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交流

『美味しさの記憶』

2009-10-19 04:14:00 | 徒然なるままに
10月18日(日)

今日は、午前中は、子どもネット八千代企画の芋掘りに参加してきた。

小さい子たちはお砂場着に長靴を履いて、やる気満々!なのに、畑に落ちているちっちゃい芋拾いに夢中*(シャイ)*。小学生たちの中には、給食で出たスィートポテトの味が忘れられず、いっぱい作って、おなかいっぱい食べたい一心で参加した子もいる。
中学生たちも、小さい子の面倒を良く見ながら、頑張って掘りまくっていた。

私も、久しぶりの土の感触を楽しみながら、自然薯並みに長~い芋を途中で折らないように深ーく掘ったりして、結構楽しめた*(笑顔)*。

本当は、その後で、みんなでゲームをしたり、前もって掘ってふかしてきている芋を使って、スイートポテトを作って食べたりと言うプログラムもあったのだが、次の予定があるので、残念ながら途中で抜けさせてもらった。

午後からは、君津市文化ホールで開催された、3人の教員による実践報告会を聴講した。
残念ながら、最初の小学校の先生の実践報告には間に合わなかった。
二人目の栄養士さんの食育お話にはとても感動した。
病院食の栄養士の経験を生かしながら、子どもたちが残さず美味しく、積極的に給食を食べられるように、さまざまな工夫や取り組みをされていた。
担任の『残さず食べよう』と言う指導の下、昼休みに一人給食を食べては、給食袋にそっと吐き出していた女の子が、最後には量は食べられなくても、残さず食べられるようになり、
「私も、家族のために、美味しいお料理を作ってあげられるようになりたい」
と言ってくれる様になった時には感動した。
野菜嫌いの子どもたちに、農家と契約して地元で取れた新鮮で美味しい野菜を食べさせたり、調理方法や、味付けにも工夫されていた。

ところが、そうやって頑張るほど、ご家庭のほうが犠牲になっていったようなのだ。
その栄養士さんのお嬢さんが、食べ物を受け付けなくなり、不登校になってしまったのだ。
どんなに美味しい料理を作ってあげても、受け付けないのだ。
あえて、食べられるのは、唐揚げと茶碗蒸しだけ。
なぜ、『唐揚げ』と『茶碗蒸し』なのか。
それは、お嬢さんの記憶の中で、一番『美味しい記憶』だったからなのだそうだ。
夕飯に出た時にみんなで食べて美味しかった唐揚げ。
お客様がいらっしゃった時に、みんなで食べた『茶碗蒸し』の美味しさ。
その記憶だけが、お嬢さんの食欲をつなぎとめていたのだそうだ。
栄養士さんは休職し、とにかく、食べてほしくて、日に3食、唐揚げと茶碗蒸しを作って食べさせたのだそうだ。
そうしているうちに
「ママ、今度はカレーが食べたい」
と自分から言い出すようになり、徐々に、食べられるものが増えていったのだそうだ。
半年も過ぎた頃、お嬢さんが
「私は、栄養士をしているお母さんが好き。みんなのために、美味しい給食を作ってあげてね。お仕事頑張って!」
といってくれたのだそうだ。
栄養士さんは、職場復帰し、子どもたちのため、お子さんのために、今日も美味しい給食と食事を作っていらっしゃるそうだ。

聞いていて、本当に感動しながらも、一方では、身につまされていた。
仕事に熱心になるあまり、家庭よりも仕事が中心になり、我が子の『SOS』を見落としている・・・というのは、他人事ではない。
以前、大変なクラス、大変な生徒をピンチヒッターの担任として受け持った時、毎日のように、夜6:00~8:00まで生徒指導会議、それから学級のこと、その後で教科のこと等をやっていると、深夜帰宅になってしまうのがザラだった。
当時、小6の娘は、平日『音読』の宿題が出来なかった。私が帰宅すると、いつも、国語の教科書をお腹の上で開いたまま、ソファーで眠り込んでいた。
その姿を見たときに、申し訳なさで涙が出た。
3年生の進路や学年会計を担当した年は、帰りが遅くなることが多い。
初めてその仕事を担当した年は、息子の大学受験だったが、慣れない仕事に追われて、自分の子の受験のほうはまったく関わってあげられなかった。
息子は、勉強も手続きも自分で頑張って合格したのだ。

