昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (十七)

2010-05-21 22:33:12 | 小説
(二つしか違わないのに)

バレてたのかどうか知らないですが、
笑ってました。
そうそう、
マリアちゃんでした、
名前。

それで、
僕にピッタリくっついて、
エレベーターに乗ったんです。
入った途端に僕の首に手を回して、
「ありがとうね、
今日は。
楽しみましょうね。」って、
耳元で囁くんです。

背中が、
ゾクゾクしました。
直立不動に、
なっちゃいました。
カチンコチンです。

そのまま抱きつかれたまま、
エレベーターから降りて、
部屋に入ったんです。

部屋に入ったら、
ちょっとピンク色の灯りでした。
初めは明るかったんですが、
「少し、落とすね。
ムードが、
で・る・よ・う・に・・」です。

どうしていいか分からず、
入り口で固まっちゃいました。

「そこのソファで、
待っててね。」
なんかこう、
催眠術にかかったみたいでした。
言われるままに、
ふらふらと座りました。

たった二つしか違わないのに、
すごく大人の女性に思えたです。

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