昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (七) 嗚咽が部屋に響いた

2015-01-01 13:46:11 | 小説
その鋭い語気に、彼は一瞬たじろいだ。貴子はすぐさま起きあがると、ブラウスの乱れを整えながら 「ごめんなさい、やっぱりだめだわ。ホントに、ごめんなさい」と、涙声になった。 「いや、いいんだ。いいんだ」彼はベッドの上に大の字に寝そべりながら、不機嫌に答えた。 . . . 本文を読む

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