不味っ！

千切りの人参の中に、申し訳程度の
キャベツ、大根、白菜、えーっとそれから他にはと
あ、見つけた。
これは、じゃが芋だ。
お椀の底で、小さくなってた。
それにしてもこれは、味噌汁か？
そう呼べる代物か？
まるで野菜のごった煮だ。
野菜の煮物だよ、これは。
人参の煮物と呼ぶべきだ。

ｍｙ専属看護婦さんに
「野菜をしっかり摂りなさいよ！」と厳命されて。
そのひと言をしっかりと守って、このような味噌汁を。
「塩分は控えてくださいね。」と、お優しく栄養士さん。
「勿論です、勿論ですとも。」とばかりに、
汁をグンと控えて。

それにしても今回のはひどい。
人参の効能を聞かされて、つい多くしてしまった。
「人参は、血糖値を抑えるんですって。」
おばさんたちの会話を耳にしてしまったことが、
今日の惨事の因でした。

「それで人参料理、作ったの？」
「作らないわよ、そんなの。
ほんの少し入れるだけよ。」
そりゃないでしょ、おばさん。
あなたが作っていると思えばこそ、
あたくしめは・・

いやいや信じたあたくしがバカでした。
でもね、野菜は裏切りません。
野菜中心の食生活のあたくしめ、
劇的に諸々の数値が好転しましたのですから。
先月の健康診断時、
「１０２の６９ですか、結構ですね。」と、
意思の太鼓判をもらいました。

「低過ぎるんじゃないの！」とは、おばさん。
羨望の眼差しに、思わず
“ザマァミロ！”でした。

さあこれから、
Ｇｙａｏにて、「朱蒙」を観ましょ。
ハン・ヘジンちゃんに会えるもんねえ。
美人だもんねぇ、可愛いもんねぇ。