長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) 赤子は生き抜いてきた 2014-07-09 10:22:57 | 小説 流産の危機は、幾度となく訪れた。しかしその都度、赤子は生き抜いてきた。 梅子が気遣ったのではない。いやむしろ“流産、やむなし!”と考えた節がある。 赤子の生命力の強さには、医者も舌を巻くばかりだった。 . . . 本文を読む