日。円陣で「23人みんなで勝ちに行くゾー、これ」とか言いつつ、いい雰囲気のまま2レースを走り抜けます。

 ↑ 7R目で3位フィニッシュして満面ピースの2人。天野くんはどっちかというと2下で308を抜かしたことの方が興奮したみたいです。

 8R目は1下のマークタッチしか記憶にないです。天野くんは集中力が切れてるみたいで、2下では夜の打ち上げのことしか話してませんでした。

 ↑ 閉会式にて。海猿時代の伊藤英明を彷彿とさせるマッキー。ホテルマンみたいな腕の組み方をするそうま。

 ↑ 勝因(といってもまだ「勝」ててはないのか)のひとつは間違いなくサポートです。レスキューメンバーから、一生懸命たまやを頑張ってくれた1年ズに至るまで本当にありがとうございました。

 ↑ 秋六大での上ピン即タックからの1上トップも、今回の3位フィニッシュも、全部いい思い出になりました。コースを僕に全任せしてスピードに集中してくれたところもやりやすかったです。天野はどう思ってるかわかりませんが、相性は悪くはなかったんじゃないかなんて思ってます。お互い修行していきましょう。ありがとう。

 

 てなわけで今年の秋インでした。僕は今、風を見る目を養うために、空きコマは不忍池でブローを観察してます。

おやすみなさい。

 

3年 スナイプチーム

今期こそはフル単狙うぞマン

 


あの日から

2024年10月17日 23時45分00秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。スナイプチームリーダーを務めております、中静勇輝です。

関東秋インカレ決勝のご報告をさせていただきます。


以下、スナイプのリザルトです。



スナイプ級

49 31418 中静/佐藤・下村 17-7-2-21-6-9-20-14 96pt 7

50 31494 天野・市毛・遠藤/三上・高畑・神田 37-DSQ(46)-DSQ(46)-26-3-14-3-21 196pt 25

51 31308 元尾・市毛/松本・三上・神田 24-14-8-12-8-11-4-9 90pt 5


1位 早稲田大学 148pt

2位 日本大学 344pt

3位 中央大学 357pt

4位 東京大学 382pt

5位 慶應義塾大学 388pt

6位 明治大学 540pt



スナイプチームとしては準優勝、最低3位を目標としていたため、結果としては目標には届きませんでした。その点は悔しさが残るものの、レース内容としてはチームの成長の確かな手応えを感じることができる場面が多々ありました。



さて、おそらくこれが引退前最後のブログなのでこれまでの1年間のキセキを軽く振り返りたいと思います。少し長くなりますがご容赦ください。



1年前。秋インカレ決勝でスナイプが準優勝した。去年のスナイプチームは一言でいえば「強い」チームだった。

勝利のためにあらゆる事が徹底され、レギュラーの3艇に練習機会やお金が集約された。

去年のチームを批判するつもりは全くなくて、矢野さんや大好きな旧4年生からは勝ち方を教えてもらってとても感謝しているし、下級生に対する後ろめたい気持ちを感じながらも僕もレギュラーとしてとにかく自分が上手くなりたかったので特に異を唱えず恩恵を受け入れてしまっていた責任がある。


このころは僕も正直、勝つことが全てで勝てば何かが得られると信じて必死に練習した。


そして迎えた小戸での全日本。結果は散々だった。4年生を勝たせられなかったこと、犠牲にしてきた下級生への申し訳なさで目からつまらないものが溢れ続けた。


そしてあっという間に今年度のスナイプチームが始動した。最初の数ヶ月は本当に大変な状態だった。スキッパーは僕以外まともな練習機会を与えられてこなかったので、真っ直ぐセーリングすることすら怪しかった。事故もたくさん起きてしまった。

このころ誰かに言われた「東大スナイプ終わったね」という言葉が心に突き刺さった。


この時、根本的にチームのあり方を見直す必要があると心から思った。あの人がいたから、とか、あの代だけは強かったという評価になってしまうのは悲しいし、東大には経験者が毎年必ず入るわけではないからこそ、未経験者中心でも恒常的に勝てるようなチームをつくろうと決意した。


このようなモチベーションになっていた時、宮川さんという最高の指導者に出会った。チームみんなで上手くなる、全員の可能性を信じて成長の機会を与え続けるという宮川さんの理念に深く共感した。


宮川さんには目的をはっきりさせることの大切さを学んだ。日々の練習メニューで何のためにそれをやるのかというところから、チームリーダーとして何のためにヨット部にいるのか、勝利という目標の先に何を得たいのかということまで紙に書き出して考え続けた。


その結果自分の成し遂げたいことがはっきりした。それは「学生ヨット界のシーンを変えること」に落ち着いた。どうしても経験者が多いほど、そして金銭面で有利であるほど勝ちやすい学生ヨット界で東大がずっと強いチームであることを証明し、みんなの常識を変えたい。


そのために、今年は全員にチャンスを与え続けて「みんなで上手くなる」ことを大切にした。資源に限りがあって完璧にはできなかったけど、配艇や練習メニューを考える時はこれを指針にしていた。



1年間色々あったけど、みんながモチベーション高くヨットと向き合ってくれたおかげで本当に日に日にチーム全体が強くなっていくのを感じたし、どんな時ものびのびニコニコ活動する姿に元気をもらった。


5月の春インカレで6位入賞。そしてそこからさらに成長を続けて今回2位と僅差の4位入賞。クルー陣が去年よりさらに磨きがかかっているのはもちろん、天野市毛遠藤元尾の伸びっぷりには驚かされます。2年生も、夏合宿を経て本当にたくましくなった。


秋インでは、僕の頭にあった想定得点を全員が上回ってくれた。想定を下回ったのは中静艇だけ。みんなの成長スピードに負けないよう、僕自身も最後まで謙虚に、貪欲に成長したい。


僕たちの目標は全日本入賞です。残り少ない練習でそれぞれの課題をつぶしてさらに成長して、このチームで新たなシーンを切り開いていきたいと思います。



最後になりますが、ご支援・ご応援賜りましたLBの皆様や保護者、並びに心強い応援をくれた先輩や後輩、マネージャーの皆、そしていつも熱く寄り添った指導をしてくださる小松コーチ、宮川コーチ、西尾コーチに心から感謝申し上げます。

お世話になった方々への感謝の気持ちを表現するためにも、全日本は結果にこだわります。

今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。



スナイプチームリーダー

中静勇輝


逞しく 力競いて 勝利の旗を 掲げなん

2024年10月17日 09時17分31秒 | 2024秋インカレ

自分 マークが南に見えます、、

 

 

お世話になっております。3年の槇枝です。

 

 

先週末行われました関東秋インカレ決勝の振り返りをします。

470は7位。スナイプは4位。総合5位という結果になりました。

具体的な戦績は西間クンのすごく長いブログや山本サンの闘魂ブログなどをご覧ください。

 

3日間で行われた8レース全てが晴れの北風4m/s~7m/sと、コンディションに恵まれたレガッタとなりました。

 

夏の練習では、マークを使ってセーリング練習。ボートスピードの改善をしてきました。同じようにオスカーが上がるか上がらないかという程度の北風で行われた秋六大学戦、秋イン予選のコンディションを踏まえて、コースが非常に大事になるなあと考えながら、当日を迎えることになりました。

 

1,2日目は、自艇は非常に苦しいレース展開でした。

 

スタート後のファーストブローを掴み、その場その場で、どちらが支配的なブローが降りてくるかを判断してより上側のブローを強く噛むというプランでコースを引いていました。まあ何が起こったかというと、北風で南風コースを引いていたということです。これにちゃんと理解するまでに5Rもかかってしまいました。

 

スタートがバチ決まるということがない限り、一上の初版から自分がいる位置でのメリットを最大限活かさないといけないこと、ブローの上側であれば必ず伸びるであろうという考えにとらわれていました。

 

最悪の時は、支配的なブローに気づくのが遅れて、その艇団を一番遠い位置で受けて、反対に伸ばす。ヘダーを見過ごしているうちにも反対は逆のシフトを掴んでこちらに寄せてきて、レグの中盤で残りのレグを残せていないということになり、残りのなっがいレグを風がそれ以上振れないことを祈りながら走っているという始末。

うーん、どこのタックが足りなかったのかなと毎レース振り返っていましたが、そもそもそういう考えで安定した順位が取れるはずもありませんでした。

 

 

毎レース、良くなかったリザルトを前に、心の余裕がなくなっていき、より視野が狭くなって、同じよくない考えを繰り返すという悪循環。心の余裕を保っている、つもりでしたが余裕でブレブレでした。個人主義を卒業しようと思っていたんですけどね。

 

陸ではいじられるぐらいが良かったのですが、後輩に気を遣われている状況。去年を経てメンタルの課題を克服したつもりでしたが、まだまだのようです。

 

 

 

二日目の第6Rで交代。ゆうたと五熊に託して、レスキューに乗りました。南風しか乗せねえぞと本多さんに揶揄されながら、落ち着いて何がいけなかったのかを分析できました。この時は本当に頭が凝り固まっていました。

 

 

まずはブローで自分のシフトを掴んで返し、艇団に寄せることができる。艇団のリズムを早めに察知した上でそれをどの位置で合わせるかを考えて返す。艇団の三角の上にいけるコースプランが理想で、トップの船に対して、ミートを繰り返すことで自分の負けからどれだけゲインできたかを確認するとともに、そのまま進むべきか返すかを判断していけば、自ずと順位が上がってくるということ。

 

だいぶ時間と点数がかかりましたが、このことを自分の中に落とし込むことができたのは、代わってくれたゆうた達と本多さんのおかげです。辛抱強く待ってくれた北村にも感謝しています。

 

最終日の最終レースだけ出場させてもらって、以上の感覚でレース展開をすることをなんとなく掴むことができました。

 

 

これを他のレースでもっと実践できていればなどとつまらない考えにも至りましたが、成長を与えてくれて、次へつながる内容のレースができたことを糧にしようとすぐに切り替えられました。

 

 

一番艇に乗らせてもらっている身として、余裕感と戦績でチームを引っ張るつもりでしたが、それどころか足を引っ張ってしまいました。安藤山本ペアが安定して走り、三番艇もうまく点数をまとめたおかげで、7位で関東インカレを通過しました。最低でも入賞を目標にしていた分悔しさが募りますが、幸いにもまだ続きがあります。まだまだ上手くなれるという、これからへの期待と全日本入賞への布石と捉えて前を向きます。

 

西間も山本もブログで言っていましたが、今年のチームの強みは、選手層が厚いことです。五つペアを揃え、レースに出られる人がいるおかげで、今回のように調子を崩しても一度レスキューで冷静に分析できて調整ができました。全員が経験を積むことで、全日本。そして来年以降に活かすことができます。控えにいつでも交代できる選手がいるほど心強いものはありません。(スナイプチームは全艇が一度シングルを取る活躍でますます心強い限りです。)最後まで成長を止めずに頑張りましょう。全日本まで上手くなれます。

 

最後に秋イン決勝をともに戦ったチーム全員に感謝の意を伝えます。応援、サポートありがとうございました。全日本もよろしくお願いします。

 

3年 470副リーダー 槇枝大祐


我が東大、栄えある学府

2024年10月16日 21時58分04秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。470チームリーダーを務めております、山本航平です。先日行われました関東秋インカレの報告をさせていただきます。以下、リザルトです。

 

470級

49 4829 北村・松本/槇枝・五熊 31-20-17-25-27-36-25-10 計191pt 21位

50 4791 安藤/山本 17-SCP(24)-19-22-9-12-14-21 計138pt 17位

51 4692 成相・澤田/秋田・西間 19-29-34-16-28-28-17-26 計197pt 23位

1位 早稲田大学 151pt

2位 日本大学 157pt

3位 慶應義塾大学 269pt

4位 中央大学 281pt

5位 明治大学 447pt

6位 法政大学 507pt

7位 東京大学 526pt



最低限の目標としていた入賞を果たすことができず、大変悔しい結果になってしまいましたが、2年ぶりに総合で全日本インカレに出場することができ、年間の目標である総合入賞への道が潰えなかったことは一安心でした。

 

レース内容としては、北風順風でレース運営もとてもきちんとしており、現時点での実力がそのまま反映されたものかと思われます。自分たちも夏を通じて大きく成長したはずですが、今回目標に到達できなかったのは、他の大学もまた実力を伸ばしていることが一つの要因であることを受け止め、東大470の一層の飛躍の必要を痛感しました。