そんな、私なのに、私が精神的にピンチの時に励まし、癒してくれるのは、やはり子どもたちなのだ。

かつて、上司に面と向かって
「美術なんていらない教科だよね」
と言われ、同僚からも
「あまり美術にはまらせないで。そういう美術をやりたければ、『お絵かき教室』でもやれば?あなたのやり方は、中学校では迷惑よ。次の学校に行ったら、今のやり方は変えたほうがいいわよ」
と言われて、かなり落ち込んだことがあった。
そんな時、息子の
「俺、中学時代は美術は成績良くなかったけど、中学校に美術は必要な教科だと思うよ」
と言う言葉にどんなに励まされたことか。

大変な生徒を受け持った年も、いじめを受けて不登校になったことがある長女に、
「ママはその子のことを見捨てたりしないよね?」
と言って、夜遅い私のために、妹と二人で夕食を作っていてくれた。

着任したその日の夜に、子どもたちの前でみっともなくも
「ママは、もう、あんな学校に行きたくなーい!」
と大声を出して泣いてしまったことがある。
毎日、触れば崩れてしまいそうに心身ともにボロボロになって帰ってくる日が続いていた時に、
「ママがどんなに忙しくて、疲れて帰ってきても、仕事を持ち帰ってきても、仕事が終われば、いつものママに戻ってくれていた。
今のママは嫌い。早く帰ってきてもため息ついて泣いてばかりで、話しかけることも出来ない。私だって、聞いてほしいことや、相談したいことがあるのに・・・。私にはまだ『お母さん』が必要なんだよ。
早く、いつもの元気なママに戻って!」

どんな慰めの言葉よりも、すごくよく効くカンフル剤だった。

今、私がこうして子の仕事を続けていられるのも、家族の理解と協力、そして皆が健康でいてくれるからこそなのだ。
この『ベース』があって、初めて自分の思うような仕事ができ、情熱を傾けることが出来るのだ。
私には、『母親』と言う、私にしか出来ない大切な仕事がある。
『美味しさの記憶』・・・我家の『美味しさの記憶』はなんだろう・・・。
どんな『給食指導』よりも、我が子の『食育』を怠ってはいけないのだ。
やがて私の下を巣立っていく子どもたちが、たとえ、貧しくても食べることをおろそかにせず、健康で、豊かな心で生きていくためにも。


もう一人の先生の実践報告は、作文指導のことだったが、その熱血振りと成果のすばらしさにも感動した。
『やれば出来る』
美術にも応用できそうなヒントがたくさんあったので、ぜひ参考にしたい。

君津は遠かったし、道中いろいろあったが、苦労して行っただけの収穫はあった。
声をかけてくれ、チケットをくれた友人に感謝!

内房総の旅*(波)*県大会の応援と菱川師宣記念館

2009-10-17 18:26:00 | 徒然なるままに
10月17日(土)

今日は、県大会に出場した野球部の応援に館山まで行って来た。
鴨川や勝浦、大原など、外房は年に一回は行っているのだが、内房は20年ぶりぐらい。
高速で行けば早いのだろうが、海岸線を走りたくて、16号線から127号線を通って行った。

行きにちょっと道に迷って、富津の方に行きかけ、戻ったつもりが住宅街に入り込んでしまい、30分のロスタイム。

何とか127号線に入れて、そのあとは順調だったのだが、到着した時には、1回の攻撃が終わったところで、4点も先制点を取っていた。
そのまま相手チームに1点もやらず、更に2点追加して、6-0で勝利!*(びっくり2)*やったね*(チョキ)*
3時間もかけて応援に来た甲斐があったというもの。
野球部のみんなも、「おめでとう!」と声をかけに行ったら、うれしそうだった。
明日の第2試合の応援には行けないけど、みんなの健闘を祈る*(びっくり2)**(グッド)*


