東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新春ごあいさつ2017

2017年01月14日 10時08分43秒 | Weblog

あけましておめでとうございます。新四年生の山本です。


年末は同期の中田くんと全日本インカレを見据えて北陸視察に行ってまいりました。冬の日本海、遊泳禁止でした。残念。でも、この時期の日本海の海鮮とお酒はとっても美味しかったです。
新年は伊豆の方でまったり、正月終わってからは毎日バイトして、現在期末試験を見据えて謎の全能感に包まれているところです。うーん、まずい。

 

新年明けて、他大のヨット部の主将やら幹部やらが続々とFBやブログで所信表明しておりまして、今まで遠い存在だった主将や幹部やらが同期、ということで時の経つ速さをしみじみと感じております。

今年の11月に引退し、もうあと少しでOBになってしまうのだな、と。入部した動機の一つが、LB総会の時のOBの皆様がかっこよくまた楽しそうだったことで、正直現役4年間はすっ飛ばしてLB会に入りたいな、とまで思ったものです。

その後三年弱経った今、やはりヨット部というものは生活において大きな比重を占めていて、大変ではありますが現在あまり引退のことは考えられないといったところです。引退のことを意識すること自体部活にちゃんと入ってからは初めてみたいなものなのですが。

永遠とも思えた2月の八景島の夜が、あと一回しかない、と思うと嬉しいような寂しいような、これもまた言葉に表せない、なんとも言えない気持ちになります。

 

昨年は、一昨年復活したスナイプチーム・J24チームがようやく安定し、ちゃんとした体制で、同じ部内の三チームが高みを目指す環境に到達いたしました。平日金曜の自主練も纏まった人数が集まり、夏の週6練の導入など、練習の量を増やすことについて大きな改革が行われました。

練習量の増加、練習環境の改善のおかげで近年関東非シード校の中堅であった東大は、両クラス共に非シード校の中でトップ層まで上昇しました。

それでもなお、両クラス8位で関東上位7校の全日本出場権を獲得できなかった理由は、練習の質が足りなかったからだと考えます。

昨年の練習量は、葉山新港、八景島マリーナの出艇出来る限りの時間を使って出艇し、整備の日、を作らず個人個人が練習後などの時間を使って整備をし、かつ週6日の練習を行いました。レースの後も再出艇して練習しました。
しかし、これは上位の大学と同程度、もしくはほんの少し多く練習しているかな、程度であり、上位と差を詰める理由にはなっておりません。
このくらい練習してようやく、上位と戦うための資格を得る程度のものなのかと。

質について、昨年は小松さんのコーチング、及び早稲田大学との合同練習は間違いなく練習環境として申し分のないものであります。しかし、小松さんに甘えて小松さんの指導を受けるままになってしまっては、さらなる上達の機会を失っている、とも感じます。
昨年は、年間通じて本当にたくさんの指導をいただけるコーチの存在に感激し、とにかく小松さんの元で上手くなろう、上手くなろうと思うという意識で練習し、そのこと自体は悪くはないのですが、自ら様々な人から技術を盗む、あの手この手を使ってとにかく上手くなる貪欲さのようなものが欠けていたのかなと思います。
こういう意識に関してひっくるめて、練習の質が足りなかったと考えております。
本年は、勝利への渇望、貪欲に泥臭く勝ちにいくということを念頭に頑張っていきたい


思えば、僕たちの代は同期は多く、上級生が少なく試合に出て経験を積みやすく、かつ一つ上の代の強力な人たちの運営の元で練習ができ、素晴らしいコーチ、レスキュー二艇目、両クラスに新艇を支援していたくなど、とても恵まれた代なのだと思います。

この全ては、僕たちの努力によるものではなく、歴代の先輩方が積み上げたものの恩恵を運良くあやかっているだけであります。この環境を活かし、支援に見合う成績を残すことが求められます。

 


今年度の、東大ヨット部の目標は、

全日本インカレ 総合10位

です。

 

近年で、一番高い目標を掲げました。ポイントは、総合、であることです。東北大戦の時も似たようなことを書きましたが、全日本インカレに駒を進めることなく敗退する大学は、各クラスそれぞれが自分のクラスで全日本を目標にしがちで、部内が一つの目標にまとまることは厳しい、と僕は思っています。

しかし、今年は、これだけの支援を受けて、全日本インカレに必ず両クラスが出場し、その上で総合で良い順位を残すことは可能だと思っています。他大に経験者が多い、ジュニアや高校ヨット部上がりのセレクションがいるとかはあまり関係なく、良い環境、良い設備で彼らより高い意識を持ってたくさん練習すれば、勝てるのは当然だと思っております。

今年は例年より遥かにクルーザー班と一緒に活動することの多い練習計画を立てたので、ディンギー班、クルーザー班が存在し、相互が高め合えることを東大ヨット部の強みとしてこれからの伝統になれば良いな、とも思います。

 

 たくさん練習するとしんどくなりがちなのですが、厳しい中でもどうやってみんなで楽しくやっていくか、も運営として非常に重要なテーマだと思います。今年はそこにも意識を置いていろいろやってみたいと思います。



これからの予定は
1/28にみんなで山に登るイベント?(詳細未定)みたいなのがあって、2/10に練習開始となります。
山に登るのは、オフ明けいきなり八景島冬の練習に入るよりも、久しぶりにみんなと会って共にレクリエーションすることで、練習開始への意欲も高まるだろう、という初の試みであります。たぶん普通に楽しいんじゃないかな

 


2/15水には追いコン兼現役成果発表会があります。廃部寸前だったヨット部に入部し、東大ヨット部の再興を担った偉大なH29卒の先輩方の門出であります。LBの皆様には、是非こぞってお越しいただければと思います。

 


それでは、失礼いたします。
新四年 山本圭祐