都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
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東京おもちゃ美術館ブログ
11月29日(日) 第2回 病児の遊びとおもちゃケア 沖縄フォーラムを開催しました!
11月29日(日)、沖縄小児保健センターにて「第2回 病児の遊びとおもちゃケア沖縄フォーラム」を開催しました!
当日は、沖縄県内の医師・看護師・大学生など約50名の方にご参加いただき、盛況となりました!
日本グッド・トイ委員会では、病気の子どもたちが遊ぶことで少しでも苦痛や緊張を忘れて、毎日の療養生活を楽しく豊かなものになるようにという願いを込めて活動しています。
「病児の遊びとおもちゃケアフォーラム」は、東京・世田谷にある国立成育医療研究センターにて毎年春に開催しており、2015年3月で記念すべき第10回開催となりました。
その「病児の遊びとおもちゃケアフォーラム」の初の地方開催版として、昨年2014年6月に沖縄で第1回を開催したのが始まりです。
第2回では、第1回開催を受けて沖縄県内での活動報告、県内外の病児・障がい児の遊びやレクリエーションについての講演を通し、現状と新たな課題、これからの展望について考える機会として開催いたしました。
まず、基調講演では、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターの小児外科での取り組みの紹介として、小児科部長 金城僚先生に講演いただきました。
医師・看護師・保育士・ボランティアそれぞれがお互いができることを協力し合いながら子どもたちが診察・治療を受ける際に如何に苦痛や緊張を忘れる環境をつくるかまた、その取り組みを更に広げるために、学会での発表方法や病院内での協力の仕方については、各施設でも参考となる発表をしていただきました。
特別講演として、熊本からお呼びしたNPO法人NEXTEP理事長、熊本再春荘病院 小児科医長の島津智之先生からは、NPO法人NEXTEPとして子どもたちが伸び伸びと自由に成長していくために必要なこととは?というお話をしていただきました。
NPO法人NEXTEP(リンク)では、病児や障がい児の在宅支援として訪問看護ステーションや、不登校児の支援として農作業体験などを行っています。また、11月にオープンしたばかりで、床などの内装に熊本県小国杉を使い”内装木質化”にも取り組んでいる障がい児通所支援事業所「ボンボン」の報告もしていただきました。県内の杉材を堪能していただけているようです。
第2部では、滋賀県からご参加いただいたマーレー寛子さんを交え、パネルディスカッション。マーレーさんは、セラピューティック・レクリエーションを専門とされており、現在は、高齢者向けのデイサービスセンターで施設長をされていらっしゃいます。これからの遊びとおもちゃケアにどのように取り組んでいくか、今後の指針をどう定めていくかというテーマで熱い議論が交わされました。
会場では、こども医療センターでボランティア活動をしているみなさんのボランティアショップ「ぷれぱ」の手作りおもちゃやおむつカバーなどの衣類の展示・販売も大盛況!
やんばる森のおもちゃ美術館からは、たまごプールが展示され、来場者のみなさんも気持ちよさそうに触ったり中に入ったり楽しんでいただきました。
来年3月6日(日)には、東京・世田谷で「第11回 病児の遊びとおもちゃケアフォーラム」が開催されます。
毎年、満員御礼となってしまいますので、ぜひお早めにお申込みください。ご参加お待ちしております。