長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) あたしの居場所がね、なくなっちまったようで 2014-08-18 08:56:42 | 小説 「社長…あたしは…」 暗く沈んだ声で、五平がポツリポツリと話し始めた。 「あたしは、いや、あたしなんかが居ても良いんですかね? 厄介者じゃないかと、そう思え始めて…」 口を挟みかける武蔵を制して、五平が続けた。 . . . 本文を読む