昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

蜂くんの条約違反

2016-04-07 09:10:58 | よもやま話
初めてのことです。
あれほどに固く交わしていた、領土不可侵条約が、とうとう‥‥。

一昨日のことですわ、忌まわしい事件が起きたのは。
夜の七時ごろに帰り着いて、すぐさま洗濯物を取り込みました。
ほぼ乾いていますが、念のためにと部屋干しをしました。

八時を回っていたでしょうか、夕飯の支度が終わりまして、「いただきまあす」です。
録り溜めてあるドラマを観ながらの夕食です。

おかずは、まず作り溜めしてある味噌汁です。
それから焼き魚の鮭でございます。
京都のお番菜をお取り寄せしていますので、それもです。
もう一つ忘れてならないのが、高菜漬けにたくあんですよ。
そうそう、雑穀米入りのご飯ですが、本日はカレーライスとしました。
「ごちそうさまでした」

で、流しの中に片付けて、お茶を一杯いただきますか、と振り向いたときに! 
目の前に、敵機襲来です。
どうやら洗濯物の陰に隠れて侵入した模様です。
確かに、香りの良い高価な柔軟剤を使用しての洗濯ですから、その香りに釣られて…だったとは思います。
しかし、それを許してしまえば、条約締結の意味がありません。
すかさず最終兵器を手に取りねとりあえず「シュッ!」を一発浴びせました。

くらくらとしはしましたが、敵も一騎当千の強者です。
体勢を立て直して、照明器具の中に隠れようとします。
「始めてのことだし、逃がしてやるか」と温情を掛けようとするわたしでしたが、蜂くんがそうはさせじと行く手を塞ぎます。
やむなくもう一度「シュッ!」でしたが、今度は相手もひるまず、わたし目がけて特攻作戦です。
堪忍袋の緒が切れたわたし、意を決して「シュッ、シュッ、シュー!」です。

あちこち逃げ回りますので、四方八方に向けて「シュッ、シュー、シュッ、シュー!」と、攻撃の手を緩めません。
部屋中が霧状態になったとき、とうとうキリモミ状態となり、撃墜です。


そういえば、今年は巣を準備しているのでしょうか。
昨年の巣を覗いてみたところ‥‥
ありえんでしょう! 


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