帰り道、鋸南町にある『菱川師宣記念館』http://www.town.kyonan.chiba.jp/siryoukan/siryoukan.htmを見学してきた。
元祖浮世絵師で、切手にもなった『見返り美人』の作者菱川師宣は、この鋸南町の出身だ。
『見返り美人』の本物は東京国立博物館に収蔵されているが、他の肉筆画や、見返り美人が着ている着物を再現したものが展示されていたりと、なかなか見ごたえがあった。

今、企画展として、明治時代一世を風靡した、歌川国芳の弟子で、最後の浮世絵師 月岡芳年の絵も展示しており、これまたため息の出るような緻密さ、大胆な構図、ゾクゾクするような絵の上手さと色気は、一世を風靡するだけあるわぁ・・・と思った。

特に、髪結いの美男子に思いっきり片思いしている娘のもどかしさや、静御前との別れのシーンの義経の表情は台詞がなくても、十分にその人物の思いが伝わってくる。
女人を仏の32変化になぞらえたシリーズ「・・・そう」に描かれている美人画はどれも魅力的で、可愛かった。アイディアも抜群だと思う。
私のお気に入りは『うれしそう』と言うタイトルの、蛍を捕まえた女人の絵。両手に蛍を捕まえたばかりなのだろう、その女人の表情が、本当に嬉しそうでかわいらしかった。
月岡芳年の作品はこちらから
月岡芳年の「月百姿」全点がアプドーロされていて、いつでも鑑賞できるようになっています。

Yoshitoshi’s series, One Hundred Aspects of the Moon
http://www.internationalfolkart.org/exhibitions/past/moonweb/about.html

1: Literature, Myth and Music
2: The Warrior
3: The Floating World

菱川師宣記念館の来館記念に、見返り美人のバックプリントのTシャツと、わさび染めのハンカチを買った。

鋸南町を後にし、内房の海を見ながら千葉を目指していると、金谷のフェリー乗り場に着いた。
以前、この近くで食べた磯ラーメンが美味しかったのを思い出し、探してみたのだが、20年も経っているので思い出せない。
一応、『磯ラーメン』の看板が出ているお店に入って食べた。『麺』が残念だったけど、具とスープは美味しかった。

フェリー乗り場の売店で、びわ入りソフトクリームを食べたのだが、これがまた私的には大ヒット*(キラキラ)*
http://www.mboso-etoko.jp/cgi-bin/co_kanihp/info.asp?uid=528&p=19
家へのお土産には同じ売店で売っていた『のこぎり山バウムクーヘン』(モンドセレクション最高金賞受賞)http://www.minamitei.jp/SHOP/nokop_01.htmlを買って来た。これがまた美味しいこと!パテシエ志望の娘も大満足の味でした*(ハート)*

県大会の応援に行って、思わぬ内房総の旅をしてきた1日だった。
ところが!明日も、館山までは行かないが、午後から君津まで出かけることになっている。お天気は大丈夫だろうか・・・。

まさに名宝ぞろい!「皇室の名宝―日本美の華」展

2009-10-17 07:21:00 | 徒然なるままに
10月16日(金)

今日は、6時間目終了後、1時間年休を取って、上野の東京国立博物館で開催中の御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」http://www.bihana.jp/の、教師用ガイダンスを受講してきた。

展示されている作品群は,さすが、皇室御用達の名宝ぞろいで、どれも文字通り国の宝物そのものだった。
材料・素材・デザイン・技術すべてにおいて、一級品ばかり。
その中でも、伊藤若冲の作品は圧巻だった。1枚1枚、もうその完成度の高さ、鮮やかさに言葉を失い、ポカンと口を開けたまま、しばし見入ってしまう感じだった*(驚き)*。鶏があんなにかっこいい、風格のある鳥だったなんて・・・*(ハート目)*
蟻一匹から花びら1枚、草の一本まで魂をこめ、色や形にこだわりつつ、描くこと自体を楽しんでいるように思えた。
生地の裏側からも彩色し、奥行きや立体感を出す工夫にはため息が出た。
とにかく、じっくり見ているうちに時間を忘れるくらい。気がついたら若冲の作品を見るだけで1時間かけていた。

