緊張しています
趣のある宿に泊まり、ご飯はマネージャーが作ってくれました
ニッコリ
ギリギリ全艇の前を通ることが出来ました
お世話になっております。クルーザー班3年の関根佑樹です。
日が落ちるのも非常に早くなり秋も深くなったなあと感じる一方、海に出ると日差しが強く、まだまだ冬には遠いなと感じます。あと数週間もすれば寒い寒い冬がやってくるのでしょうか。
さて、先週の10/28(土),29(日)にはJ24関東選手権がありました。運営の皆様、ありがとうございました。
リザルトは以下です。
(6) - 4 - 5 - 4 - 6 計25点 5位/全7艇
1日目は微風で風が安定しておらず、1レースのみ行われました。
1レース目は、6位ということで叩きました。ターニングポイントは、1上回航直後の2回目のジャイブでした。即ジャイ後にそのまま右海面に伸ばしたかったのですが、クローズを走っている7位艇を避けるためにジャイブをせざるを得なかったのです。ただ、ジャイブをせざるを得なかったというのはその時の自分たちの判断なのですが、他艇は前を通らせてもらうといった対応をしていました。確かに自艇の位置はそれをするには難しい位置にありましたが、クローズ艇に声かける・無理に下ってでも後ろを切るという手段があったことは後悔です。
1日目の夜はJ24の関東フリート懇親会が三崎マリンで執り行われました。そこでは東大・防大ともにチーム紹介をさせていただいたり、月光チームのワールド遠征報告もあり、関東フリートとの交流が深まったいい会でした。1レース目の上記のジャイブは他チームの目にも留まったようで(笑)、来年の世界選手権の開催場所になぞらえて「シアトルジャイブ」という異名をいただきました。同期のタクティシャンの友成は大喜びでした。
2日目はジェノアマックスで、ジブで走らせる船もいるぐらいの強風でした。4レース行われました。
2レース目は手堅く4位でフィニッシュしました。
3レース目は2上までは手堅く4位でしたが、最後の下レグでガストによるアンヒールで1年の古川が落水してしまいました。これは安全性の観点で今後気をつけなければなと思うような場面でした。そもそも体勢が高かったこととフォアデッキが真ん中に集まりすぎていたことが原因でした。また落水後の対応もスピンの回収が遅かったこと、船をもっと上にたてられたことが反省点としてあげられます。今回は大事に至らず、今後に活かせる失敗になった点は良かったと思います。ご心配・ご指摘をいただいたレース委員長の畠山さん、フリートキャプテンの森さん、ありがとうございます。
4レース目も手堅く4位でフィニッシュしました。
5レース目は2上で、少し前にいる抜かせるかもしれないジェリーフィッシュと後ろの抑えるべきピンクキッスとがおり、タクティクスが中途半端になってしまったことでマーク際でごちゃつき、結果的にマークタッチしてしまったことで6位が決定的となってしまいました。ただ、レガッタ全体を考えるとここで4位にならないと総合4位を狙えなかったため、単に実力不足です。
1レース目の「シアトルジャイブ」然り、5レース目の2上然り、今回のレース全体を見ると対艇の対応を間違えて順位を落としています。対艇戦略に関しては今一度、きちんと考える必要がありそうです。
さて、ちょうど1年前の関東選手権を振り返ってみると、新入生以外ほぼほぼ同じメンバー、同じポジションで参加したのですね。この時、自分はヘルムスマンのデビューレース、源はバウマンのデビューレースでした。懐かしいです。当時はほぼビリッけつだったようで、上位艇とも絡む場面が増えた今回を考えると艇全体として成長したなーと感じます。成長していなかったら、悲しすぎるのですが…。全日本選手権まで残り20日。それまでもう小網代の海で練習することは無いですが、この1年の成長に自信を持って臨みたいと思います。
ちなみに書き忘れていましたが、2日目のレース後、京急油壺マリーナに上架しました。11月中はそこでひたすら船底塗料を削ることに全力を注いで、船のスピードに磨きをかけたいと思います。
今後とも応援のほど宜しくお願いいたします。
関根佑樹
ディンギー班主将の調です。
秋インカレの振り返りをさせていただきます。
まずは、大会を運営して下さった皆様ありがとうございました。
結果として8レース、一つのレースとして不満の残るものはなく、決勝の舞台に相応しい素晴らしいレガッタになったと思います。
また、ハーバーに足を運び、応援して下さったLB、保護者、協賛企業の皆様、ありがとうございました。
大会中は、本当に多くの方に応援に来ていただきました。全日本では皆様の期待に120%応えるレースをしたいと思います。
更に今年は、昨年に続く470新艇、そして待望のニューセールを購入させていただきました。
こうした手厚いご支援が結んだ結果であり、まさに関係者全て含めたチーム東大で掴んだ総合入賞だと思います。本当にありがとうございます。
そして、サポートをしてくれたチームのみんな、本当にありがとう。
マネージャー、陸メンバー、レスキューボートまでみんなが一丸となって完璧に支えてくれました。
授業が始まった平日の、練習に数人しかいない時でも朝昼晩ご飯が用意されていたし、海から上がったら常に間食を用意してくれました。
一年生も、1日に動画を何十本も撮って全部送ってくれて、オフの日にわざわざLINEで送ってくれた時もあった。
レスキュー体制は言うでもなく完璧で、確実に関東一のサポート体制でした。ノウハウはここでは記しませんが、是非引き継いでいってほしい。
サポートのみんなが、「レースメンバーがレースに100%集中できる環境」を見事に実現してくれた。全日本もチーム一丸となって闘いましょう。宜しくお願いします。
