東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

初陣

2020年12月04日 22時45分15秒 | レース反省

こんにちは、1年の西尾拓大です。

 

先日愛知県の蒲郡で行われましたシングルハンドレガッタに出場させて頂きましたので、そのことついて報告したいと思います。

 

まずは、このような世の中の状況であっても大会を成立させていただいた運営関係者の皆様、応援していただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

お陰様でとても良い風の中レースが行われ、その中で優勝することができました。

成績は以下の通りです。

一位 1-1-1-1-1-(1) 5点 (10艇中)

 

全レース1位でまとめられたのは出来過ぎだと思いますが、ベストを尽くせたことが素直に嬉しいです。しかしまだまだレースのコース通りなど甘いところが多く、これから練習しなければならないことばかりです。

 

今大会で感じたことはたくさんあり、書きたいことはたくさんあるのですが、そのうちの一部だけでも紹介させて下さい。

 

今大会で僕にとって一番新鮮だったことは「東京大学」という名前を何度も見かけたことでした。出艇申告の際、検温の際、閉会式の際、本当にあらゆる場面で目に入ってきました。東京大学に入りヨットをすることを夢見てきた僕にとっては、見るたびに少し嬉しい気持ちになり、テンションが上がっていました。また幸せなことに東大部員の一人として注目していただいていることを感じました。友達や知人に話かけられる時も、取材の時も、言葉で表現するのは難しいけど、今までとはちょっと違う雰囲気を感じました。その分、ハーバーだけでなく大会期間中のホテルとかさえも自分の行動や態度全てが東大ヨット部の一人としてみられていました。自分の行動に責任が伴うことを改めて感じ、今の自分の立ち居振る舞いが適切なのか、もっといい行動ができないのか、さすが東大生と言われるような行動なのかどうか、をこれから意識しながら一つ一つをこなしていかなければいけないなあと感じました。

ただそれは見方を変えれば、僕の行動一つ一つを通してそれをみてくれている人に何らかのいいメッセージを伝えることができるという可能性も秘めているように思えます。東大ヨット部の一員として、また一人のセーラーとして、これからの自分のヨットに対する心がまえを改めて見つめなおしたいと思います。

 またシングルハンドレガッタと同時に470とスナイプの個人戦が開かれていました。今年は新型コロナウイルスの影響で例年とは少し違う形態での開催でしたが、個人戦に出場する選手からはソーシャルディスタンスを感じさせないほどの闘志が伝わってきました。D期掲揚前のスロープに470やスナイプがズラっと並び掲揚と同時に出艇していく姿、最終日の帰着後から積み込みまでの速さ、にとても驚かされました。これが「個人戦なのか!」と、個人戦のレベルの高さを垣間見ることができました。その雰囲気を直に体感できたことは、僕にとって大きな財産となりました。

 最後に、大会の開催にあたり尽力していただいた皆様、応援していただいた方々のおかげで優勝させて頂くことができました。本当にありがとうございました。トラッキング などで観戦し応援してくださる方々の存在が本当に嬉しかったし、励みになりました!

 

これから練習を積み重ね、海上だけでなく陸上での姿勢も含めたヨット力をつけていきたいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

(大会期間中現地でサポートして下さったあみさん、大根田さんありがとうございました。写真はあみさん、大根田さんにとっていただいたものです!)


有終の美には程遠いか

2020年12月04日 20時50分26秒 | レース反省

お世話になっております。

ディンギー班主将の長岡です。

今回は先日愛知県蒲郡で行われました全日本個人選手権大会の反省を行なっていきたいと思います。

 

 

以下リザルトです。

 

            

 

国際スナイプ級全54艇、6レース実施(うち1レースカット)

31418戸沢・野村 (32)-28-28-28-21-22 合計127 最終順位28

31308吉武・長岡 15-31-(33)-33-23-7 合計109 最終順位23

 

(詳しくは大会ホームページのリザルトをご覧ください

https://www.ayf.jp/report/10547)

 

             

 

 

初日はスナイプでは限界に近いような爆風の中4レース実施、二日目は初日より落ちて適度なオーバーパワーの風の中2レースが実施されました。

まずこの二日にわたって驚くほどの円滑さでレース運営をしてくださった大会委員会に心から感謝を申し上げたいです。早かったですねぇ。

正直カットが入るとは驚きでした。本当に素晴らしかったと思います。

 

さてレースの反省ですが、やはりど強風コンディションでの課題は明確でした。

自分のことをいうと、ど強風の中で適切にコースを判断してひくということがなかなかできず、初日に関しては自分が選択した方が毎回爆死するという非常にしんどい状況が続きました。

一方で少し風が落ちてきた中で余裕が生まれてくるとボートも安定し、コースもある程度適切に引けて全日本のレベルでも十分上位に食い込めるという感覚はありました。

三日目をやりたかったですね。

 

風が上がってきたときの、安定したセーリングと風を見る力、シフトを把握する力が重要であった海面であったと思います。特に初日はブローの強弱やフレの激しさがあり、そこについていけずに負けているという感覚がありました。

全日本というハイレベルなレガッタで、そこを謝るとなかなか上に上がっていくことができないと痛感しました。

 

 

今年はなかなか練習もできずに苦しい年となりましたが、今年を糧にして来年新たな東大としてリスタートできるように邁進していきたいです。

LBの皆様、保護者の皆様、運動会関係者、小松コーチをはじめ様々な方のご支援に感謝しつつ、安全第一で活動していきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

東大ヨット部ディンギー班主将

長岡誠

 

 

 

最後に二年間僕を引っ張ってくれた吉武さんに感謝を申し上げたいです。

最初はスタボもポートもわからなかった僕を、ランチャートリムで切れるくらいにまでしてくださってありがとうございます。あの時はすみませんでした。

今回の全個を含めて様々な経験をさせてくれました。最後のレガッタでもっと前を走るレースをやりたかったですが、なかなか実現できず残念です。

得た経験を糧にして今度は引っ張っていく立場として精進してまいります。

 

また、スナイプチーム4年生sにも同じことを。

僕は勝手に、皆さんのことを頼もしい先輩であると同時に共に戦い続けてきた戦友のような存在だと思ってます。

またいつでも遊びに来て、もとい練習しに来てください。

お待ちしてます。