もうひとつ、印象に残る作品があった。
黒い地に線引き七宝焼きで描かれた桜と楓のつぼだ。
その緻密さと表現力は、まさに匠の技の真骨頂だ。
いつまで見ていても飽きない名宝だ。

他の金工作品もすばらしかったが、象牙彫刻もすばらしかった。
木彫では、高村光雲のチャボが本当に生きているように見えた。

今回の展覧会は2期に分かれており、現在開催中の1期 永徳、若冲から大観、松園までは、10月6日(火)~11月3日(火・祝)まで。2期は 2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品で、11月12日(木)~11月29日(日)まで。
11月12日(木)は天皇陛下御即位20年を記念して入館無料なのだそうだ。(こみそう・・・*(汗)*)
2期で楽しみなのは、やはり正倉院宝物の螺鈿紫檀阮咸 (らでんしたんのげんかん)や黄金瑠璃鈿背十二稜鏡 (おうごんるりでんはいじゅうにりょうきょう)だ。
奈良時代の匠の技をじっくり堪能してこよう!


今日、行きに電車に乗ろうとしたとき、駅で偶然3年前の教え子たちに会った。
みんな高校3年生になって、ずいぶん大人びた感じだった。
あの子達が中学3時代に作ったBOX ARTの話になり、
「ちょうど今みんなの作品を参考作品として、3年生が制作中なんだよ」
と言ったら、懐かしそうに当時の自分たちの作品について語りだした。
卒業生の中に、野球をテーマに制作した生徒がいて、
「どこの中学校に行っても、野球部の子は必ずあなたの作品の画像を参考にして作っているよ。」
と教えてあげたら、
「え~、そうなんだ~、うれしいなぁ!」
と喜んでいた。

参考作品として次の学校の生徒に見せるために、生徒の作品は、すべてデジカメで撮影して画像を保存している。
名前はすぐ出てこなくても、作品を作った当時のことは、鮮明に覚えている。作品と一緒に、当時の生徒の顔も名前も、その時どんなことを話しながら作品を作っていったカまですっかり思い出せるのだ。これはある学校の校長先生曰く、「すごい能力・特技」なんだと思う。(自画自賛*(シャイ)*)

でも、せっかく向こうは私のことを覚えていてくれているのに、私のほうは名前を忘れているなんて申し訳なくて・・・。
同じ1年間でも、担任をした子達は覚えているけれど、週に1時間しかない美術だけしか教えていない生徒は80%は名前と顔が一致しない。
実際、今受け持っている生徒たちだって、町でばったり私服状態で会ったら、気がつかないかもしれない。

そう思うと、同窓会などでお会いする同級生たちや恩師の方々はほとんど私を覚えていてくださって、名前を呼んで声をかけてくださるというのは、本当にありがたいことだと思う。
来年の高校の同窓会幹事を引き受けたからには、もう一度卒業アルバムを見返しておかなくっちゃ。

何年も前の教え子たちの名前は覚えきれないが、せめて、今受け持っている生徒は、後半年、なるべく全員の名前を覚えて名前で呼びかけてあげられるように頑張ろう!

学園ラブコメディー*(ドキュン)*の主役になっちゃった?!

2009-10-15 23:33:00 | 徒然なるままに
10月15日(木)

今日、1年生の数学の先生から、面白い数学の問題を見せられた。(実名使用の許可を得るため?)

コミカルに描いた学園物のような設定の応用問題。
毎年、その学年の先生方が実名で、年齢設定は中学1年生として登場するシリーズものなのだそうだ。
で、今回は、なぜか私がそのマドンナ的ヒロイン*(!?)*に選ばれたのだ*(キラキラ)*。

設定だけでも笑ってしまうのだが、肝心要の『方程式』はちゃんと解けるようになるのだろうか?

