昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百三十七)

2011-01-13 19:53:52 | 小説
余計なことを言うから、
触っちゃったじゃないですか!
余所見させないでくださいよ。
「こらっ、
ナニやってんだよ、
千佳!」
僕の首に手を回してくるんです。
「だめですよ、
せんぱぁい。
そんなとこに触っちゃ。
変な気持ちになっちゃいますって。」
「な、なんだ!
先輩だぁ?
変な気持ち、
だ?」
千佳の奴、
だ、誰と・・。
えっ!?
あの、
テニスの先輩ですって?
又、
誘われたんですか?
うーん・・
変な道に入らなきゃ良いですけどねえ。
「こ、こらっ!
そんなに力を入れるな!
って。」
千佳の奴、
僕の顔を・・。
やーめた!
又、
なんか言われそうだ。

やれやれ、
やっと離してくれました。
窒息死してしまいますよ、
まったく。
布団に寝かせたのに、
離さないんです、
千佳の奴。
どんな夢、
見てたんだか。
さぁて、
僕も美里の夢でも見ようっと。


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