降って来るもの

写真と散文とぽえむ

Postscript~あなたへ~

2022-08-13 20:40:19 | SI27

 

     Postscript~あなたへ~

 

「多作は才能!!」と

あなたが

太鼓判を押してくれたお陰で

目に触れることが

叶わなくなったあの日からも

僕は怯まずに

書き続けています

詩14「聴心記」2019 R元 4

詩15「満干のUta」R元 10

R2 3 詩16「有無の伝言」

R2 5 別冊「随想Ⅱ過ってゆくもの」

R2 9 詩17 「夢幻渡世」

R2 11 詩18 「夢の段落」

詩19 「ココロの間・上巻」R3 3

詩20「ココロの間・下巻」R3 6

詩21 「徒然草」 R3 9

詩22「INKのSIZUKU」R3 12

R4 4 詩23「心言蒐」

R4 7 詩24「鄙のpoet」

 

剰え、令和2年からは四季に合わせて詩集を上梓する

その目標を、無理なく成し遂げているんです

 

ありがとう ございました!!

あなたとの巡り逢い

あなたの慈愛の薫陶のお陰です

あなたとの縁の糸が

僕の時間を

こんなにも色濃く

艶濃くしてくれたことに

一点の疑いの余地もありません

何れ

黄泉の国の広場で

再会を果たすときまでに

あと幾冊の詩集を奏でられるかは

予断を許しませんが

あなたへの大いなるお土産にと

これからも

書けるだけは

文字を紡いでゆきたいと思います

   2022 08/13 21:13 万甫

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなたへ~盂蘭盆会~

2022-08-13 06:21:06 | 随想

     あなたへ~盂蘭盆会~

 

この頃,お盆が近づいて来ると

毎年のように

どう仕様もなく胸が騒めくのです

 

あなたが突然この世に居なくなってから

数多の歳月が昨日の闇に消えて

最早四年目の炎暑の夏を迎えています

言葉の往来が不可能になって

早や千五百日余の日時が

時の暗闇へと虚しく傾れ去りましたが

彼岸と此岸に

秘密の通路が設けられる

此の幾日の機会が近づいてくると

あなたと

何某かの処で再会できるかも知れぬと

無性に心奥が騒つくのです

 

如何にも物理の教師に相応しい

あの律儀な,少し角張った文字と言葉で

はち切れんばかりに膨らんだ

A4封筒入りの手紙や

葉書の表裏

宛名書きの下まで埋め尽くされた

称賛と激励の言葉の数々

其処から,肉声が滲み出てくるような

自愛の詰まった言葉の至福

高校の教師と生徒として巡り会い

その後半世紀に亙って行き交った

お互いの心情の名残りなどが相俟って

ほんとうに会えるような気がして

特別な胸騒ぎを覚えるのです

 

あなたはもう

この此岸で見かけることは不可能ですが

僕は何時でも

あなたの彼岸と連絡を取って

心の平穏を保っています

新しい詩集を上梓する度に

あなたの胸の祭壇に備えてきた詩集も

「多作の才能」を断言してくれた

あなたのその一言で

此の夏の初めに24冊目を刊行しました

あなたに届けられなかった

R元年(2019)4月の【詩14「聴心記」】から

此の夏の最新詩集

R4(2022)7月夏号の【詩24「鄙のpoet」】まで

この4年で11冊の詩集を書き上げましたよ

傍にいてくれたなら

あなたはどんな言葉を呉れただろうかと

その度に,切なさを味わいながら・・

 

あなたに出会って育まれ

あなたの慈愛に見守られ

あなたの優しさで育てられた

多作の才能で

僕はこれからも

書き続けてゆきたいと思います

我がinochiの循環の源に

あなたの存在がある事に

感謝の祈りを捧げ乍ら・・

 

  あなたへ

    2022 08/13 06/17 万甫

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする