昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 四十四

2013-07-30 22:24:50 | お出かけ

(四十四)

ベルサイユ宮殿に向かう途中での写真を見落としていました。(と、思います)


(信号機)

信号機の位置が面白いですね。道路の中央にも、この縦型が設置してあります。

そういえば、日本のように、道路の上には設置してありません。
二階建てバスのような、背の高い車が通っているせいでしょうか。


(道路内の駐車場)

場所は、分かりません。モンマルトルの丘に行く途中だと思うのですが…面白い場所を。
左側の車二台、これ、駐車中なんです。
そしてその更に左側には、道路があるんです。
つまり、中央分離帯が駐車場になっているんですよ。

失礼しました。では、パリcity滞在三日目のフリータイムのことを。
と、その前に…。すみませんですな、毎度毎度、焦らしちゃって。

フラメンコのショーのことですがね。本場はね、スペインだと分かっています。
でもね、案外パリにも、場末のバーのようなレストランのような、そんな店があるんじゃないか、と思ったわけですよ。

事前にね、インターネットででも調べておけば良かったのですがね……。
現地で聞けば分かるだろうと、高をくくっちゃいまして。

結論から言うと、教えて貰えませんでした。
「分かりませんねえ」という、つれない答えが、旅行会社の社員さんから返ってきたのです。

呆れ顔をされていたところを見ると、「知っていても教えられないよ」ということかも。
案外、危険が危ない場所にあるのかも? (危険が危ないって、使いませんか?)

今、ネットで見てみましたが、やはりスペインでのツアーばかりでした。
陸続きですから、行けるには行けるのでしょうが、アホな考えでした。

そして、カフェテラスからの、コーヒーを飲みながらの凱旋門観覧です。
今の時間は、まだ九時になっていません。
夜、といってもまだまだ十分に明るいですから、問題はないのです。

ないのですが、どういうわけか……
疲れでしょうか、ベッドに腰を下ろしてしまったら、動きたくなくなって。

もう一つ、理由があるのです。こちらが、本音かも…? 

「パリのカフェ・レストランは、日本のそれとはまるで違います。
『お客さまは神さまです』は、通用しません。

カフェでは、席への誘導はないと思って下さい。
自分から、道路上が良い、窓際が良いと意思表示して下さい。
指を指すだけで結構です。

シモブクレ、という言葉を覚えて下さい。
ウェイトレスを呼ぶ時の言葉です。
できれば、ブジュブジュと言った具合に、はっきり発音しない方がいいですね」

なーんか、面倒になってきて、明日でいいか…。
ムーラン・ルージュは夜だし、と思っちゃったんです。

同室のAさんは、「知り合いと二人で約束したから」と出かけています。
わざわざ声を掛けてくれたとは、気にしているんですね。どうもどうも。

日本から持参していたホラー小説を思い出して、読むことにしました。
[黒い家]という作品です。ホラー大賞だったか、受賞作です。

同僚からお借りした本です。
ホラー作品は好きではないのですが、受賞作という言葉につられてしまいました。

感想ですか? しっかりした作品です。
構成もしっかりしていますし、話の展開もおもしろかったです。

ただ……ここは意見の分かれるところでしょうが、理屈の通ったホラーでした。
わたしとしては、あの「リング」のように、説明のつかない部分がある方が、ホラー作品としては好きですが。

といっても、ホラー小説は、はっきり言って嫌いなんです。
理由は明快です。わたしに、書けないからです。

朝、です。午前、五時半頃です。
昨夜も、小刻みに目が覚めて、熟睡感がありません。

Aさんがモゾモゾし始めたので、起きることにしました。
七時十五分出発の[ロワール古城めぐり]に参加のはずです。

パリから相当に離れた田舎のはずですから、道中が長いと思いますよ。
ワインの好きな方には、持って来いのツアーでしょうね。

庭園巡りのツアーがあり、当初はわたしもそこに申し込んでいたのですが、知人のひと言でやめました。
「アントワネットが幽閉されていた牢獄は見ないの?」

正直のところ、見たいような見たくないような……
だってそうでしょ? 牢獄ですよ、犯罪者が閉じ込められる…

「なに言ってるの! 真実はしっかり見なくちゃ。小説に書くんでしょ?」
いや、あの、その、小説というのは、真実を書く必要はないわけで。

作者の思い入れを書くわけで。ドキュメントとは、違うものなわけで……
といったことを話しても、彼女には通じないんですがね。

第一、アントワネット王妃の生涯を書くわけではなくて、アントワネット王妃にある人物を投影させて、それで主人公が……
やめときましょう、これから書く予定の作品なんですから。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