四季折々

~感じるままに~

広島の盆灯籠

2024-08-14 05:12:52 | 写真・花
昨日は早朝にお墓参りに出かけてきました。

以下は通りがかった寺町(中区)での光景です。(06:05ころ撮影)







徳応寺と浄専寺というお寺の墓地のようです。
まだ13日の朝というのにたくさんの灯籠が建てられていました。

白い灯籠は初盆を迎えられたお墓用です。

この盆灯籠は、広島地方(浄土真宗安芸門徒)の特徴的風習で、広島の夏の風物詩の一つです。
江戸時代の広島城下、娘を亡くした父親の話に由来するそうです。
「亡くなった娘のために石灯籠を建ててやりたいと思っても、そのお金がなく、
竹をそいで紙を貼り、それを灯籠として供えたことから始まり、城下に広まった」とのことです。
今では立派な石灯籠のあるお墓でも、お盆にはこの灯籠が立てられます。

広島では7月末頃から町中のスーパー、ホームセンター、ドラックストア、コンビなどの店先にこの灯籠が並びます。

900円台~1200円台で売られています。

昔は、実際にこの灯籠にろうそくを立て、灯りをともしていて、
夕方から夜にかけては、きれいな光景が見られていました。
最近は、火事の危険性から灯りはともさないようになっています。
また、後片付けの大変さ等から申し合わせにより立てないこととしているお寺が目立つようにもなっています。

昨朝お参りした、父が眠っている墓地です。

このお寺では相当前から申し合わせにより盆灯ろうは立てないことになっています。

ほとんどのお墓に花が供えられていましたが、連日の猛暑で、すぐにだめになってしまうようでした。
「盆が過ぎたら涼しくなる」昔の人が言っていたようになってほしいものです。


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