こんにちは、3年トリマーの磯野です。少し遅くなってしまいましたが、レース3日目から最終日の5日目までのレース報告です!
【3日目】
1日目、2日目同様、午後に吹き上がってくる南風の中2レースが実施されました。
前日までのスタートの傾向として、ほとんどの艇がラインから1,2艇身のところをアビームで流し、およそ1分半前から並び始めており、そのアビーム列に入れなかったり並び始めるのが間に合わないとブランケがきつく第一線には入れないという話し合いになりました。
1レース目のスタートは並ぶ際にうまく位置取ることができず、上のスペースを利用してタックしてつけ直すも第一線から1艇身下からのスタートとなりました。
その後のコースはブランケを避けるためにタック回数が多くなってしまった他、上マークのレイラインで内側に入ってしまい、ブランケがきつく落ちていき結局入れず艇団の後ろを切ってつけ直すなど、ビッグフリートでの戦いの難しさを感じました。
2レース目はさらに吹き上がってきたためジブにチェンジ。スタートは30秒前に高かったものの、またしても上のスペースがあったのでタックして巻き直し、ジャストスタートを決めることができました。
それまでのレースではすべて右海面が伸びていたので、右海面の風を掴みにいこうと即タック。スタボで伸ばしてきた艇の前を切ろうとするも怪しくタックを返し、そのまま左海面へ。左海面も角度はかなり良かった(ジブだったということもありますが設定角180°に対して190°近く上れていました)のでそのまま伸ばすことに。しかし左海面は地形の影響で角度が良かっただけで風は右海面の方が強く、順位を落としてしまいました。
LBかつ月光チームメンバーの山本様から、ジブ・ジェノアの選択に関して、風が強い右海面を選択するならば上れるジブを、角度が良いも波のあたる左海面を選択するならば波に強いジェノアを使うというアドバイスをいただきました。
一度後ろを走るとなかなか挽回は難しく、1レース目、2レース目ともにその後のレグで思うように順位を上げることができませんでした。
3日目のリザルトは82-76でした。
【4日目】
4日目と5日目はbad weatherという予報でした。4日目は午前に吹く北風がなかなか落ちないため、いつもの南風を待たず初めて北風の微風でのレースとなりました。
これまでのスタートでは全艇低めだったのですが、微風のこのレースではラインが高くなっていきゼネリコ。U旗が掲揚された次のスタートは、ラインが高く船を止めすぎてしまい、うまくスピードに乗れずまたしても第一線に入ることができませんでした。
1上をかなり下の順位で回航しましたが、比較的自信がある微風でのランニング、1下レグではブローを上手く掴めた他、混戦となっている艇団をうまくかわしてかなり順位をあげましたが、途中で風が無くなりノーレースに。結局APAが掲揚されレースは最終日に持ち越しとなりました。
【5日目】
残された3レースを消化するため、11:00ブリーフィング13:00予告信号だったところ、7:15ブリーフィング8:30予告信号と時間をかなり早めてのレースが予定されました。
8:00頃レース海面に着くと、濃い霧と雷雨のためAPH旗が掲揚されました。ハーバーに戻る途中、エンジンが止まるトラブルが発生。ロッキングなどでなんとか戻ると着艇した瞬間AP旗が降下。日本の社会人チームダボハゼに曳航してもらいレース海面に戻るも、どたばたしている間にレースが始まりました。
強い北風の中のレースで、ランニングではブローチングしている艇を目の前で何艇も見ました。後から聞いた話によると33knot入っていたとか。
1下マーク回航では前後の艇に競り勝ち、その後の2上では右に伸ばしていい場所でヘダーブローを掴んでタック、といい流れになっていましたが、ここでトラブルが発生してしまいました。グースネックがねじ曲がりブームが外れそうになっていました。どうやらグースネックのピンが飛んでしまい引き起こされたようです。
苦渋の判断でしたが、強風の中セーリングを続け事故に繋がることを恐れ、リタイアすることにしました。急いでハーバーバックをして修理して再度出艇するも、結局3レース目にも間に合わず、最終日は結果的に全て文字をつけてしまうこととなりました。
レースレポートは以上となります。総括などはまた別ブログでアップしようと思います!
最後に、僕たちが写っている写真をいくつか紹介しようと思います!
1日目1レース目のフィニッシュ
3日目上回航
4日目1下
度アップがあったのですがなぜかにやけちゃってました(笑)
東京大学運動会ヨット部
3年 磯野洋佑
次は4年ヘルムスマン工藤さんです!お楽しみに!
