長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(八十一) 雲の上を歩く勝子 2014-02-27 20:12:21 | 小説 雲の上を歩く勝子がいた。上気した顔は、自身に満ち溢れている。 「素敵よ、勝子さん」 勝子の思いもよらぬ変身振りに、小夜子も驚いた。鏡の中の己に見とれている勝子、小夜子のひと声に我に返った。 . . . 本文を読む