ながいながい、夏休みをいただきました。
当初は、10日間ほど休もうと思っていたのですが、ついずるずると。
八月のお盆には再開しようと思ったものの、生来の怠け癖が起きちゃいまして。
それにしても、ほぼ2ヶ月になるとは、まったく思いませんでした。
いやいや、正直なところ、もう少し休もうかなんて考えたりして……。
いっそ年明けからの再開にしようかなんて考えたりもしたんです。
もう訪れてくださる方もいらっしゃないんじゃないか、と思いましたがね。
ですが、こんなにお出でくださっている方々がいらっしゃるとは。
感謝感謝、です。
この間に、何冊かの小説を読んでみました。
知人に「角田光代さんのエッセイ集を読んでみなさい」と手渡されまして。
正直のところ、エッセイは好きじゃない、というより苦手なんですがね。
ところが読み始めたら止まりません。
書き手によってこんなにも違うんだ、面白かったです。
その中に、「ドストエフスキーの『罪と罰』を読み直そうかしら」という一節がありました。
わたしね、高校時代にはロシア文学に傾倒していたんですよ。
トルストイが大好きで、「戦争と平和」「復活」「幼年時代」「少年時代」「青年時代」等を、貪り読んだものです。
ドストエフスキーの「罪と罰」「白痴」そして「カラマーゾフの兄弟」もです。
と思っていたのですが、内容をまるで覚えていないんです。
「罪と罰」貧乏青年が老婆を殺して……、とは思い出すのですがねえ。
でね、また読み直したんです。上・下二巻を。
あきません! まったく憶えてません。まるで初めて読んだような感覚ですわ。
それにしても、読みにくい。なにがって、名前ですよ、名前。
ひとりに対して、いくつもの名前が出てくるんです。
登場人物の名前を書き留めておかないと、頭がこんがらがります。
それとも、例のことなんでしょうか。
ねばり、これが、まったくなくなりました。根気が続かないんです
すぐに、あきらめるというか放り出しちゃうんです。
「あした、あした、だ!」ってね。
いえいえ、その明日になったら、今日のいまのことなんて、きれいさっぱり忘れていますよ。
やっぱり、体力・気力が衰えたせいでしょう。
古希を過ぎた今、終わりが近づいていると思うのですよ。
パートタイム的にがんばっている仕事も、数年の内に辞めることになると思います。
昨年冥府に旅立った友が夢として語っていた、「キャンピングカーで日本一周をしてみたい」を受け継ごうかと考えてみましたが、わたしでは多分ムリでしょう。
「各都道府県の民話を、その土地の図書館で読む」
多分、岐阜の地にある図書館において、それを制覇することになると思います。
中学時代に読みふけった民話を、再度読んでみます。
そして未完のままになっている、わたしの物がたりたちを形にしたいと思います。
またあしたから、パソコンのキーをたたくことにします。
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