昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 四十一

2013-07-26 23:51:39 | よもやま話
(四十一)

ベルサイユ宮殿を後にして、パリ市内に向かいました。
本日は、午後六時からセーヌ川ディナークルーズです。

ほらほら、良く聞くでしょ? セーヌのほとりで、恋人たちが恋を語り合うって。
サーチライトに照らされる二人、これ見よがしに熱~いキスを交わすとか。

良いでしょ、良いでしょ。見届けてあげようじゃあーりませんか。
今日の二人は、バチッ! でしたからね。


シャイヨー宮で、B班三号車全員(同部署)の写真撮影をしました。

パリ万国博覧会の展示施設だったらしいんですが、エッフェル塔を一望できる絶好の場所です。

だから、写真撮影にもってこいの場所なんですって。
見たことありません? 親指と人差し指の間にエッフェル塔を入れた写真。

さてさて、この場所は、ある意味忘れられないと思います。
二つのことがありました。

まず、一つ。
こちらは、当たり前といえばそうなんですけどね。

曇り空に天候が変わってきてはいたのですが、喉が渇きましてね。
見渡すところ、残念ながら自販機は一台もありません。

そういえば、おフランスに着いてから、一台も見かけません。
あれって、日本独自の、ある意味文化なのでしようかね。

あぁ、お店がありました。といっても、簡易なお店です。
毎度ですが、エヴィアンです。

ガラスケース内の小さなペットボトルを指さしました。
「evian?」ときたので「yes!」と答えました。

「$&%#」
肩をすぼめて、分かりませんポーズを撮りました。

指で、2と5を示されました。
小銭で、25セントユーロにして渡しました。

眉をひそめます。振り向いて、店主らしきおばさんに確認しています。
アフリカ系かアラブ系か、そのような女性でした。

また、2と5を指で示します。
間違えたのかと、戻された小銭を確認しますが、間違いありません。

「計算が苦手ですから、おつりに気を付けて下さい」
ガイドさんに言われています。

再度手渡すと、首を振って、ボードを見ろとばかりに、下を指さします。
な、なんと! 2ユーロ50セントユーロとなっています。

300ccぐらいの、小さなペットボトルですよ。
ホテルのスーパーでは、700ccが45セントユーロでしたよ。

考えてみれば、冷えてますし、観光名所です。
高くて当たり前でした。でも、でも、暴利なんじゃ? 

もう、一つ。
こちらは、衝撃的でした。考えられません。

アンモニアの臭い漂う場所に、あなた、座っていられますか? 

地下鉄入り口に、トイレがありました。
「このトイレは、チップ不要です」と言われて、嬉しくなったものです。

地上の階段から、七、八人並んでいます。
行儀がいいんだ、と思いました。

左手がトイレのようで、一人出てくると一人入るといった具合でした。
驚いたのは、入り口に、グルグル回る金属製の棒が設置してあったことです。

縦棒を真ん中にして、四方向に横棒が取り付けてある、何というのでしょう? 名称が分かりませんが、設置してあるのです。

それによって、一人ずつが中に入っていくのです。
いえいえ、こんなことで衝撃だなんて言葉は使いませんて。

トイレの向かい側の壁際に、椅子に座ったおばさんが居たのです。
そうなんです、そのおばさんの指示で皆がトイレに入るのです。

臭いんです、アンモニア臭が充満してて。
だからですかね、無愛想この上なしでした。

あごをしゃくり上げて、ブシュブシュ…って言うんです。
たぶん、「次はお前だ」とかなんとか言ってるのでしょうけれど。

どの位の時間で交代するのかはしりませんが、あなた、できます? 
わたしには、到底ムリですわ。

トイレそのものは、まあキレイでした。
日本のトイレと、さほど遜色ないと思いますよ。



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