昭和の恋物語り

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ポンペイ壁画展 名古屋市博物館 (十六)アポロン編

2016-10-06 09:26:44 | 美術展・博物館
ギリシャ(ギリシア)神話について― Wikipedia より


アポロンとダプネ
大蛇を矢で射殺したアポロンが、帰途偶然出会ったエロスと彼の持つ小さな弓を馬鹿にしたことから、エロスはアポロンへの仕返しに、黄金の矢(愛情を芽生えさせる矢)でアポロンを撃ち、鉛の矢(愛情を拒絶させる矢)でダプネーを射た。
このため、アポロンはダプネに愛情を抱いたが、ダプネはアポロンの愛を拒絶した。
*ダプネ=テッサリアの河神ペーネイオスの娘。

アポロンは彼女を奪おうと追いかけ続け、ダプネも必死に逃げ続けた。
追いつめたアポロンがダプネの腕に触れかけたとき、娘の苦痛を聞き入れたペーネイオスにより、ダプネは月桂樹に身を変じた。
失意のアポロンは「せめて私の聖樹になって欲しい」と頼むと、ダプネは枝を揺らしてうなずき、月桂樹の葉をアポロンの頭に落とした。
この故事により、デルポイのピューティア大祭で行われる競技の優勝者には、月桂冠が与えられることになった。


カッサンドラ
カッサンドラはトロイ王、プリアモスの娘である。
アポロンはカッサンドラの美貌に懸想し、求愛する。
自分の愛を受け入れれば「百発百中の予言能力」を授けるとカッサンドラーを誘惑する。
カッサンドラーはそれを受け入れ「予言能力」を手に入れるが、その瞬間「アポローンに弄ばれたあげく、捨てられる自分の運命」を予言してしまう。

カッサンドラはすぐさまアポロンの許を去る。
アポロンは怒り、「カッサンドラの予言は誰も信じない」という呪いを掛けた。
後に、ギリシア諸ポリスとトロイとの間でトロイ戦争が起きると、カッサンドラはトロイの悲劇的滅亡を予言し、父王プリアモスらに警告するが、誰もそれを信じなかった。
はたしてトロイは、カッサンドラの予言通り、ギリシアとの戦争に敗れ、滅亡した。


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