※玉響
処暑を過ぎて、心倣しか勢いの衰えた陽光がlivingのフローリングの床に、逝く夏を惜しむかのように戯れる玉響
君達へ
君の時代と君の能力は
常に進化しながら
ただ、前へと動いてゆく
意志は
いつでも
その先を向いていればいい
君には
明日しかないからだ
僕は・・、違う
前後左右を気に懸けながら
時に滞り、後退りし、
時には、過去を拾い、現実を否定し、
日日の今にしがみ付く
僕らには
先は少なく、眼前は暗がりなのだ
明日の質も量も決定的に違うから
未来は同じなどと云っても
君には理解できないだろうが
それは必ず
君と君達が経験してゆく過程
それだから
僕よりも随分少ない時間を生きる君達よ
僕らの吐息を
嘲笑してはいけない
智慧ある君たちは
それを取り込み、吸収し、
滋養にして生き永らえるのだ
それでも、代替わりは
日常的に遣って来る
inochiは
宿命の輪廻を踏襲してゆくのだから・・
08/25 21:27 万甫