お盆の連休も終わりましたね。私はどこにも出かける予定は無くて、数日部屋の片づけなどをしていました。いつの間にか増えた部品などを整理して腕時計の組立スペースを作って作業の効率化を図ろうと思います。で、ご常連さんからイタリアのRECTAFLEXがチェックで来ていました。初期の一眼レフで、レリーズボタンを押し込むにしたがって徐々にリターンミラーが上がって、レリーズボタンを離すとリターミラーが戻る。その間はファインダーはブラックアウトになる機構。作りもしっかりとしていて中々魅力的なカメラです。点検の結果、特に不具合はありませんのでレンズ類を清掃しておきます。接眼レンズはすでに何回も分解を受けています。多少のカビとチリに見えますが、レンズの傷かも知れません。
すべて分解をして清掃していきます。ナットの他にCリングが入ってレンズのガタツキを防止する対策がされています。
何度も分解を受けているレンズはチリに見える細かな傷がありますが、ほどほどきれいになりました。
付属レンズは種類があるようですが、Rectaflex-Heligon f=50mm 1.9となっています。絞り羽根は10枚の多角形絞りですが、羽根に大量の油が付着しています。多角形絞りの場合、完全に羽根の油を脱脂してしまうと羽根同士の噛み込みが発生することがあるので、注意して清掃します。
マウントは独自のレクタフレックスマウントでレンズ交換可能。シャッタースピードは1/1300があるタイプですね。
絞り羽根もきれいになっています。少し大型のボディーですがバルナックにペンタが付いたようなカメラで、デザインも私の好きなタイプです。
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