今回のインカレは、470チームとしては、全員で戦うことと、当たり前のことを当たり前に行うことを心がけました。

まず、全員で戦うことに関して、これは今までの東大470チームと比べてかなり上手くいったのではないかと考えます。代替わりから、5艇揃えることを基本方針に練習を重ね、夏練習ではペアを固定して徹底的にセーリングとラウンディングの練習をしましたが、その成果によって5艇の全体的な基礎的なセーリング力は例年になく高まっているように思われます。5ペア皆が出場し、全員が明らかに春よりは戦える感触を得られたのは、大きな収穫でした。また、レースメンバーだけでなく、サポート体制についても、2年生を中心に一人一人に仕事を振りましたが、みんなが自分の仕事に責任を持って真剣に取り組んだだけでなく、レースメンバーがレースに集中できるように自発的に仕事をこなしてくれたおかげで、レースメンバーはレースだけに集中しつつ、つつがなくレガッタを終えることができました。木村を中心に、本当にありがとう。全日本でも頼みます。

次に、当たり前のレベルを上げていくことについて。これがなかなか難しかった。もちろんよくなったところもあって、それは普段の練習での出艇時間であったり、集合の意識であったり。それでも、代が変わってから言い続けてきたバース清掃や時間厳守のところはまだまだ詰めが甘いし、レースで「当たり前」を徹底できていないのはそのような普段の甘さが少なからず作用しているのかなと思います。僕たちのペアも、なんのことないタックで審問を出され、自分としてはルールに違反したつもりはありませんでしたが、失格になってチームに迷惑をかけるわけにはいかず、レース後ペナルティという形で英語をつけてしまいました。リスクある行動である自覚の欠如が招いた失点でした。他のペアについても、レース中に艤装品が飛んだり、ペナルティを履行したりと、ノーケースノートラブルを実現できずに、点数を随所で落としてしまいました。これから下剋上を起こそうとしている僕たちには、ノーケースノートラブルを貫くことが目標への絶対条件であることをもう一度強く自覚して、残りの数少ない練習でもその意識を高めていかなければなりません。また、こと僕たちのペアについては、リコールを恐れてスタートで加速が決まらず、1レースを除いて全てスタートに失敗してしまいました。スタートの失敗からでは折角練習してきたボートスピードも活かしきれず、順位も微妙なところでまとまってしまいます。これもまた、練習してきた通りの「当たり前」が本番でできていなかった証拠だと思います。自分達の「当たり前」を今一度見直す必要を痛感しました。

 

秋インを終えた個人的な感想として、ホッとした側面も多少ありますが、それ以上に悔しさが勝ります。このチームなら秋インで入賞は固いと本気で思っていたし、自分達のペアも夏のコース練習で前を走れるようになってからは、秋インでももっと前を走れると思っていました。レースが終わり、合宿所で掃除しながらリザルト詳細を見ていたとき、僕たちのペアがやっと勝てるようになったと思っていた中堅校や上位校の選手たちに再び負けてしまっており、チームの点数を計算しても、そのことが入賞できなかった一因であると気がつき、目からつまらないものが溢れてしまいました。でもそのとき、(もっとチームに迷惑をかけたこと)イチケが言葉をかけてくれて、心が穏やかになりました。何を言っていたかは忘れたけど、全日本でリベンジすればいいじゃん的なことだった気がします。その通りです。幸いにも僕たち4年生は全日本まで競技を続けるチャンスを頂いたので、江ノ島で総合で良い結果を残して終われるように、残された1日1日を大切に、最後まで自分達の可能性に賭けてヨットに打ち込む覚悟であります。僕たちのペアも、他の4つのペアも、課題は明確です。秋インが引退の日とならなかったことに感謝して、また支えてくださる皆さんのおかげで全日本の舞台でレースできることに感謝して、引退する最後のレースまで成長することを止めない覚悟でありますので、これからもますますのご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

最後に、ご支援・ご応援賜りましたLBの皆様や保護者、並びにご指導賜りましたコーチの皆様、また心強い応援をくれた先輩や後輩の皆に、心から感謝申し上げます。

 

4年470チームリーダー

山本航平

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以下、写真集

①新作の巨峰味のジュースを飲む🐶、秋の味覚を感じて思わずニンマリ。

②去年の秋インの(悪い)思ひ出コンビ再来。今年は頼もしい主将に(左)。

③未経験の3年生ペアは大変だよね、一番いい船だからもっと走らないと困るけど。。全日本までに一緒に上手くなろうぜ。

④世にも珍しいやまこうチルドレン、出艇直前に時報を鳴らしてくれました。

⑤ゆうたクン、かわいい。

⑥我らの大黒柱(左)。レース中情緒不安定でごめんな。

以上。


すごくぅ、長いブログ。

2024年10月15日 15時50分36秒 | 2024秋インカレ

お世話になっております。470クルー3年副将の西間です。

先日関東秋季インカレ決勝が葉山港にて行われ、470級7位、スナイプ級4位、総合5位という結果に終わり、2年ぶりの両クラス全日本インカレ出場を決めました。まずは応援いただいたすべての人に感謝申しあげます。結果詳細は以下の通りです。


