昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 四十二

2013-07-27 12:03:46 | よもやま話
(四十二)

それにしてもまあ、パリの交通事情ときたら……
凱旋門周辺はひどいものです。

ロータリーでは、車線がありません。当たり前でした、失言でした。
12本のストリートらしいです。凄い! 

一応、侵入用の信号機がありました。
あちこちから車が進入して、そして出て行きます。

もしもわたしが運転しているとしたら、恐らくは朝に入って夜に出ることでしょう。
その間、ぐるぐる回り続けるんじゃないでしょうかね。

それとも、入ってすぐに接触事故でしょうか。
事故と言えば、ガイドさんがこんなことを言ってました。

「パリ市民は、接触事故ぐらいでは警察を呼びません。
人身事故になってしまってたら、警察を呼ぶでしょうけれども。
互いを詰り合って(己の非は認めない)、保険で済ませます。

交通渋滞にならないのか? という疑問をお持ちでしょうね。
答えは、なります。

右側優先、という大原則がありますが、時として、二進(につち)も三進もいかなくなることがあります。
雪隠詰め状態になることが、ままあります。

では、どうなる? 警察が出張(でば)る? 
いえいえ、お節介なおばさんやらおじさんやらが、交通整理をします。

そこらの警官よりも、よっぽど上手にさばきますよ。
フランス人は個人主義ですが、こういう時は素直に従います」

車線幅いっぱいを使って、バスが進んで行きます。
なのに、その横をバイクやらスクーターが、追い抜きます。

対向車線の車と一触即発? バスが速度を落としてすり抜けさせているようです。
運転手に拍手うぅぅ! 


アレクサンドル三世橋

「橋の4隅に立つ柱には、芸術・農業・闘争・戦争を意味する女神とペガサスの彫像が設置されています」
「アールヌーヴォー調の街灯が、ずらりと並べられていますね」
「他にも、橋の欄干にはたくさんの彫刻が施されています。……」
というガイドさんからの説明でした。(書き留められませんでした)

[アールヌーヴォー]を、ウィキペディアで調べたところ、「花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴」とありました。

黄金色にするとは、成金趣味? そうでした。王様は、ピカピカ物が好きなんでした。
左側にも、黄金のドームがありますね。

あれ、エッフェル塔から撮った、あの黄金の寺院じゃないでしょうか? 
「ナポレオンが眠っているお墓がありますよ。アンヴァリッドと言います」
ガイドさんが教えてくれました。

さあ、もう少しです。川沿いの道路から、下りていきます。
何台か、バスが止まっていますよ。

船も、接岸されていますね。
「今日は水かさが増していますので、二階建てのお船がありません。
ですので、クルージングは快適だと思いますよ」

「バスは、駐車場にいます。
正装だということですので、皆さんが今お履きの靴を替えられると思います。

そのまま車内に置かれても大丈夫です。
お召し物もどうぞ。但し、貴重品はお手元にお願いいたします」

今の時間は、夕方六時を少し回っています。
アレクサンドル三世橋の写真でお分かりだと思いますけど、この明るさです。

これで晴れていたら、日本で言うと午後三時ぐらいだと思いますよ。
時折ぱらつく雨ですが、何とかこのまま止んでくれたら…と願わずには居られません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