「タケシ。このポッキー美味しいんだよ」
と口に銜えながら、彼に食べさせようとする。
反対側を銜えろという。ドギマギしながら彼が銜えると、あっという間にユミの唇が彼の唇に触れた。
そしてしっかりと抱きしめられると、長い口づけをされた。
「おぉお。羨ましい男だ。皆さーん!ユミのキスを受けた幸運の青年がいますよお!」
井上の大声に、”ウォオオー!”という、雄叫びにも似た声があちこちから飛んできた。
拍手も沸き起こる。顔を真っ赤にしている彼に対し、ユミは「可愛いぃ!」と、又しても抱きしめた。
「ユミちゃん、やり過ぎよぉ。私もタケシちゃんがいい!」と、ミドリが囃し立てた。
「おいおい。俺の立場はどうなるんだ。よーし!」
と、井上がミドリに抱きついた。
「俺もだあ」
と、あちこちで声が上がり嬌声が店中に上がった。
「ねぇ、タケシ。お姉さん、少しお腹が空いてきたわ。
フルーツでも、もらおうか? そうだ、お姉さんが食べさせて上げる」
嫌も応もなかった。すぐさま色とりどりの、フルーツの盛り合わせが届けられた。
既に用意されていたらしく感じられた。彼が井上を盗み見ると、
“うん、うん”と、頷いている。どうやら約束事のことらしい。
届けられたフルーツに最初に手を付けたのは、ミドリだった。
小さく切られたそれを口に含み、井上に食べさせている。
嬌声を上げながら、キスを迫る井上から逃げ回っていた筈なのに、だ。
彼も又、ユミから口移しにフルーツをもらった。
と口に銜えながら、彼に食べさせようとする。
反対側を銜えろという。ドギマギしながら彼が銜えると、あっという間にユミの唇が彼の唇に触れた。
そしてしっかりと抱きしめられると、長い口づけをされた。
「おぉお。羨ましい男だ。皆さーん!ユミのキスを受けた幸運の青年がいますよお!」
井上の大声に、”ウォオオー!”という、雄叫びにも似た声があちこちから飛んできた。
拍手も沸き起こる。顔を真っ赤にしている彼に対し、ユミは「可愛いぃ!」と、又しても抱きしめた。
「ユミちゃん、やり過ぎよぉ。私もタケシちゃんがいい!」と、ミドリが囃し立てた。
「おいおい。俺の立場はどうなるんだ。よーし!」
と、井上がミドリに抱きついた。
「俺もだあ」
と、あちこちで声が上がり嬌声が店中に上がった。
「ねぇ、タケシ。お姉さん、少しお腹が空いてきたわ。
フルーツでも、もらおうか? そうだ、お姉さんが食べさせて上げる」
嫌も応もなかった。すぐさま色とりどりの、フルーツの盛り合わせが届けられた。
既に用意されていたらしく感じられた。彼が井上を盗み見ると、
“うん、うん”と、頷いている。どうやら約束事のことらしい。
届けられたフルーツに最初に手を付けたのは、ミドリだった。
小さく切られたそれを口に含み、井上に食べさせている。
嬌声を上げながら、キスを迫る井上から逃げ回っていた筈なのに、だ。
彼も又、ユミから口移しにフルーツをもらった。
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