第1回目はバレンタインデーのチョコレート作戦。
設定では、モテモテマドンナの私は、みんなに安いチョコを配りながらも、本命の男の子には500円のチョコをあげることになっているのだが・・・。
「え~、私は本命の人には手作りチョコあげるよ~!」
「先生、そうすると計算問題にならなくなるので、そこは我慢してください」
そこで、相手役に描かれている先生の好物がバナナだったので、
「せめて、500円のチョコバナナ(スプレートッピング付)にしてくださいよ」
と言ったら、相手役の先生は大喜び*(キラキラ)*!
「で、シリーズものだったら、ホワイトデー編もあるのかしら*(ドキュン)**(はてな)*」
「お楽しみに~!」

さてさて、この問題で、本当にみんなの数学力がアップするのかどうか・・・*(退屈)*?
でもって、私の恋の行方はいかに*(酔払い)*?
楽しみ楽しみ*(ウインク)*

頑張れ、3年生!インフルエンザに負けるな、2年生!!

2009-10-15 06:00:00 | 徒然なるままに
10月14日(水)

今日から後期が始まった。
秋休み前と連休中に40人以上に膨れ上がった1年生のインフルエンザは、それぞれ治って、治癒証明書を持参して登校してきた。
でも、まだ咳が止まらない、微熱がある、連休終わりごろに罹ったなどで、休んでいる生徒が14人いた。
 
他学年は、2年生が徐々に広まりつつあり、県大会を控えた野球部と陸上部は、戦々恐々。来週は合唱コンクールがあり、再来週には職業体験を控えている。
3年生にも広まってきており、1年生に弟妹がいる生徒がたくさんいるので、蔓延するのも時間の問題かもしれない。

諸々の状況を考慮して、今日の始業式は集会の形は取らず、各教室で静かに放送を聞くという始業式だった。
この調子では、来週の合唱コンクールの開催も危ぶまれる・・・。


放課後、3年生の女子が数名自主的に残って、BOX ARTを制作しに来た。
「何とか11月の二つの作品展に出品して、賞状をもらいたい!」
「作りたいイメージはあっても、家ではなかなか先に進めないし、45分授業の中では終わりそうにない!」
通信簿をもらった3年生は必死である。

自分たちの中から完成した最初の作品が肝心。
すでに出来上がっている参考作品は、あくまで参考作品なのだ。
スタートラインが一緒の自分と同じ条件の中から出来上がっていく作品を見て、
「自分も頑張ろう!」
と思い、次々完成していく仲間の作品を見て、
「自分も完成させたい、完成させなくては!」
とお尻に火がついてくるのだ。
 今日残った生徒たちの中には、遅れていると言うよりは、後どこをどう頑張ったら更によい作品になるのかのアドバイスを受けに来た生徒もいる。
 そういう生徒にヒントをあげてアドバイスすると、目を輝かして意欲的に取り組んでくれるのがうれしい。
 彼女の取り組みを見て、他の生徒が更に意欲を燃やし、違う手法やアイディアをアドバイスすると、別の生徒が自分の作品にも生かしたいからと教わりに来る。
 同じ45分間でも、なんと充実して、目に見えて成長振りを感じられる時間だったことだろう。
 時間が来て帰る時、
「家で練習してくるね!」
「持ち帰って続きやってきま~す!」
と、笑顔で帰っていった。
出来上がりが楽しみだ。

一方、2年生のCDジャケットのほうは、今月末が完成提出が締め切りなのに、お手上げ状態の生徒が何人かいる。
授業中は、他の生徒がたくさん質問に来たりして、じっくり見てやれない。
残してじっくりついてやらせれば、何とか形になるものが出来るかもしれないが、2年生は部活動優先なので、居残りが出来ない。
もう、こうなったらオリジナリティを求めると言うよりは、お習字のように、見本を描いて見せて、「同じように描きなさい」と模写させるしかないのだろうか・・・。

この子達よりも何とか課題に取り組んでいる生徒の中に、『虹』と言う曲を描いている生徒たちがいるのだが、こちらはレタリングでつまずいている。
「本当は『Aqua Timez』の『虹』を描きたいのだがスペルが長すぎ、『福山雅治』では画数が多すぎるので、『ゆず』にしようか~?」
てな感じ。おい、おい、同じ『虹』と言うタイトルではあるけれど、それでいいのか?君たち・・・。

