東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

京大生は美男美女が多かったです。東大も多いですが。

2020年03月09日 12時03分07秒 | 遠征ブログ

こんにちは。

新三年スナイプクルーの長岡です。

先日京都大学さんの合宿にお邪魔する企画、通称京大留学に参加して参りましたので、遅くなりましたがご報告させていただきます。

 

 

京都大学といえば、ことスナイプに関しては昨年全日本優勝と目覚ましい活躍を見せている大学です。

東大との差を見出して、そして技術を吸収できればと思い、この遠征に臨みました。

 

初日は琵琶湖特有の微風、中二日は珍しい琵琶湖での強風、最終日は締めの微風と言ったように様々な風に恵まれ、各風域での京大のセーリングに触れることができ、また東大との違いを認識することができました。

 

東大との大きな違いを感じたのは、微風での動作の精度の高さや強風でのバングトリムでした。

 

琵琶湖ではもっぱら微風が吹くことや平水面で加速感が得られやすいこともあって、京大では煽りによる加速の研究がとても進んでいました。

また、動作の精度も東大とは比べられないほど高かったです。みんなうまい。

初日はそのレベルの高さや、ミーティングでの会話内容に正直ついていけず、ここまで差があるのかと痛感いたしまして、いわゆるメンブレをしておりました。

(余談ですが、メンブレとはメンタルブレイクのことで、メンタルブレブレのことではないようです)

 

平水面であり、かつパフの強弱が激しい琵琶湖ではバングトリムが主に使われているデパワー法ということで、東大が知らなかった(僕は少なくとも知らなかった)考え方を共有していただき、またそれを実践してみて中二日の充実度はかなり高かったです。波のある関東水域でどれだけ応用できるのかはわかりませんが、最近トラベラーとバングのハイブリッドが流行っている東大にできる限り還元したいです。

 

 

グダグダとつまらない感じで続けてしまいました。

家に篭りすぎて感情が淡白になっているのでしょうか。早く元気に活動がしたいものです。

 

兎にも角にも京大との差として一番痛感したのは、セーリングに対する感覚の鋭さでした。

パワー感や加速感に対する感覚が鋭い人が多いのが印象で、その人たちの存在が京大のセーリングのレベルを支えているのだと思います。

もっと敏感になりたいですね。なかなか一朝一夕にはいきませんが、常に意識していることが重要だと考えています。

なんだか中学の先生みたいなことを言っていますね。

 

個人的な考えとして、動作はレースの結果、順位に関わってくる要素としてはかなり小さい部類だと思っています。

レグの中盤あたりで少しロールタックをミスしたからと言って、順位が10個下がるとかそんなことは決してありません。

そう考えるとタクティクスやストラテジーの方がよっぽど大事です。

もちろん一番大事なのはスピードですが。それは吉武さんと乗っていればわかることです。

ただマーク際や他艇が絡んでくる時など、自分が瞬間で生きるか死ぬかが変化する時には動作の精度が生きてくる、というか動作の精度で自分の命運が左右されるんだと思います。

また、動作を磨くことは感覚の鋭さを磨くことと直結します。それはセーリングの質に直結します。

要所要所のタクティクスやセーリングの質を上げるため。それが本当の動作を磨いていく目的であるのだと思います。京大のそこへの姿勢は圧倒的であるし、見習っていくべきです。それが京大を支えていると思います。

ただスピードやストラテジーがレースの大きな要素として存在していることを忘れてはいけないです。

そこのバランスを考えつつ、練習を運営していくことが大事なんだと思います。

 

 

新3年 長岡誠

 

蛇足

コロナの影響で活動自粛しておりますが、やることがないわけではないのですが暇ですね。

部活に入っていなかったらこんな生活をしていた可能性があるのかと考えるとあの時の判断は正しかったんだと思いますし、僕を導いてくれた方々には深く感謝したいですね。

新勧頑張って参りましょう。