やっと法学部の試験が終わりました…新3年470クルーの天木です。ちなみに本日は、一日で12単位かかってました。科目によっては薄い答案一枚に6単位がかかっていたり。薄いのに重い。これが平気で四日間続くのが法学部というところです。
早いもので、もう春合宿が始まろうとしています。春合宿が終われば新歓、春インカレ、そして個戦と続きます。そろそろインカレのレギュラーどうしよう、そんな話も出てくる頃ですね。
インカレのレギュラーをどう決めるべきか。答えはないです。皆が納得できる形であれば理想、とは思ってます。ペア競技だから、相性とかもあって単純に実力だけで決められないし。他大はどうしてるんだろ。
去年一年間、まだヨットレースがなんだかよくわからないけど、たまたま同じポジションに上級生が少なくて。自動的にレギュラー。一応同期のクルーとフルで出るか強風域のみで出るかで争って。
でも結局、あの時のミーティングの流れというか、うまくいってるペアはそのままで!みたいな感じでフルで出ることに。実力で勝ち取ったわけではないことが明らかだったからこそ、自分にとってはレギュラーって、すごく重たいものだったんです。
まず第一に、実力が明らかに劣っているわけではないにも関わらず、微風域ではレースを外から眺めるしかない同期クルー。そして誰よりもうまいはずなのに、強風域では体重不足という理由でサポートするしかない先輩クルー。二人の行き場のない気持ちを全部、背負い込まなきゃいけない。
その他にもレースに出ることのできないサポートメンバー、今まで悔しい思いをしてきた先輩方、小松コーチ、LBの皆様や保護者の方々をはじめとし支援してくださっている方々の期待。ここには書ききれないくらい、多くの人の想い。
そんなレギュラーの重みに、未熟な自分が耐え切れるのだろうか。実力で勝ち取ったわけではないと分かっていたからこそ、自信がなかった。だからこそ、誰よりも努力し練習しなくては。そう思って自主練に励んだ。ひたむきに努力し、やっとの思いでレギュラーをつかんだ人たちに失礼だから。先輩たちの築いた歴史に恥じない実力をつけようと必死で必死で。
インカレって、思ってた以上に注目度高いんです。初めてインカレにレギュラーとして出た、昨年の春イン決勝。各大学のOBや保護者、応援団が集結し活気に満ちた出艇前。マネに船台を渡し、堤防で応援合戦を繰り広げる応援部の熱気に圧倒され、雰囲気に呑まれそうになったあの時の武者震い。
「インカレは特別だよ。」
先輩の言葉を噛み締めていた自分を今でも鮮明に思い出します。
大学を代表し、チームの威信をかけて他大のライバルとしのぎを削るインカレ。あの一瞬のためだけに、どれだけ多くの人が悩み苦しみ青春を海に投げ打っているか。それを体感するとめちゃめちゃシビれるんです。
あの薄っぺらいビブスを着るとはどういうことなのか。何を意味するのか。
それを考えていない人にレギュラーを務める資格は無い、と個人的には思います。自分にとってはそれだけ重く、責任を伴うものだったので。
だからこそ、レギュラー決めって難しい。サポートに回るということは、自分よりレギュラーを背負うに足る存在を認めることができるか、ということ。この人になら自分の想いを託せる、そんな人にしかレギュラーは任せられない。
皆が納得する人選でないと、サポートに回った人たちの今までのヨットに懸けてきた想いだとか頑張りを全て否定してしまうことになる。だって納得できないってことは、レギュラー陣に想いや頑張りを託せないってことだから。
実力だけでは決してない、チームメイトからの信頼、人格、責任感。レギュラー争いにはそういったものも含まれていると思ってます。
去年の自分はそんな存在であったのか。
お世辞にも「はい。」とは言えません。でも、少しでも近づく努力は惜しまなかったつもりです。
理想にはなれなくても、理想に近づくための努力を。
薄いのに重いんですよ、あのビブス。
東京大学運動会ヨット部新3年
天木悠太