これから2週間、インフルエンザの脅威におびえながら、何とか1枚でも多く完成させて、作品展に間に合わせてあげたい。

11月からは、3年生は篆刻、2年生はアニメーション作りに入るのだが、予定通りに行くかどうか・・・。

いつも心*(ハート)*に太陽*(晴れ)*を!クチビル*(唇)*には歌*(音符)*を*(びっくり1)*

2009-10-13 18:00:00 | 徒然なるままに
10月13日(火)

今日は、秋休み4連休の最終日。
せっかくの平日のお休みなので、映画にでも行こうかなと思っていたら、同じく秋休みで部活もお休みの末娘に、
「新しいラケットとシューズを買いに行きたいの」
と言われ、二人の福沢諭吉さんが私の財布から旅立って行ったのでした。
でも、お金を渡す時、娘が
「私、部活頑張ってみることにしたから」
と言ってくれたのが、何よりもうれしかった*(笑顔)*。

そんなわけで、今日は、洗濯や布団干しの傍ら、HPの更新をしていました。
さて、陽も翳ってきたので、お布団を取り込もうと思ったら、どこからともなく、コーラスの発声練習*(音符)*が聞こえてきたではありませんか。
そういえば、以前参加していた小学校のPTAコーラスが、近所の自治会館で平日に練習しているって言ってたっけ・・・。
急いで、布団と洗濯物を取り込んで、お囃子につられてフラフラ引き寄せられていく『いなかっぺ大将』の風大左衛門よろしく、自治会館に引き寄せられていってしまいました。

で、歌ってきました~*(音符)**(音符)**(音符)**(音符)**(音符)*
やっぱりコーラスはいいなあ~~~~っ*(キラキラ)*
中学校の講師を始めてから、トンとご無沙汰だったのだけれど、懐かしいメンバーや、最近の方達にも温かく迎えてもらい、思う存分歌ってきました。
来週、老人ホームに慰問に行って歌う歌と言うようなナンバーだったし、在籍中に何度も練習した歌もあったので、思いっきり歌うことが出来ました。

でも、私一人のアルトには5人ぐらいのソプラノが必要なくらいの声量が出てしまうので、今日はちょっと控えめに歌いました*(シャイ)*。

カラオケで歌うのもいいけれど、みんなと心を合わせてハーモニーを楽しむのって最高*(びっくり2)**(ハート6つ)*

家に帰ってから、夕飯の支度やら掃除をしながら、ずっと頭の中をさっきの歌がぐるぐる回っていて、ついつい口ずさんでいる私がいました。

嗚呼、そうっだった。
私はいつも、歌っていた。
土日はいつも、ソーランを踊っていたし・・・。
晴れた日にはベランダ中に布団を干し、
庭には季節の花が咲き乱れ、
手作りのおやつと1日30品目の食事。
夜には子どもたちに本を読み聞かせ、
私の周りにはいつも音楽と笑顔がたくさんあった。
ゆったりした時間。
なんと贅沢な時間を過ごしていたのだろう・・・。

でも、今はあの頃にはなかった、また別の宝物のような時間をすごしている。
足りなかったのは、気持ちの余裕。
失くしたのでなく、忘れていただけ・・・。
いつも心*(ハート)*に太陽*(晴れ)*を!クチビル*(唇)*には歌*(音符)*を*(びっくり1)*

明日から、後期が始まる。
来週は合唱コンクールだ。
インフルエンザも終息して、みんな元気に登校して来ますように。


時をかける少女

2009-10-13 12:36:00 | 徒然なるままに
実は、細田守監督の作品は『サマーウォーズ』のほうを先に見た。それで、この監督の作品をもっと見たくなって、前作のこの作品を見ることにしたのだ。

