昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[ブルーの住人]第五章:蒼い情愛 ~はんたー~

2024-04-20 08:00:28 | 物語り

(八)格好

 知りたくもねえことをべらべらと話しやがる。

 もう、どうでもいいんだよ。
 いつ式を挙げようが、どこで披露宴をやろうが知ったこったじゃねえ! 

 馬鹿野郎がよけいなことを耳に入れやがるから、怒鳴りこまねえと格好がつかなくなっちまって。
 気がついたときには、二人を○してたぜ。

 だいたい、なんで止めねえんだよ。
 ひとこと言ってくれれば、やめたよ。

 だれも俺を止めやしねえ。
 どころか、やいのやいのとはやしやがって。

 おかしいじゃねえか、まったく。



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