守田です(20201023 22:00)
● 10月27日の放出決定が断念されました。
福島原発から生じた放射能汚染水の海洋放出の問題で、政府は23日、関係省庁で作る対策チームの会合を開き、この間目指してきた27日の決定の断念を決めました。
多くの人々が抗議を集中した成果です!実際政府は、寄せられた意見の多くが批判的なものであったことを紹介しています。
私たち民衆には力がある!そのことをしっかりとおさえておきましょう。
ただし政府は海洋放出の方針そのものを撤回したのではありません。
私たちに問われているのはさらに抗議の声を強くすることで、これ以上の海の汚染を止めさせることです。
さまざまな行動が取り組まれています。みんなで連携しながら各地で頑張りましょう。
27日決定の断念を伝えるFNN
● 濃度規制しかなくて総量規制がないことがあまりにおかしい!
ところで海洋放出に対して「維新」の人々など「安全だったら流せばいいではないか」と政府擁護を語っている方もいます。
まったく間違った見解です。そもそもトリチウム以外は取り去った「処理水」などといいながら、他の核種の多くもとれていないなどたくさんの問題を無視しています。
しかし「安全」の問題で言うならば一番おかしいのは濃度規制しかないことです。
東京新聞がこの間、汚染水の海洋放出問題の説明として載せている図を紹介します。
東電の検討案が図示されているのですが、一目瞭然なのは「薄めて」放出するとされていることです。
「空気で薄めて国の排出基準未満に」したものを大気に。「海水で薄めて国の排出基準の40分の1程度に」したものを海洋にとされています。
何といってもこれがおかしい。総量で規制されていない。これならどんな量の放射性物質でも、薄めさえすれば放出できることになってしまう。
いや事実、いまの日本の原子力行政はそうなっているのです。これがおかしい。間違っている!濃度規制だけなら幾らでも放出できてしまうのです。
「飲めるかどうか」などとも言われていますが、問題はコップ1杯ではなくて海に捨てられる放射性物質の総量なのです。それが海の汚染に直結します。総量規制をしない排出が安全であるわけがない。
東京新聞掲載の説明図
● さらに抗議の声を高めて海洋放出をやめさせよう!
この点を踏まえてそれぞれで抗議を続けましょう。
ここで三つの署名をご紹介しておきます。一つはこの間ご紹介しているFoE Japan呼びかけのものです。ただし期限は26日朝7時までとされています。
Citizens' Nuclear Information Center, No Nukes Asia Forum, FoE Japanの三者呼びかけのものもご紹介します。これには英語版もあります。
もう一つはグリーンピースジャパン呼びかけのものです。それぞれにご協力をお願いします。
二つ目に紹介の署名要請ページから
汚染水を海に流さないで
FoE Japan
フォーム1)https://pro.form-mailer.jp/fms/62f8c997208969
フォーム2)https://forms.gle/iFzGMWutM76PptTGA
国際署名「福島原発事故で発生した汚染水を海に流さないで(英語版もあります)
http://chng.it/bKCJxgSz2w
放射能汚染水を海に流さないで
グリーンピース
https://onl.tw/jt2Mdk9
どんどん拡散して、民衆の声の高まりで、海を、命を、人を守っていきましょう!
#汚染水海洋放出反対 #海を汚すな #放射能を海に流すな #濃度規制 #総量規制
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水素には普通の水素と重たい水素がある。
トリチウムは普通の水素に中性子が2つ多い。三重水素とも
呼ばれる。
トリチウム単独で存在するのではなく、トリチウム水として、水の中に存在する。
水(H2O)は2つの水素(H)と一つの酸素(O)である。
水素の一つがトリチウム(T)ニナッテイルノガ、トリチウム水(HTO).
トリチウム水は自然界に多く存在していて、海野中や雨水などに含まれている。
私たちの体の中にも存在する。性質は水とほとんど変わらない。
宇宙線という放射線が宇宙から地球に降り注いでいる。
宇宙線が酸素や窒素にぶつかると、一定確率でトリチウムが生成される。
人類が存在する前から地球の水には一定量のトリチウムが存在していた。
宇宙線がふりそそぎつづけるとトリチウムは際限なく増えてしまいそうだが
一方でトリチウムは一定の確率で余分な物を外に出して安定物質(3He)に
変化し、この時ベータ線を出す。
自然発生スルトリチウムとトリチウムから安定物質に変化する量が釣り合って
自然界のトリチウムの密度は一定水準に保たれる。
地球上には年間7京(京は兆の1万倍)ベクレルのトリチウムが生成されると考えられている。それによって自然界には約100-130京ベクレルのトリチウムが存在する。
原発の処理水に含まれるトロチウムは1000兆ベクレルであるから、天然に存在する
トリチウムの約0,1%に相当する。
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