昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

関西旅行 一日目(am 14:20~)中編

2016-01-15 12:49:39 | お出かけ
どうなったか? ですか…。短いものでした。
結局のところ、負けたのでしょう、わたしが。
今なら当然に押し倒しますが、純情無垢だった、あの頃のわたしでは…。
潔癖すぎたのですね、やはり。
青春真っ盛りですから、ある意味、当然の結末といえるかもしれません。


大阪万博

では、大阪万博の話を。
といっても、わたし、結局行っていません。
約束はしたのです、彼女と二人だけで車を駆って出かけようと。
どちらから言い出したのかは、もう覚えていません。
案外こんな会話だったかも。

「始まってるよな、万博」
「連れてって、万博」
「けど、この車じゃ、二人が精々だぞ」
「もちろんよ!」

私が乗っていた車は、多分、ホンダ360というライトバンタイプの車だと思います。
当時の軽は今と比べるととんでもない代物でした。
360ccのエンジンですから、当たり前と言えば当たり前ですが、馬力が20とか30馬力じゃなかったですかね。

M社のB360という車に乗っていた頃のことです。
1966年もしくは1967年のことだと思いますが、その車で琵琶湖まで走ったことがあります。

2台でのランデブーでした。
男3人と女の子3人の6人でのデートでした。
Hという男と、わたしが運転手です。
本来なら3対3で乗りたいところですが、女の子たちがひとかたまりになっちゃって。
私の車に4人乗ることになりました。

これはきついです、正直。
3人でもどうかという車です、ましてや4人となると。

名神高速の関ヶ原を過ぎた頃だと思います。
長~い坂ですよね、確か。登坂車線をよいしょよいしょと走ります。

Hの車は同じ車ですが、わたしの乗る車より1年新しかったと思います。
なんとか、走行車線を走りました。
そしてどんどん離されます。
半分ほど登った辺りだったと思いますが、わたしの車が突如エンスト。

ボンネットから煙が水蒸気が立ち上がりました。
オーバーヒートです、どうしようもありません。
それからのことは、はっきりとは覚えていません。
Hが戻ってきてくれたのか、それともJAFの応援を仰いだのか…。


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