【3日目】
1日目、2日目同様、午後に吹き上がってくる南風の中2レースが実施されました。
前日までのスタートの傾向として、ほとんどの艇がラインから1,2艇身のところをアビームで流し、およそ1分半前から並び始めており、そのアビーム列に入れなかったり並び始めるのが間に合わないとブランケがきつく第一線には入れないという話し合いになりました。
1レース目のスタートは並ぶ際にうまく位置取ることができず、上のスペースを利用してタックしてつけ直すも第一線から1艇身下からのスタートとなりました。
その後のコースはブランケを避けるためにタック回数が多くなってしまった他、上マークのレイラインで内側に入ってしまい、ブランケがきつく落ちていき結局入れず艇団の後ろを切ってつけ直すなど、ビッグフリートでの戦いの難しさを感じました。
2レース目はさらに吹き上がってきたためジブにチェンジ。スタートは30秒前に高かったものの、またしても上のスペースがあったのでタックして巻き直し、ジャストスタートを決めることができました。
それまでのレースではすべて右海面が伸びていたので、右海面の風を掴みにいこうと即タック。スタボで伸ばしてきた艇の前を切ろうとするも怪しくタックを返し、そのまま左海面へ。左海面も角度はかなり良かった(ジブだったということもありますが設定角180°に対して190°近く上れていました)のでそのまま伸ばすことに。しかし左海面は地形の影響で角度が良かっただけで風は右海面の方が強く、順位を落としてしまいました。
LBかつ月光チームメンバーの山本様から、ジブ・ジェノアの選択に関して、風が強い右海面を選択するならば上れるジブを、角度が良いも波のあたる左海面を選択するならば波に強いジェノアを使うというアドバイスをいただきました。
一度後ろを走るとなかなか挽回は難しく、1レース目、2レース目ともにその後のレグで思うように順位を上げることができませんでした。
3日目のリザルトは82-76でした。
【4日目】
4日目と5日目はbad weatherという予報でした。4日目は午前に吹く北風がなかなか落ちないため、いつもの南風を待たず初めて北風の微風でのレースとなりました。
これまでのスタートでは全艇低めだったのですが、微風のこのレースではラインが高くなっていきゼネリコ。U旗が掲揚された次のスタートは、ラインが高く船を止めすぎてしまい、うまくスピードに乗れずまたしても第一線に入ることができませんでした。
1上をかなり下の順位で回航しましたが、比較的自信がある微風でのランニング、1下レグではブローを上手く掴めた他、混戦となっている艇団をうまくかわしてかなり順位をあげましたが、途中で風が無くなりノーレースに。結局APAが掲揚されレースは最終日に持ち越しとなりました。
【5日目】
残された3レースを消化するため、11:00ブリーフィング13:00予告信号だったところ、7:15ブリーフィング8:30予告信号と時間をかなり早めてのレースが予定されました。
8:00頃レース海面に着くと、濃い霧と雷雨のためAPH旗が掲揚されました。ハーバーに戻る途中、エンジンが止まるトラブルが発生。ロッキングなどでなんとか戻ると着艇した瞬間AP旗が降下。日本の社会人チームダボハゼに曳航してもらいレース海面に戻るも、どたばたしている間にレースが始まりました。
強い北風の中のレースで、ランニングではブローチングしている艇を目の前で何艇も見ました。後から聞いた話によると33knot入っていたとか。
1下マーク回航では前後の艇に競り勝ち、その後の2上では右に伸ばしていい場所でヘダーブローを掴んでタック、といい流れになっていましたが、ここでトラブルが発生してしまいました。グースネックがねじ曲がりブームが外れそうになっていました。どうやらグースネックのピンが飛んでしまい引き起こされたようです。
苦渋の判断でしたが、強風の中セーリングを続け事故に繋がることを恐れ、リタイアすることにしました。急いでハーバーバックをして修理して再度出艇するも、結局3レース目にも間に合わず、最終日は結果的に全て文字をつけてしまうこととなりました。
レースレポートは以上となります。総括などはまた別ブログでアップしようと思います!
最後に、僕たちが写っている写真をいくつか紹介しようと思います!
1日目1レース目のフィニッシュ
3日目上回航
4日目1下
度アップがあったのですがなぜかにやけちゃってました(笑)
東京大学運動会ヨット部
3年 磯野洋佑
次は4年ヘルムスマン工藤さんです!お楽しみに!