今まで、取り敢えず生まれてから今まで、
死ぬこと無く生きているのだが、
それは喜びと憂いが交互に僕のところへやってきて、
何かと麻痺させるから生きてこれた気がするのです。
憂いの時間は人生の殆どを占めているので
一喜一憂どころか一喜十憂位の割合ではあるのですが、
それでも過去に確かに味わった喜びの部分を、
心の何処かで求めているのですね。
それは幻で、麻薬のような魅惑で、
とうに僕のところから . . . 本文を読む
毎晩眠れない夜を過ごす
ベッドの中は誰にも邪魔されず
完全に一人になれる場所
心があまりに打ちのめされてしまうので
僕は全部を祈る
些細なことが自分の努力や行動とは無関係に叶えばいいと祈る
自分のあらゆる欲望と願望が
満たされることを祈る
世界の平和を祈る
道端の雑草の幸せを祈る
転がる石の運命を祈る
流れてやがて消える雲の運命を祈る
太陽が登るのを止めないことを祈る
愛する人の明日を祈る . . . 本文を読む
トロール・ハンター を観た。
ノルウェー映画は初かもしれません。
古くはブレア・ウィッチ・プロジェクト、最近だとフォース・カインド、パラノーマル・アクティビティ方式の実際の記録映像が見つかった!的な映画です。
熊の密漁を取材していた3人の学生、怪しい人物ハンスと出会う。
彼を密かに密着するが、ハンスはなんとトロールハンターだった。
トロールなんておとぎ話の創造物だと思っていたが遂に . . . 本文を読む
見つけたものは大したことのないものばかりで
集めてきたものは大したことのないものばかりで
僕以外誰も欲しがってなんかいないのに
ちっぽけなプライドでそんなモノを必死に守ってきて
突然バカバカしくなってしまって
ソファーの上で昼寝してしまうのだよね
気づいたこと
発見したこと
発明したもの
自慢したいもの
誰にも伝えずに
ひっそりと死にましょう
僕以外誰もその価値をしれないのだから
人間が . . . 本文を読む
恋人が居たことがある。
恋人は僕が人生で接した人間の中でもかなり近い距離感で暮らしていた。
一緒に暮らした恋人や、自分と近い系統の人間と恋人になった時、
おそらくその距離感はかなり接近して脳内の一部は重なってしまっているのではないか?
と疑う程である。
多くの言葉のやり取りをしなくとも、
最初の一言や、ほんのちょっとした仕草で暗黙のキャッチボールをしてしまうのである。
「コイツ〇〇なテレビ . . . 本文を読む
僕達急行 A列車で行こう を観た。
森田芳光監督の遺作です。
大手ののぞみ地所で働く小町圭(松山ケンイチ)と町工場のコダマ鉄工所で働く小玉健太(瑛太)は鉄道好きの縁から偶然出会い友達になる。
部屋を探していた小町はコダマ鉄工所の寮に居候して毎日二人は鉄道や恋の話をする。
不思議とモテる小町は偶然出会った相馬あずさ(貫地谷しほり)に好かれ、会社の社長秘書日向みどり(村川絵梨)からも想いを . . . 本文を読む
僕等がいた 前篇 を観た。
王道な純愛モノですね。
高橋七美(吉高由里子)は高校の屋上で黄昏てる男と出会う。
それが学園の超モテ男の矢野元晴(生田斗真)と知らずに話をする。
そして同じクラスになった二人は徐々に親しくなるが、元晴は心に何処か秘密がある。
それは過去に辛い恋愛をしていてその恋人を事故で亡くした傷だった。
元晴の親友竹内匡史(高岡蒼佑)のアシストもあって付き合うようにな . . . 本文を読む
満開の桜の見頃は休日で言ったら今日が最後というので、
友達との約束をずらしてまで桜の写真を撮りに出かける。
朝から近所のじゅんさい池に向かう。
あまり桜は多く無いのでしっとりと春の散歩を楽しむ穏やかな空間でした。
里見公園に行くと、多くの花見客で溢れ、
無数のブルーシートの上で無数の宴が行われ、
皆が楽しそうに春の陽気を満喫していました。
僕は一人孤独を噛み締めながらヘッドホンでスティービー・ . . . 本文を読む
人が人生を送る上で、
生物学的に考察してみると、
恋心なんて無くたっていいように思えるのだが、
人は恋心に人生の多くの時間を費やす。
もっとシンプルに生きれるハズなのに、
着飾り、自分を磨き、他人を巻き込み、たくさんの嘘をついて、駆け引きだらけ
恋をして生きている。
それが無いと退屈で人の進歩が止まってしまうから、
神様がスパイスを与えたのでしょう。
男女の問答、策略、軋轢、が少なからず人類 . . . 本文を読む
僕は食べるのが遅い、めん類をすすって食べたりもしない。
僕は食べ物をガツガツ食べたり、
めん類をズルズルすすって食べる人が嫌いである。
大まかに食欲が旺盛な人間を見下している。
大抵の日本人男子はそうやって食べるので自分がマイノリティであることを自覚している。
ガツガツ食べている人や
激しい音を立てて食べている人を見ると
生きるの必死かっ!
と突っ込みたくてたまらなくなる。
お前ごとき . . . 本文を読む
世界の広さを知りたい。
この世の中にはまだまだ知らない要素が沢山あって、
人生で触れてこなかった、
聞きもしなかったものは、
今でも僕の手の触れない部分ですくすくと存在しているのでしょう。
例えば世界には僕の知らない職業がまだまだ沢山あるでしょう。
なのに僕は今システムエンジニア・プログラマの仕事をしている。
コレがベストに相応しい事は多分無い。
知らなければいけない。
未だ出会っていない . . . 本文を読む
殺人鬼フジコの衝動 を読んだ。
連続殺人鬼の藤子。
どうしてそんな殺人鬼になったのか、というお話。
かなり衝撃的な本でした。
こんな嫌な気持ちにさせられる小説がかつてあったでしょうか?
過酷な環境の幼少期、計算高く陰湿な藤子の心理描写。
繊細で不思議と共感できることもあったのでそれもなんか嫌でした。
見事に堕ちていく人生、どうして悪い方悪い方を選択するのか?と歯がゆくイライラ . . . 本文を読む
ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ を観た。
1960年代のミシシッピ州。
人種差別運動が盛んで、白人の豪邸でメイドをする黒人女性たちは理不尽な差別を受けていた。
スキーター(エマ・ストーン)は白人でありながら、差別主義者のヒリー(ブライス・ダラス・ハワード )らと友達でありながら、黒人女性たちの扱いに疑問をいだき、何時も優しく接していた。
ようやく務めた出版社でコラムを書きながら、差別 . . . 本文を読む
マリリン 7日間の恋 を観た。
マリリン・モンローがとある映画に出演した際の裏話的なノンフィクションです。
コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)はお金持ちの家の息子だが、映画が好きでどうしても映画の仕事に就きたかった。
とある事務所で粘り強く、必死にお願いしたら次回作の監督・主演のローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)のサード監督に抜擢される。
そうして遂にヒロインであるマ . . . 本文を読む
転んでばかり居るのだが
起き上がってばかりな暮らし
春だし
春は温かいし
俺は別に花粉症でもないし
バケツいっぱいの花粉をぶっかけられたって平然としていられるし
バイクがやたらと心地いいし
何か物語が始まりそうで
何か切ない思い出が蘇りそうで
春は嫌いじゃないのです
一人でいつもより多く歩いてしまう春なんです . . . 本文を読む