昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 二十三

2013-07-01 20:11:51 | お出かけ

(二十三)
下から見上げて

エッチ! と言われそうですけど、下から覗いてみました。
工事中だとかで、見えますかね? シートが装着されているのですけれど。

右の方に見える赤い物体、何でしょうね。
エレベーターかな、とも思うのですけれど。

当初、鉄のタワーには大反対だったとか。
なにせ、石の文化の街ですからね。

でも、出来上がったタワーを見て、納得の感じだったらしいですよ。
今では、パリ一の名所ですもんね。

入場の予約時間がありまして、少し時間待ちとなりました。
相変わらず雨は降り続いています。

添乗員さんと談笑をしていると、おぉ! です。
迷彩服を着た軍人さん三名が、自動小銃を持ってご登場です。

ほら、例のアフリカでの事件ですよ。
日本人が巻き込まれた、あの悲惨な事件です。

テロの警戒中だそうです。
「写真撮影は、絶対にだめですよ」と、注意されました。

さあ、入場の声がかかりました。
ズラリと並ぶ一般客の横を、急かされつつ入っていきました。

大きな雨粒がわたしの肩に落ちてきます。
丁度軒先に立ってしまったようで。

入り口二つの、エレベーターでした。
ギュウギュウ詰めにされるかと思いましたが、重量制限があるようで、比較的ゆったりでした。

「太ってて良かったですね」
なんてことを仰るんですか! 70kg台前半ですぞ、まだ。

一番上へは登らないことになりました。
風雨が激しくて危険なんでしょう、多分。
プンプン! 

みやげ物屋がありましたので、絵はがきを購入しました。
夜のエッフェル塔で、花火がバンバン上がっている派手なデザイン一枚。

そして、温和しいフツーの絵はがきを一枚と。
値段は……忘れちゃいました。

下で待っている時に、言われたんです。
「スリが居ますので、十分に気を付けて下さい。
貴重品は、バッグの奥底に入れておいて下さい。」

なもので、バッグに気を取られてて値段の書き込みを忘れちゃいました。

さあ、いよいよですよ。台風並みの風雨になっています。
ガラス戸から、勢いよく飛び出しました。

「なにい! 風速40メートルだ? それがどうした」
小さく、叫んでみました。

もう、気分は裕ちゃんです。(石原裕次郎さんですよ)
ここではなら、のことです。

♪風よ、吹け吹け♪と口ずさみました。
もちろん、小声ですよ。

[風速四十メートル]という映画、そのものです。
もう、なりきってます。

これが国内だと、こうはいかない。
外国ゆえに、日本語が通じないゆえのことです。

こんな芝居がかったことでも、分かるはずがないでしょ。
もしバレてたら、それこそ赤面ものですって。
モンマルトルの丘ですよね? 
一番風雨が強い方向でした。
煙ってて、はっきりしませんでした。
凱旋門
どこかの寺院でしょうねえ。



こちら側は、比較的雨が弱かったです。
エッフェル塔が、雨よけになってくれたのでしょうか。
言わずと知れた、セーヌ川です。

後日聞いたのですが、別班でスリの被害者が出たとのこと。
バッグの口がパックリと開いていましたが、幸い貴重品は奥底に入れていたせいで無事だったとか。

次回は、お待ちかねの…… わたしだけ? 期待していたのは。
ぐすん! モンマルトルの丘へ向かいます。
で、その途中のことで… 乞う、ご期待!





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