『時をかける少女』は筒井康隆・原作で、今までも何度もTVドラマ化も映画化もされている。
私がこの作品に出会った最初は、NHKの少年ドラマシリーズ第一回作品として放映された時だ。
当時は、『タイムトラベラー』と言うタイトルだった。
私がSF小説や漫画、映画にはまっていく原点となった作品だったのかもしれない。
また、なぜか、その頃、自分でもよく『デジャヴ』(Déjà vu:既視感)を見ていて、当時の自分とすごくリンクするところがあったのだと思う。
その後、大林信彦監督作品、原田知世主演の映画『時をかける少女』が製作され、主題歌をユーミンが担当した。大林監督の『尾道三部作』のひとつとして、尾道が舞台となり、原田知世のショートカットでブレザーの制服姿が初々しかった。
でも、やはり最初の『タイムトラベラー』の主演・島田淳子(後の浅野真弓)のセーラー服のほうが、イメージかなぁ・・・。

アニメのほうは、原作の次世代版といった内容だったが、等身大の高校生の青春ドラマ!になっていた。
主人公の真琴は、放課後の理科準備室で偶然タイムリープ(時間を超える力)の能力を身につけることが出来た。
その力を使って、何度も過去に遡って些細な失敗をやり直すのだが、なかなか思うような『現在』にならない。
何度も失敗を繰り返すうちに、本当に大切なものと自分の将来の目標に気づいていく。
ラストシーンはちょっぴり切なくさわやかだ。

原作のヒロイン・芳山和子が、真琴のおばの役で登場し、物語の水先案内人のような立ち位置で、真琴に助言する。
彼女のその後を想像させるエピソードも魅力的だった。

美術監督の山本二三氏の背景がまたすばらしい!1枚1枚が『絵画』であり、光と風を感じる『リアルな空間』になっている!!日本アニメ界が誇る、まさに芸術作品だ!!!


アニメ『時をかける少女』公式サイト http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
映像はこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=ATDlcg-hO7Q

映画『時をかける少女』劇場予告映像
http://www.youtube.com/watch?v=OeqO_nFFBCQ&feature=related

少年ドラマシリーズ『タイムトラベラー』は、残念ながら映像はありませんでしたが、こちらで最終回の画像は見られます。
http://www.h2.dion.ne.jp/~tinei/nhk.html

時をかける少女

2009-10-13 11:47:32 | アニメ


実は、細田守監督の作品は『サマーウォーズ』のほうを先に見た。それで、この監督の作品をもっと見たくなって、前作のこの作品を見ることにしたのだ。

『時をかける少女』は筒井康隆・原作で、今までも何度もTVドラマ化も映画化もされている。
私がこの作品に出会った最初は、NHKの少年ドラマシリーズ第一回作品として放映された時だ。
当時は、『タイムトラベラー』と言うタイトルだった。
私がSF小説や漫画、映画にはまっていく原点となった作品だったのかもしれない。
また、なぜか、その頃、自分でも、よく『デジャヴ』(Déjà vu:既視感)を見ていて、当時の自分とすごくリンクするところがあったのだと思う。
その後、大林信彦監督作品、原田知世主演の映画『時をかける少女』が製作され、主題歌をユーミンが担当した。大林監督の『尾道三部作』のひとつとして、尾道が舞台となり、原田知世のブレザーの制服姿が初々しかった。
でも、やはり最初の『タイムトラベラー』の時芳山和子役の島田淳子のセーラー服のほうが、イメージかなぁ・・・。

アニメのほうは、原作の次世代版といった内容だったが、等身大の高校生の青春ドラマ!担っていた。
主人公の真琴は、放課後の理科準備室で偶然タイムリープ(時間を超える力)の能力を身につけることが出来た。
その力を使って、何度も過去に遡って些細な失敗をやり直すのに、なかなか思うような『現在』にならない。
何度も失敗を繰り返すうちに、大切なものと自分の将来の目標に気づいていく。
ラストシーンはちょっぴり切なくさわやかだ。

原作の芳山和子が、真琴のおばの役で登場し、物語の水先案内人のような立ち居地で、真琴に助言する。
彼女のその後を想像させるエピソードも魅力的だった。


山本二三氏も背景がまたすばらしい!1枚1枚が『絵画』であり、『リアルな空間』になっている!!