ここまで長くなりましたが、ここからは今レガッタの振り返りをしたいと思います。
今大会は、結論から言えば、非常にしんどい、悔しいレガッタでした。
もともと、今大会の470チームの目標は4位入賞。つまり、春に負けた中央明治明海横国を倒すということ。
合同コース練習の感触からも、強風こそ三強に敵わないものの、得意な中風域ならかなり戦えるなと思っていました。
六大学戦の初日、早慶に勝って首位で折り返し、2日目崩しつつも明治に勝って3位入賞したことも僕らの自信になっていた。
そして始まった秋インカレ、第一レース。まさかの2艇リコール。
そうでなくても叩いていたレースで、レスキューに「お前以外点数がついてないぞ」と言われ、かなり気が動転した。信じたくなくて3回くらい聞き直した。
落ち着いてレースこなせばいけるはずやと言い聞かせつつ、今までで一番焦っている自分がいた。
その焦りともう絶対に叩けないという恐怖が視野を狭くし、第2レース、2回プロテストをかけられる。イチャモンに近いものだったが、ライバル校からのプロテストであり、リスクを排するために計4回転。結局16番フィニッシュ。
3レース目、左サイドに強いブローが入る展開で、自艇こそシングルだったが、他2艇は右で爆死。ここでAPA。
着艇後点数を確認すると、8位まで33点、7位まで38点の10位。本当は春に負けた大学とバチバチ戦っているはずが、ボーダー付近で点数と睨めっこする展開になってしまった。
弱気は敵だと思い、全体MTGでは出来るだけ明るく、盛り上げようと振る舞った。
それでも正直、初日の夜は、本当にいけるのか?と弱気が出てきそうにもなった。
そんな自分の横で、楽しそうに古畑任三郎を鑑賞してる古山と大吾と西尾を見て、少し元気が出てきた。
2日目の朝、小松さんがMTGで、「知らない人は、東大はもう終わったと思っている。それを跳ね返すには前を向くしかないんだ」と言った。
某N田恵さんにも、「東大、意気込みすぎじゃないですかぁ?」と言われた(らしい)。
そう思われてるのかと思うと、やるっきゃねぇと燃えてきた。
そうして始まった2日目は、非常にしんどかった。スタートで引き込めなかった。こういう精神状態の中で、絶対に出ないけどバウを出せるスタートを決められる実力がなかった。毎回追い上げる展開を強いられた。
3年生の松尾や丸山にもボーダー争い即ち引退が懸かっているというしんどさを背負わせてしまい、申し訳なかった。それでも、彼らは常にその重圧を一緒に背負って戦ってくれて、そのことが本当に頼もしかった。
とにかく懸命に4レースやって帰ったら、下と20点差の7位に浮上していた。スナイプも死闘を繰り広げて、総合は5位だった。
最終日。1レース。絶対に、次に繋がるような、一番良いレースにしようと意気込んだが、それでも14位フィニッシュだった。
総合5位は嬉しかったが、自分達の結果には全く満足できなかった。夏あんなに頑張ったのに結果はこうなのかと悔しかった。陸で待っているみんなに申し訳ないと思った。
そんな気持ちで着艇したら、色んな人に祝福された。
全日本に繋げられたこと、総合入賞したことを、みんなが本気で喜んでくれており、そのことが本当に嬉しくて、頑張りが少し報われたような気持ちがした。
そして、この悔しさを晴らす舞台がまだあることが幸せだと思えたし、自分も、観ている人も、もっともっとワクワクするようなレースをしたいと思った。
僕らの代の目標は全日本総合6位入賞。
秋インカレは、過ぎてしまえば、水域予選、通過点に過ぎません。
今年のチームを知ってるみんななら、誰一人としてこの結果に満足していないはず。
琵琶湖で、全員で入賞を掴み取りたい。
あと1ヶ月、全員で頑張ろう。
東京大学運動会ヨット部 主将 調亮太郎
お世話になっております。2年スナイプスキッパーの中静です。
長いようで短く、でもやっぱり長かった夏合宿が終わり、学校生活が再開しました。
久しぶりの駒場キャンパスには銀杏の香りが漂っており、秋の到来を感じるとともに、くさいな、やめてほしいな、と思いました。
さて、10/8(土)〜10/10(月)に行われました関東インカレ決勝の振り返りをさせていただきます。自分は海上のサポートだったので主にその視点からの感想になります。
この3日間は海で1本の映画をみているようなドラマチックな展開で、緊急、不安、喜び、感動等、色々な感情を味あわせていただきました。
詳細は他の人がブログで書くと思うので割愛させていただきますが、470チームの最下位からの怒涛の追い上げ、スナイプチームの起死回生の乗員交代等どれも涙が出るほど感動しました。
たぶんこのドラマを海で見る人、陸上で見る人、SNSの速報で見る人、全員同じ気持ちだったと思います。スタート前のドキドキやシングル回航した時の喜びを共有できる人たちがいるのは嬉しかったです。
そして僕たちの思いを背負って戦う先輩のことを純粋にかっこいいと思いました。ギリギリの状況で笑顔だったのが印象的でした。
1年後、2年後にあんな風になれるようにヨットに真摯に向き合っていきたいと感じました。
今回、交代要員として海に出させていただき様々な学びと感動を得ましたが、同時に悔しい思いもしました。1日目の軽風ではいつでも交代できるつもりでいましたが、2日目の強風では、自分とレギュラー3艇との実力差が大きく交代という選択肢が全くありませんでした。万が一何かあっても安心して任せられる交代要員がいないことは先輩方の精神的負担になってしまったと思います。
ただ、強風でのボートスピードが自分の1番の課題だということを強く認識できる良い機会になりました。
風が強くてもしっかり前を走れるように、まずはたくさん食べて、筋トレしてZOURYOできるように頑張ります。
それでは失礼します。
2年 中静勇輝