昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (八) 夕暮れが迫っていた

2015-01-09 08:57:17 | 小説
彼の視線に気付いた耀子は、 「こらこら、どこを見てるの! 彼女とうまくいっていないの?」 と、妖艶な雰囲気を漂わせながらたしなめた。 貴子や真理子とは違った、大人の女性だった。 ユミの醸し出す色気とは又違ったもので、彼の胸の高鳴りは激しくなった。 学内とはいえ二人きりの部屋で、しかも窓の外では夕暮れが迫っていた。 . . . 本文を読む

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