アニメ『時をかける少女』公式サイト http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
映像はこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=ATDlcg-hO7Q

映画『時をかける少女』劇場予告映像
http://www.youtube.com/watch?v=OeqO_nFFBCQ&feature=related

少年ドラマシリーズ『タイムトラベラー』は、残念ながら映像はありませんでしたが、こちらで最終回の画像は見られます。
http://www.h2.dion.ne.jp/~tinei/nhk.html

『BUZZER BEATER』 夢いっぱいのバスケ*(バスケ)*アニメ

2009-10-13 11:05:00 | 徒然なるままに
『BUZZER BEATER』(ブザービーター)は、『SLAMDUNK』(スラムダンク)に続き、バスケットボール*(バスケ)*を題材とした井上雄彦の漫画作品。
タイトルになっている「ブザービーター」とは、試合終了のブザーが鳴る直前や鳴ったと同時にゴールに入るシュートのことである。
『スラムダンク』の山王戦とのラストシーンを思い起こさせ、安西監督の名言『諦めたらそこで試合終了ですよ』そのもののようなタイトルだ。

最初に、アニメを見てから原作を読んだ。
原作を元に、オリジナルキャラやストリーが加味されて、より面白くなっていたように思う。
主人公のヒデヨシは、『スラムダンク』の桜木花道と清田信長がMIXされた感じで、なかなか魅力的だ。彼の成長振りがワクワクする。
原作にはないライバルのジュリアス(見た目は桜木花道?)との最後の試合は圧巻だ。

監修は井上雄彦氏ということで、原作ではなかった設定(地球人とゴル星人との戦いを止めさせ、バスケットで勝負することを提案したのが『宇宙リーグ』の始まりだと言うことなど)や、オリジナルキャラの活躍は井上氏のメッセージを伝えるのに、大いに貢献していると思う。

舞台は未来で、背景はアメリカのスラム街がモデルなのだろう。
ジャズ系のBGMも雰囲気が出ていて、バスケの本場アメリカでも十分楽しめる内容になっていると思う。
ゴル星の未来都市の背景もゴージャスだった。

なぜ、もっとゴールデンタイムに全国放映されないのかが疑問だ。

*(バスケ)*原作の漫画はWeb上で閲覧できます。http://www.itplanning.co.jp/bbimages/body.img/B1/FBEAT1.HTML

*(バスケ)*アニメのほうはこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=7yMchv4DmUY 

『BUZZER BEATER』 夢いっぱいのバスケアニメ 

2009-10-13 10:44:31 | アニメ


『BUZZER BEATER』(ブザービーター)は、『SLAMDUNK』(スラムダンク)に続き、バスケットボールを題材とした井上雄彦の漫画作品。
タイトルになっている「ブザービーター」とは、試合終了のブザーが鳴る直前や鳴ったと同時にゴールに入るシュートのことである。
『スラムダンク』の山王戦とのラストシーンを思い起こさせ、安西監督の名言『諦めたらそこで試合終了ですよ』そのもののようなタイトルだ。

最初に、アニメを見てから原作を読んだ。
原作を元に、オリジナルキャラやストリーが加味されて、より面白くなっていたように思う。
主人公のヒデヨシは、『スラムダンク』の桜木花道と清田信長がMIXされた感じで、なかなか魅力的だ。彼の成長振りがワクワクする。原作にはないライバルのジュリアス(見た目は桜木花道?)との最後の試合は夢中になって見た。監修は井上雄彦氏ということで、原作ではなかった設定(地球人とゴル星人との戦いを止めさせ、バスケットで勝負することを提案したのが『宇宙リーグ』の始まりだと言うことなど)や、オリジナルキャラの活躍は井上氏のメッセージを伝えるのに、大いに貢献していると思う。
舞台は未来で、背景はアメリカのスラム街がモデルなのだろう。ジャズ系のBGMも雰囲気が出ていて、バスケの本場アメリカでも十分楽しめる内容になっていると思う。ゴル星の未来都市の背景もゴージャスだった。
なぜ、もっとゴールデンタイムに全国放映されないのかが疑問だ。

原作の漫画はWeb上で閲覧できます。http://www.itplanning.co.jp/bbimages/body.img/B1/FBEAT1.HTML

アニメのほうはこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=7yMchv4DmUY