ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

不生不死

2015年11月07日 20時33分48秒 | 雑感
禅の言葉に「不生不死」がある。生死は変えようがないという意味だ。

我々の世代の青春時代には「不条理」という言葉がはやった。不条理という言葉を使えば、人生は不条理である。

生まれたくて生まれたわけじゃない、死にたくて死ぬわけじゃない。人生の始めと終わりは不条理そのものである。

生死は我々の手の及ぶものではない。若いときストア派の哲学に触れたことがあるが、ストア派流にいえば、生死はわれわれの「権限外」のことである。

どうしようもないものはどうしようもないと耐えるしかない。

耐えることを忘れてしまっていた。欲望を膨らまで、欲望を充足することに意を注いできた自分に気がつく。


男なら耐えよ。ただ耐えよ。と昔は雄々しく考えたものだが、女々しく生きるのが時代の趨勢である。しかし、育った時代の雰囲気は私の骨格をなす。変えようと思っても変えられるものではない。

死ぬまでにどうしたいだの、こうしたいだの、というのは自分を束縛することである。

今を生きること。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朱印帳より 塩田平

2015年11月07日 11時49分17秒 | 旅行
塩田平は、信州の鎌倉といわれ、古寺名刹が多い。御朱印趣味の人にとっては見逃すことのできない土地である。

新幹線の上田駅から上田交通別所線に乗り、終点の別所温泉駅でおりる。普通なら、別所温泉に宿をとるところだが、御朱印集めだけが旅行の目的である。温泉は無視して、お寺参りを行った。日帰り旅行だった。

御朱印だけを載せるのは、当時の写真はすべて廃棄してしまったからである。10年たつと廃棄する。御朱印帳だけが残る。御朱印帳は、引っ越す時に地元の神社でお焚き上げしてもらおうと思っている。だから、記念として、こうして御朱印をアップしている。

<安楽寺>



<常楽寺>



別所温泉駅には北向観音があり、北向観音は坂東三十三ヶ所観音霊場巡りを終えた後、お礼参りするお寺である。善光寺と北向観音の二つのお寺にお礼参りする

以前にお礼参りしていたので、この時は立ち寄らなかった。

<中禅寺> ここには別所温泉駅からタクシーで行った。




<龍光院>



<前山寺>



<生島足島神社> 日本のへそにあたる神社。諏訪大社に次ぐ格式を持つ。




 ここは上田にある。上田駅からバスで行った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015.11.6日 夕方~夜

2015年11月07日 09時42分49秒 | 雑感
2015年11月6日。体に力が入らず、おまけに気力も喪失。介護状態寸前であることを自覚した。要介護状態になると、こういう身体、精神状態になるのだろうと、きたるべき将来の予習ができた。

高齢になれば、こういうことは一時的な落ち込みではなく、回復力は乏しく、これが続くのである。

昨日はどう対処したか?

血の巡りが悪いのだろうと、ともかくも室温を上げ、加湿器も利用した。部屋の中を蒸し風呂状態にした。これは効果があったと思う。

しかし、物事をやる気が起きない状態は続く。いっぺんに回復することはないだろうから、これは仕方ない。

DVDを見る。最近は戦争ものを見ていたのだが、要らぬ情報が入ると、心に堪える。

それにしてもここ数年製作された「永遠の0<ゼロ>」や「山本五十六」には全く共感できなかった。これは太平洋戦争映画ではない。戦争を知らぬ世代が戦争映画を製作すると、こういう映画になってしまうのか。戦闘場面もゲーム感覚であり、これは違う。

兵隊の動作もなっていない。細部が違う。戦争を知っている世代が製作した戦争映画は1960年代が最後だろう。1950年代半ばに製作された戦争映画はより被害者意識が強く、1960年代のものとはやはり異なっている。

代表的な戦争映画を製作された順に並べて鑑賞すれば、その違いが分かり、それが製作された当時の社会風潮がわかるだろう。

話が飛んでばかりいるが、怪獣映画の元祖「ゴジラ」は、あえて分類すれば、戦争映画のジャンルに収まる。「ゴジラ」は空襲体験映画である。1954年に製作された「ゴジラ」第1作は、もちろん1950年代の戦争映画に分類される。


……昨日は、要らぬ情報が入る映画は避けた。何を見たか。アダルト・ビデオである。普段は見る気もしないが、こういう時のためにアマゾンで購入したものが数本ある。

 何を見たかは別の機会に書くことがあるだろう。ともかく、今のアダルト・ビデオは長時間で、全編でなんと4時間である。夕方から夜にかけてずっと見ていた。問題点はあるにしても、落ち込んだ気分が解消したことは間違いない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする