昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十六)僕なんて、かわいいものさ

2015-09-11 08:49:30 | 小説
話し足りなそうな表情の蛍子に対し、身を乗り出す素振りで問い掛けた。 「蛍子さん、チーフなんですよね? もっと面白い話、あるんじゃないですか?」 得意げな表情を見せつつ、かつまた困り顔も見せつつ、 「どうしょっか、なあ。機密事項みたいなもんだし…」 と、焦れる彼を楽しんでいる蛍子だった。 . . . 本文を読む

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