ポンペイ壁画展 名古屋市博物館 （十五）アレス編

ギリシャ（ギリシア）神話について― Wikipedia より

アレス編

戦いの神でありながら、人間であるディオメーデースに敗北したり（アテナがディオメデスの支援をしていた）、英雄ヘラクレスには半殺しの目に遭わされている。
また、巨人の兄弟アロアダイ（オートスとエピアルテス）により青銅の壺の中に13か月間幽閉されるなど、神話では良いエピソードがない。

これはアレースの好戦的な神格がギリシア人にとって不評だったこと、主にギリシアにとって蛮地であるトラーキアで崇拝されていたことによる。

基本的に神々の中では嫌われているが、愛人のアプロディーテーや従者と子供たち、そして彼が引き起こした戦争が冥界の住人を増やすことから、冥界の王（ハーデース）とは交際がある。

戦場では普段は徒歩だが、場合によっては黄金の額帯を付けた足の速い4頭の神馬に戦車を引かせ、青銅の鎧を着込んで両手に巨大な槍を持ち、戦場を駆け巡った。


男神の中では1、2を争う程の美貌を持っている。
その身長は200メートルを優に超える。体重は不明である。

ポセイドンの息子の1人・ハリロティオスがアレスの娘アルキッペを犯した為、激怒したアレスはハリロティオスを撲殺した。
ポセイドンは激怒し、アレスを神々の裁判にかけることを主張し、それを認められた。
アレスの丘で世界初の裁判が開かれることになったが、アレスは情状酌量の余地があるとして無罪となり、これ以降重大事件の裁判がアレスの丘で行われるようになった。