470級 7位 東京大学 526pt
49 4829 北村・松本/槇枝・五熊 31-20-17-25-27-36-25-10 計191pt 21位
50 4791 安藤/山本 17-SCP(24)-19-22-9-12-14-21 計138pt 17位
51 4692 成相・澤田/秋田・西間 19-29-34-16-28-28-17-26 計197pt 23位

スナイプ級 4位 東京大学 382pt
49 31418 中静/佐藤・下村 17-7-2-21-6-9-20-14 計96pt 7位
50 31494 天野・市毛・遠藤/三上・高畑・神田 37-DSQ(46)-DSQ(46)-26-3-14-3-21 196pt 25位
51 31308 元尾・市毛/松本・三上・神田 24-14-8-12-8-11-4-9 計90pt 5位

総合成績 5位 東京大学 908pt


私自身は今回交代を交えながら3レース出場し、初めての秋インカレを経験させていただきました。意外と緊張は少なく、春インに出場した経験が強く生きているなと感じました。

↑ペアを組んでくれているディアンさん。キャンパスで見かけるといつもよりイケメン。医学部セーラとして、関東水域の他大学に名を轟かせている。

 


レースを終えた所感としては「嬉しさ半分、悔しさ半分」です。

昨年はスナイプの準優勝を横目に470チームは関東で引退しました。その時は本当に辛かったし、もどかしい思いを経験しました。自分がレースメンバーとしてチームに関わった今年、着実に全日本に出場を決めれたことは本当に嬉しい限りです。

その一方で、全日本総合入賞を目標とする僕らは470チームとしてまず秋イン入賞を目標としていました。結果は6位法政と19点差の7位。六大学戦や予選では勝てていたことを考えると非常に悔しいです。ここからの三週間で上位との差がどれほど縮まるか、縮めないといけないという重責の一方、まだまだ成長できる自分たちへの期待感に包まれています。


僕らの技術的課題はスタート後の展開にあります。特に北風のレースではスタートで失敗したとしても、その後のリカバリーが肝になります。僕らが苦手とするのはスタート後数艇で並走してしまうシチュエーションで自分のタイミングでタックをできないことにあります。今後の練習とレース内でピンチ・ドライブの使い分けを中心に練習し、スタート自体の改善というよりも、レグ前半の展開を有利にできるような走り方の習得が目標です。


↑我らがコーチ西尾さん。みん部屋で爆睡をかましております。

 

以下、最近気づいた東大ヨット部の強み。

大会後何校かの大学と交流させていただいたのですが、どの大学も「ボトムアップ」に苦労しているという話を聞きました。

今年の僕らのテーマの一つは「みんなで強くなる」でした。だからできるだけ8艇揃って練習し、上級生下級生関係なく同じ練習メニューをこなす。最初はその重要性にあまり気付けずにいましたが、ここへ来て他大学から層の厚さを褒めていただき、当たり前のことじゃないんだなということに気づくことができました。

これは恐らく東大ヨット部に経験者が多くないことが要因のひとつなんだろうと考えています。みんな最初から素人で入部して、先輩に教えてもらいながら成長し、先輩や同期と教え合えるようになり、また後輩を指導し、そして多くを後輩から学ぶようになる。こんな好循環が東大ヨット部の中に存在しているんだと思います。

これは今の代だけで生み出せた訳ではなく、色々な先輩方の苦労の上に成り立っているものだし、そしてレースを支えてくれる沢山の愛すべき後輩たちによって支えられているものです。自分にとって今回の秋インは、部員やコーチ、LBみんなの笑顔がみたいと初めて思えたレースになりました。

組織力が強みのチームです。全日本インカレは何レース出場するか分かりませんが、みんなの笑顔のために、貴重な出番を無駄にせず、全力を出し切ります。また来年度の主将として、「組織力」を最大化し来年に繋げていくことも忘れないよう、ここから3週間駆け抜けたいと思います。

 


↑愛すべき(?)後輩たち。(お写真拝借しました)

 

 

 



最後は江ノ島で、笑って総合入賞します。

 

 


東京大学運動会ヨット部ディンギー班3年
副将 西間 立