石垣の割れ目にウノハナ(卯の花)が生え、きれいな花を咲かせていました。
雨が降っても水は流れてしまい、すぐに乾いてしまいそうな崖に根を張っていました。
そんな状態なのに、しっかりと花を咲かせていました。まさにこれぞ、ど根性だと思いました。
丁度、写真を撮っていたとき、近くの山から、「トッキョ キョキャキョク」と、ホトトギスのまだ心許ないような鳴き声が聞こえてきました。この夏初めて聞きました。
♪ 卯の花の におう垣根に ほととぎす はやも来啼きて・・・♪ ♪
歌いながら帰ってきました。
ネットで調べみてみると、「ウノハナ(卯の花)」は別名で、本名は「ウツギ(空木)」のようでした。
髄(茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、「空木」と名がついたとのことです。
また、卯月(旧暦4月)に咲くので、「うつきの花」から転じ「卯の花」の別名がついたそうです。
なお、種子は、長さ2.5㎜程度で、一方に膜状の翼があるそうです。
こんな石垣で芽を出し、根付いた理由が分かりました。
新たな種を飛ばすにも絶好の場所のようです。ど根性で花をつけている理由も分かりました。