早速彼は、母親にその旨手紙にしたためた。
「泣き言を言われるだろうなあ。お爺さまのこともあるし、お母さんも大変だろうし。
けど、僕の一生に関わることなんだ。佐山さんにお願いすることになるかもしれないんだし」
気が重い彼だった。
アパートを出て、少し歩いたところの角にあるタバコ屋に設置されている赤いポストまで歩いて五分ほどなのだが、長い時間に感じた。
隣の民家の玄関先では、ジョンという犬が犬小 . . . 本文を読む
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