昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[お取り扱い注意!] (三十四)

2013-08-30 18:41:01 | 小説

(三十四)

安心して、任せて良い先生だ。
そこでね、ペースメーカーって、知ってるよね。

心臓の動きをね、少しばかり手助けをしてあげる機械です。
それをね、入れましょう。

高額ではあるけれども、それを使わないといけないの。
大丈夫です。

あなたはね、身障者一級に当たります。
そうすると、医療費は、全て無料になるから。

お金の心配は、一切要らない。
今まで苦労したよね、ほんとに。

医者には何かというと、休養だ入院だって言われてね。
でもお金はかかるし、仕事は続けなくちゃいけないし。

ほんと、辛かった。
うんうん、良く分かるよ」


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